現行モデルの登場以来5年目となった今年に入ってから、若干の失速感は否めないが、ハイブリッドカーのパイオニアであるトヨタ「プリウス」の人気はつねに登録車の月間販売台数ランキングベスト10をキープするなど堅調だ。
しかし、1997年に初代モデルが登場したプリウスがたどった四世代、23年間の軌跡は決して平坦なものではなかった。
【渾身SCOOP!!エボリューション新時代】これから生まれるスペシャルマシンとは?
当記事ではプリウスの歴史を振り返り、プリウスというクルマが残した功罪も考察していく。
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そう考えると、『プリウス』以前のほぼすべての車は、“内燃機関”を基軸に、様々な形に車の容姿を変え、さらに特別な性能を与えたにすぎないのに比べ、“ハイブリッド”という自動車有史以来の画期的な発明を用い、しかもそれを量産した『プリウス』という新星の登場は、その評価軸の土俵自体が全く違うとも言えるものなのだ!