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【やんちゃなトヨタ】“ヴェロッサ”はチェイサー/クレスタの後継として登場した熱血漢(その2)

掲載 更新 5
【やんちゃなトヨタ】“ヴェロッサ”はチェイサー/クレスタの後継として登場した熱血漢(その2)

保守的に思えるトヨタだが、じつはトヨタの歴史はチャレンジの歴史でもあった。時代の先を行き過ぎたクルマから、一体どうした? と首をかしげたくなるクルマまで、トヨタのチャレンジを改めて俯瞰してみる。第2回は「ヴェロッサ」だ。

車名はイタリア語で「真実+赤」
一見、トヨタのクルマとは思えない意表を突くイタリアン・デザインが話題となったのが、2001年7月に発表された高級セダンのヴェロッサだ。だが、その販売期間はわずか2年8カ月という短命に終わった、なんとも不思議なクルマだった。ヴェロッサという車名は、イタリア語の「Vero(真実)」と「Rosso(赤)」からの造語という。

【くるま問答】トヨタ2000GTのサイドにある四角い部分には、いったい何が入っているのか?

ヴェロッサは、マークII3兄弟がX110系に移行するに際して、チェイサー、クレスタの統合・後継車として登場した。パワートレインやサスペンションなど、中身はマークIIとほぼ同じ(ゆえに型式もJZX110/GX110でマークIIと同じ)だったが、その冒険心あふれるデザインが最大のアピールポイントとなった。

しかし、2004年4月に販売店であるビスタ店がネッツ店に統合されることになり、その成果が精査される前にあえなく販売中止になってしまった。後継車はなく、再びマークIIに統合されることになる。総生産台数は、約2万4000台。野心作でもあったゆえ、後継車があればどんなクルマになったのか、その成長ぶりを見てみたかったものだ。

ヴェロッサ20 主要諸元
●全長×全幅×全高:4705×1760×1450mm
●ホイールベース:2780mm
●重量:1380kg
●エンジン型式・種類:1G-FE・直6DOHC
●排気量:1988cc
●最高出力:160ps/6200rpm
●最大トルク:20.4kgm/4400rpm
●10・15モード燃費:11.8km/L
●燃料・タンク容量:レギュラー・70L
●トランスミッション:4速AT
●タイヤサイズ:205/55R16
●価格(当時):240万円~

[ アルバム : トヨタ ヴェロッサ はオリジナルサイトでご覧ください ]

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モーサイ

みんなのコメント

5件
  • 24000台しか売れてないのに、地元じゃ未だによく見かける。
    3000台しか売れてないスズキのキザシも地元じゃよく見かける。
    何故だろう?
  • CMは端から台数出すことなど眼中にないと言わんばかりの内容だった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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