現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 日産「新型最上級SUV」発売へ! 430馬力超えの「スポーツモデル」発表 標準モデルの「アリア」からどう進化した?

ここから本文です

日産「新型最上級SUV」発売へ! 430馬力超えの「スポーツモデル」発表 標準モデルの「アリア」からどう進化した?

掲載 25
日産「新型最上級SUV」発売へ! 430馬力超えの「スポーツモデル」発表 標準モデルの「アリア」からどう進化した?

■電動車をけん引する日産ならではのチューンが施された

 2024年1月のカスタムカーイベント「東京オートサロン」で発表された日産 新型「アリアNISMO」。
 
 日産の電動車ラインナップの中でもフラッグシップと言える「アリア」に加わったNISMOは、標準モデルと比べてどのようなポイントが異なっているのでしょうか。ハイパフォーマンスに進化したその詳細を見ていきます。

【画像】超カッコイイ! これが「新型アリアNISMO」です!(73枚)

 通常、メーカーがラインナップするこうしたスポーツモデルとなると、エアロパーツをはじめとした外装パーツの変更がメインだと思ってしまう人も多いかもしれません。

 しかし、新型アリアNISMOはメーカーワークスチューンの電動車だからこそできたチューニングが施されているのが特徴で、その中でも驚かされるのが専用にチューニングされたパワーユニットです。

 ベースとなったノーマルのアリアに対し、最高出力をなんと約10%も向上させています。

 これにより、91kWhのバッテリー搭載グレード「B9」では320kW(435PS)、バッテリー容量66kWhの「B6」グレードでも270kW(367PS)という最高出力を実現しています。

 もちろん、ただ単純に最高出力を高めるだけではなく、レスポンスを最大限に高めてモーター駆動ならではのリニアな加速力をフルに発揮するチューニングが施されたことで、制御面でもハイパフォーマンスな電動車を味わえる仕様となっています。

 そして、NISMOとしては初めて日産の電動駆動4輪制御技術である「e-4ORCE」にチューニングが施されました。

「NISMO tuned e-4ORCE」と名付けられたそのメカニズムは、限界走行時において、より高いライントレース性を実現するものとなっています。

 主力ミディアムSUV「エクストレイル」などにも搭載された従来のe-4ORCEは、あらゆる路面において、ドライバーが安心して運転できるような緻密な制御が売りでしたが、そこに限界走行時の運転の楽しさも加わった形となります。

 また、日産だからこそ出来たポイントとしてはオプションで用意されている「EVサウンド」が挙げられます。

 これはFormula E マシンの高揚感を彷彿とさせるサウンドを再現するもので、そのほかにもFormula Eの知見やノウハウが生かされているのですが、これはFormula Eに参戦している日産だからこそできたチューニングと言えるでしょう。

 エクステリアは軽量かつ高剛性な専用の20インチアルミホイールとエアロパーツを装着。エアロパーツはダウンフォースはもちろん、EVとして大切な空気抵抗に関しても低減する工夫が施されているのです。

 足回りを中心にシャシーを構成する各部品にもNISMO専用チューニングが施されており、車両の安定性とステアリング操作時の回答性が高められ、軽快かつ滑らかな走りを実現しています。

「GT-R NISMO」や「フェアレディZ NISMO」など、ほかのNISMOモデルももちろん魅力的なのですが、今後主流になっていくであろう電動車のチューニングにおいても、自動車メーカーだからこそ実現できるパフォーマンス向上を行っているモデルが新型アリアNISMOなのです。

