ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン10の第5戦、東京E-Prixが3月30日に開催された。ジャガーTCSレーシングにとっては、このレースがチームにとって100戦目の記念すべき戦いだ。
クオリファイセッションでは、ジャガーTCSレーシングのニック・キャシディとミッチ・エバンスはグループAから出走した。キャシディはデュエルに進出したものの、テクニカル違反でファステストラップが抹消され、19番手スタートになった。いっぽうエバンスはグループステージで5位となり、トップ4入りを逃した。さらに、他車の走行を妨害したとしてペナルティを受け、3グリッド降格となり9番手スタート。
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決勝レースでは、19番グリッドからスタートしたキャシディが落ち着いたドライビングで順位を上げ、9位でフィニッシュした。その後、他車の失格により8位に昇格。エバンスは東京コースで苦戦し、オープニングラップで順位を落とした後、エネルギーを温存しながらレースを進めたが、接触事故でピットインを余儀なくされ、最終的に15位でレースを終えた。
この結果、ジャガーTCSレーシングはチームランキングで首位を守り、2位に17ポイント差をつけた。ドライバーズランキングではキャシディが2位、エバンスが6位に位置している。
JLRモータースポーツ担当マネージング・ディレクター兼ジャガーTCSレーシング・チーム・プリンシパルを務めるジェームズ・バークレーのコメント
「残念ながら、今日は厳しい1日となった。ニックが19番手スタートからポイント圏内の8位まで順位を上げた展開は印象的だ。ミッチは、9番手からジャンプアップするチャンスをうかがっていたが、運悪く後続マシンに追いつかれてしまった。東京はオーバーテイクがとても難しいコースで苦戦した。マシンのパフォーマンスを最適化できない厳しい日もあるが、今日の『I-TYPE6』がまさにそうでした」
ジャガーTCSレーシングドライバー、ミッチ・エバンス(#9)のコメント
「今日はチャレンジングなレースだった。東京のコースは、すべてのオーバーテイクにハイリスクがともなう。ポイント圏内でフィニッシュできるパフォーマンスはあっただけにそれが実現できなかったのは残念だ」
ジャガーTCSレーシングドライバー、ニック・キャシディ(#37)のコメント
「マシンは本当に速かったが、状況的にそれを生かすことはできなかった。レースでは最後尾からのスタートだったが、落ち着いて走ることができ、最終的にポイントも獲得できた。この好調をキープしたい」
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