ジープ、75周年記念モデルを全車に設定

米FCAは、ジープブランドが1941年の創業から75周年を迎えることを記念し、ジープ全車にアニバーサリーモデルを設定し、2016年第一四半期に発売すると発表した。

ジープの誕生は、1940年にアメリカ軍が自動車メーカー各社に、当時軍に使用されていたT型フォードの改造車およびオートバイに代わる偵察車両の開発を呼びかけたことに端を発する。この呼びかけに対しジープの前身であるウイリス・オーバーランドと、アメリカン・バンタン・カー・マニュファクチャリング・カンパニーの2社が意欲を示し、これにフォードも加わり、3社がプロトタイプ車両を製作。結果、ウイルス・オーバーランドの「ウイリス・クアッド」がメインの車両に選ばれた。ウイリス・クアッドは、MA型として納入され、後にMB型へと発展した。これがジープの起源となる。

今回設定されるアニバーサリーモデルは、すべてグリーン系の色（色味はモデルにより異なる）にペイントされ、これにブロンズ色のホイールやブロンズおよびオレンジのアクセサリーカラーがあしらわれる。

インテリアは「75th Anniversary」のロゴがエンボス加工されたシート表皮、またはオンブルメッシュ・ファブリックのシート表皮が与えられる。このほかモデルにより特別な仕様・装備が与えられる。