「クルマ欲しい! できたら100万円以内で」とムシのいいことを考える時、「中古で探すにしても、さすがにスポーツカーはムリだよな……」と諦めるのは早い。実は100万円以内の中古車と相性抜群なカテゴリーなのだ!!
※本稿は2024年2月のものです
文/伊達軍曹、写真/ベストカー編集部、トヨタ、日産、ホンダ、マツダ
初出:『ベストカー』2024年3月10日号
V36スカイラインクーペにNCロードスター……ついに86も!! 100万円以内で最高の走りが楽しめる国産スポーツカー6選
■その「刺激成分」が格安車の粗を隠す
オープンスポーツという強烈な個性が、中古車の「アラ」を忘れさせてしまう
スポーティクーペまたは2シーターのオープンカーは、「総額100万円以下」という条件と相性がいい。なぜならば、クルマとしての特性の部分が強烈であるため、格安中古車特有の“粗”が、うまい具合にマスキングされるからである。
例えば上写真のNCこと3代目マツダ ロードスターのケースで考えてみよう。NCの中古車も総額200万円以上を投じれば、走行1万km台のビカビカなやつを入手できる。
だが総額90万円ぐらいで買えるのは7万kmほど走った十数年落ちの個体であるため、エンジンや足回りの調子が悪くなかったとしても、内装にはスレが目立ったり、ボディの塗装もややくすんでいるかもしれない。
しかし2Lエンジンに火を入れ、(今となっては)軽量なボディを疾走させ、さらにはルーフを開け、風と太陽の心地よさを感じながら走れば、内装のちょっとしたスレやボディのくすみのことなど完全に忘れてしまうものだ……とまでは言えないかもしれないが、まぁあまり気にならないものである。
そんなこと以上に「オープンスポーツで疾走する!」ということの快感が凄いため、欠点はマスキングされるのである。
そのほかの格安中古スポーティクーペにおいても話の基本は同一である。そのクルマのスポーティな個性が際立っていればいるほど、格安中古車ならではの欠点は見えにくく(感じにくく)なるのだろう。
■日産の流麗クーペも破格の100万円以内!!!
・日産 スカイラインクーペ(V36)
日産 スカイラインクーペ(V36)。前期型の5ATモデルが特にお手頃だ
先代日産スカイラインをベースとする、3.7L・V6エンジン搭載の2ドアクーペ。スポーティにも実用的にも使える好バランスな選択肢で、総額90万円前後でまずまず悪くない1台が容易に見つかる。
・実用度:★★★★☆
・維持容易度:★★★★☆
・デザイン性:★★★★☆
・走行快感度:★★★★☆
・中古車の注目相場:総額80万~100万円
・日産 フェアレディZ(Z33)
日産 フェアレディZ(Z33)ATはお手頃だがMTの相場は高め
2002年に登場した流麗なるファストバッククーペ。搭載エンジンは最高出力280~294psの3.5L・V6。最安値は総額40万円台だが、まずまず安心して維持できそうなのは総額60万円~か。
・実用度:★★★☆☆
・維持容易度:★★★☆☆
・デザイン性:★★★★★
・走行快感度:★★★★☆
・中古車の注目相場:総額60万~100万円
[usedcar-search brand_cd="1015" body_cd="1" car_cd="10151006" keyword="フェアレディZ" limit=30]
■オープンカーも100万円以内!
・マツダ ロードスター(NC)
マツダ ロードスター(NC)2Lを積んでいるだけに余裕もあり、今見ると非常に魅力的な1台
登場時は「肥大化した」とも言われたが、今となっては可憐なサイズ感のオープン2シーター。流通の中心は総額120万円~だが、総額90万円前後でも走行5万km台のVSを検討可能。ただしMT車は高めだ。
・実用度:★★☆☆☆
・維持容易度:★★★★☆
・デザイン性:★★★★☆
・走行快感度:★★★★★
・中古車の注目相場:総額80万~100万円
[usedcar-search brand_cd="1025" body_cd="4" car_cd="10251020" keyword="ロードスター" limit=30]
・トヨタ MR-S
トヨタ MR-S。MRの国産スポーツが珍しい存在なだけにドカンと相場が上がっても不思議ではないのだが、未だに100万円内で狙える
前身である2代目MR2とは異なり、程よいパワーの1.8L直4を搭載するライトな2シーターオープン。近頃は相場が上昇気味だが、それでも総額90万円前後でまずまずのノーマル車が流通中。
・実用度:★★☆☆☆
・維持容易度:★★★★☆
・デザイン性:★★★☆☆
・走行快感度:★★★★☆
・中古車の注目相場:総額80万~100万円
■比較的新しくてお手頃な2台!!
・トヨタ 86
トヨタ86。スポーツカーとしては多くの台数が販売されたことや年式が新しいこともありタマ数も豊富
言わずと知れたFRレイアウトの軽量スポーツ。マイナーチェンジを受けた後期型のMT車は総額150万円~だが、前期型なら余裕。
・実用度:★★★☆☆
・維持容易度:★★★★☆
・デザイン性:★★★☆☆
・走行快感度:★★★★☆
・中古車の注目相場:総額90万~100万円
[usedcar-search brand_cd="1010" body_cd="1" car_cd="10101074" keyword="86" limit=30]
・ホンダ CR-Z
ホンダ CR-Z ホンダの「走り」のスピリットは味わえるうえに維持費が安いので若い人におススメ
1.5L・i-VTECをベースとするハイブリッドシステムを採用した2+2スポーツ。二度目のマイナーチェンジを受けた後期型は総額130万円~だが、最初のマイチェンを経た2013~2015年式は総額80万円前後でイケる。
・実用度:★★★☆☆
・維持容易度:★★★★☆
・デザイン性:★★★☆☆
・走行快感度:★★★☆☆
・中古車の注目相場:総額80万~100万円
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