富士スピードウェイで行なわれたスーパーフォーミュラ第7戦で、4番手フィニッシュを果たした佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)。彼が車両規定違反により失格となったことが公示された。
土日2レースフォーマットとなった今回の富士ラウンドで、金曜専有走行を首位発進した佐藤。土曜の第6戦は6番手スタートから7位とまずまずの結果となったが、日曜の第7戦は5番手スタートから表彰台争いにも絡み、4番手でフィニッシュした。
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今季ベストリザルトを手にしたかに見えた佐藤だが、レース中の接触で審議中となっていた。
それが、大嶋和也(docomo business ROOKIE)が1コーナー立ち上がりでストップし、セーフティカーが出されていた際の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)との接触。ピットアウトする佐藤と、本コースを走行しながら1コーナーに接近する牧野が交錯したが、そこで牧野のリヤと佐藤のフロントが接触した。
ピットレーン出口の第2セーフティカーラインを超えるタイミングでは佐藤が前にいたということもあり、牧野はその後一旦は佐藤にポジションを譲るが、その後抜き返して3位表彰台。佐藤はポジションを落としただけでなく、この接触により10秒のタイムペナルティを科されることになった。
佐藤は次のように説明した。
「1コーナーで牧野選手との接触でした。少し触ったという形ですが、事故現場だったということもあって厳しい裁定となり、10秒ペナルティを受けることになりました」
「セーフティカーラインで自分の方が前にいると思っていたので切り込んだのですが、牧野選手も同じように考えていたと思います。そこで交錯が起こりました」
しかし、17時35分にレース後再車検の結果が公示されると、再車検対象となっていた佐藤が不合格となったことが明らかとなった。
不合格となったのは車両重量。スーパーフォーミュラの車両最低重量は677kgに定められているが、決勝後車両検査報告書によると65号車の重量は674.0kg。つまり3kg足りないという結果が出た。
これにより、佐藤は第7戦の公式結果から除外……つまり失格となった。初日から好調の兆しを見せていたが、最後は踏んだり蹴ったりの幕切れとなってしまった。
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