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ザウバーF1、アウディワークス化を背景に来季ドライバー市場でも強気の姿勢?「我々は傍観者ではなくプレイヤーになった」

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ザウバーF1、アウディワークス化を背景に来季ドライバー市場でも強気の姿勢?「我々は傍観者ではなくプレイヤーになった」

 アウディはザウバーを買収し、新レギュレーションが導入される2026年からF1へ参戦する。マシン開発が本格化する2025年以降に向けてカギを握るドライバー市場が活発化する中で、ザウバーはその中での“プレイヤー”になったとアレッサンドロ・アルンニ・ブラビ代表は考えている。

 レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは中国GPを前に、2024年限りでフェラーリを離れることが決定済みのカルロス・サインツJr.にアウディが提示した“有利な”オファーには対抗できないと明かしたことで、アウディのドライバー市場における影響力に注目が集まっている。

■レッドブルF1、サインツJr.獲得は難しい?「カルロスはアウディから非常に有利なオファーがある」と重鎮マルコ明かす

 アウディ傘下となったザウバーは2025年以降のドライバーラインナップを確定させていないとアルンニ・ブラビ代表は言う一方で、ドライバー市場でチームが単なる“片棒担ぎ”にはならないと明言した。

 そしてアウディのサインツJr.獲得の動きについて、ザウバーがドライバー市場において過去よりもより強力な立場にあると語った。

「来年の契約が決まっていないドライバーは14人いて、他チーム同様、様々なドライバーと話をしている」とアルンニ・ブラビ代表は語った。

「今は決断を下す時ではない。ドライバーたちにパフォーマンスを発揮するマシンを提供する時だ」

「しかし、アウディの発表とチーム改善のために行なわれる全ての投資のおかげで、我々が今後のドライバー市場においてこれまでとは異なる役を務めることができそうなのは嬉しく思っている」

「チームにとって良いニュースなのだとすれば、それはつまり自分たちが魅力的だということだと思う。我々は傍観者ではない。我々は市場のプレイヤーなのだ」

 またアルンニ・ブラビ代表は、サインツJr.との交渉について具体的な言及を避け、何が起きているのか、あるいは何が起きていないのかを他人が語るのは、最良の取引条件を引き出すための“ゲーム”の一部だと説明した。

「その場で議論されている可能性があることを話したり、公表したりするのは適切なことではない」とアルンニ・ブラビ代表は語った。

「他のチームがドライバーに何を提示し、ドライバーと何を話し合っているのか、本当のところ誰も知らない。他者によって行なわれるゲームに加わるつもりはない」

 そして今はドライバー市場よりも、ポイントを獲得できる位置にチームを押し上げることができるよう、パフォーマンス向上に主眼を置いているとアルンニ・ブラビ代表は語った。

「どのドライバーも、状況を理解するために多くのチームと話をして、プロジェクトについて共通のビジョンがあるかどうかを理解しようとしている。特に2026年に向けて完全な変化を遂げる過程にいる我々のようなチームに関してはね」

「しかし我々は自分たちのドライバーに集中しているし、自分たちのドライバーをリスペクトしている。チームとしてより良いパフォーマンスを発揮する必要があることは分かっている。そして、これは将来のドライバーラインアップを決定するための第一歩なのだ」

「パフォーマンスを強化する必要がある。これまではポイントを獲得することができなかった。チームの主な目標であり優先事項は、ポイントを獲得し始めること、そしてドライバー市場にアプローチすることだと思う」

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