※ ※ ※

 新型アリアNISMOの正式発表は2024年春を予定しています。

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

シビックタイプRのエンジンをフォーミュラカーに移植したってさ 鈴鹿サーキットでテストしたマシンの正体
シビックタイプRのエンジンをフォーミュラカーに移植したってさ 鈴鹿サーキットでテストしたマシンの正体
ベストカーWeb
悔しいトラブルでトップから脱落……速さはあるSPOON リジカラ CIVIC!! スーパー耐久第6戦はどうなった!?
悔しいトラブルでトップから脱落……速さはあるSPOON リジカラ CIVIC!! スーパー耐久第6戦はどうなった!?
ベストカーWeb
ポールから完勝の太田「記録に残らず歯がゆい気持ちがあった」。坪井「油断したら何かが起きる」【第8戦決勝会見】
ポールから完勝の太田「記録に残らず歯がゆい気持ちがあった」。坪井「油断したら何かが起きる」【第8戦決勝会見】
AUTOSPORT web
衝撃の300万円で登場? ちょうどいいEV=[ヒョンデ インスター]は今度こそ日本車キラーになれるのか!?
衝撃の300万円で登場? ちょうどいいEV=[ヒョンデ インスター]は今度こそ日本車キラーになれるのか!?
ベストカーWeb
好調の金曜から一転、想定外の『1.3秒』とペースに苦戦。山本尚貴、ラスト1戦は「諦めないベストの走りをしたい」
好調の金曜から一転、想定外の『1.3秒』とペースに苦戦。山本尚貴、ラスト1戦は「諦めないベストの走りをしたい」
AUTOSPORT web
Jujuと可夢偉が2度の本気バトル。接触スレスレでレース後も白熱「“激”幅寄せをされた」「ちょっとどうなの?」
Jujuと可夢偉が2度の本気バトル。接触スレスレでレース後も白熱「“激”幅寄せをされた」「ちょっとどうなの?」
AUTOSPORT web
ポルシェ・タイカン 詳細データテスト 952psへ強化 進化したバッテリー 快適なアクティブサス
ポルシェ・タイカン 詳細データテスト 952psへ強化 進化したバッテリー 快適なアクティブサス
AUTOCAR JAPAN
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16戦鈴鹿は野中誠太が僅差で荒尾創大を下し今季4勝目
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16戦鈴鹿は野中誠太が僅差で荒尾創大を下し今季4勝目
AUTOSPORT web
20歳女子がスズキ「キャリィ」でデイラリー初参加! コ・ドライバーの父親と一緒に、奈落の底の絶望から奥の深いラリーを楽しみました
20歳女子がスズキ「キャリィ」でデイラリー初参加! コ・ドライバーの父親と一緒に、奈落の底の絶望から奥の深いラリーを楽しみました
Auto Messe Web
運命を分けた赤旗後の3分間とタイトル脱落。食い違う野尻智紀と太田格之進、決勝では異次元の速さ
運命を分けた赤旗後の3分間とタイトル脱落。食い違う野尻智紀と太田格之進、決勝では異次元の速さ
AUTOSPORT web
最新 BMW M5へ試乗 2024年へ再解釈されたスーパーサルーン! 727psのプラグインHV
最新 BMW M5へ試乗 2024年へ再解釈されたスーパーサルーン! 727psのプラグインHV
AUTOCAR JAPAN
波乱のレースでライバル圧倒、太田格之進が今季初優勝。王者争いは坪井翔と牧野任祐の一騎打ちに【第8戦決勝レポート】
波乱のレースでライバル圧倒、太田格之進が今季初優勝。王者争いは坪井翔と牧野任祐の一騎打ちに【第8戦決勝レポート】
AUTOSPORT web
2024年版 世界最高峰のハイパーカー 「速さ」の限界に挑む "夢" の超高性能車 10選
2024年版 世界最高峰のハイパーカー 「速さ」の限界に挑む "夢" の超高性能車 10選
AUTOCAR JAPAN
腐っていたフィアット「500L」をターボ化とボアアップでフルカスタム! 底突きするサスペンションを室内にセットした理由とは
腐っていたフィアット「500L」をターボ化とボアアップでフルカスタム! 底突きするサスペンションを室内にセットした理由とは
Auto Messe Web
悲願のスーパーフォーミュラ王座逃した牧野任祐、絶好調のチームメイトと対照的にまさかの苦戦。「何もできなかった」と悔しさあらわ
悲願のスーパーフォーミュラ王座逃した牧野任祐、絶好調のチームメイトと対照的にまさかの苦戦。「何もできなかった」と悔しさあらわ
motorsport.com 日本版
ワイド&ローな存在感! マセラティ・キャラミ デ・トマソ・ロンシャン(2) エキゾチックさで誘惑
ワイド&ローな存在感! マセラティ・キャラミ デ・トマソ・ロンシャン(2) エキゾチックさで誘惑
AUTOCAR JAPAN
「濃厚」イタリアン マセラティ・キャラミ デ・トマソ・ロンシャン(1) 異なる個性の似た2台
「濃厚」イタリアン マセラティ・キャラミ デ・トマソ・ロンシャン(1) 異なる個性の似た2台
AUTOCAR JAPAN
“最上級ジープ”の最新モデルが米国で登場! ジープ「グランドワゴニア」2025年モデルはどう変わった?
“最上級ジープ”の最新モデルが米国で登場! ジープ「グランドワゴニア」2025年モデルはどう変わった?
VAGUE

みんなのコメント

25件
  • jam********
    この車でサーキット走ると、どの位の距離走れるんだろう?
  • motorider
    (試乗した方に)e-POWERは運転して楽しいですか? 近くで(エンジン音?)聞こえてくる音は楽しくなさそうに聞こえるのでクルマに詳しく無い方に向いているのかな?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

659.0944.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

345.01140.0万円

中古車を検索
アリアの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

659.0944.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

345.01140.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村