■次期型FJクルーザー? トヨタ「FT-4X」とは
世界各地で開かれる「モーターショー」などクルマのイベントでは、様々な“コンセプトカー”が発表され人々を賑わせます。
【画像】こんな“次期型”「FJクルーザー」もアリ? トヨタ「FT-4X」を画像で見る(96枚)
そんなクルマたちの1台が、2017年のニューヨーク国際自動車ショーで発表されたトヨタ「FT-4X」です。このクルマは当時、“次期型FJクルーザー”と呼ばれ話題になりました。
FJクルーザーは2003年のデトロイトモーターショーで発表され、2006年に北米で発売を開始した本格派SUV。当初販売予定がなかった日本でも要望が集まり、2010年11月から2018年1月まで販売されていました。
FJクルーザーは、その個性的なデザインや本格4WD車としての高い走行性能により、人気を博しましたが、日本や北米では販売を終了。オークションなどで、比較的高値がつけられるなど販売終了後もその人気は衰えていないように見えます
一方、一部の海外市場では、日本や北米での販売終了後も、新車販売が継続されていますが、直近ではサウジアラビアでトヨタの正規販売代理店を務める「アブドゥル・ラティフ・ジャミール・モーターズ」によって、FJクルーザーの同市場向け車両の生産終了が2022年12月であると明かされるなど、完全終了に向けた動きがみられます。
そんなFJクルーザーの後継機であると当時話題になったのが、コンセプトカーFT-4Xです。
このクルマは、アウトドアシーンを中心にクルマの新しいあり方を提案する小型SUVベースのデザインコンセプトとして、2017年のニューヨーク国際自動車ショーに登場。
米国のデザイン拠点「Calty Design Research, Inc.」が手がけた車両で、米国において、「手軽さ」や「カジュアルさ」を好み、思い立ったらすぐにアウトドアに出かけたい都市部在住の「ミレニアル世代」(当時の30代半ばまでの若者世代)をターゲットに想定して企画されたクルマです。
ボディサイズは、全長4249mm×全幅1821mm×全高1623mmと、現在販売されているクルマで言えば「ヤリスクロス」よりやや大きいサイズ感です。
ちなみにFJクルーザーは全長4635mm×全幅1905mm×全高1840mm(日本仕様)なので、比較するとFT-4Xはかなりコンパクトなことがわかります。
トヨタによればFT-4Xのデザインテーマは「Rugged Charm(頑丈で魅力的)」。
エクステリアは、「X(エックス)」をモチーフにした特徴的なスタイリングとしつつ、グリルは水平基調を採用し、「ランドクルーザー」などに代表されるトヨタの伝統的なSUVデザインも踏襲しています。
インテリアでは、取り外し可能で外でも使えるオーディオやルームライト、飲料用ボトルとして使えるドアハンドル、センターコンソールに収納して普段はアームレストとして機能する寝袋など、アウトドアシーンで役立つユニークな装備やデザインを数多く採用することで、いつ・どんな場所からでもアウトドアに出かけて、活躍できるクルマが目指されています。
また、横開きと縦開きをお切り替えられるバックドアや、思い出記録用のサイドミラーに設置された小型カメラなども装備され、現代でも欲しい工夫に溢れた機能が満載です。
さらに、トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)のプラットフォームを採用し、優れた4WD性能を発揮することで、走る楽しさやタフユース性能も備えます。
Calty Design Research, Inc.の社長を務めるケビン・ハンター氏は当時、このクルマについて以下のようにコメントしていました。
「今回、私たちは、クロスオーバー車が都市部や郊外でのアウトドアシーンに付加できる楽しさや新たな価値を追求しました。
FT-4Xは、スタイリングと機能が融合したクルマであり、思いやりと魅力にあふれた装備を通じて、アウトドアでの楽しさと利便性を提供することができるクルマです」
また、同社のスタジオ・チーフ・デザイナーのイアン・カルタビアーノ氏も以下のようにコメントしていました。
「デジタルなインターフェースが多用される現代でも、メカニカルなデザインや機能の満足感は重要だと考えており、FT-4Xのデザインや装備の多くはその考えをもとに企画ました」
※ ※ ※
FT-4Xの特徴的な外観は、確かにFJクルーザーと通ずる特徴も多く当時「FJクルーザーの後継機」と言われたのもうなずけます。
ですが、FT-4X発表の4年後の2021年にトヨタが行った「バッテリーEV戦略に関する説明会」で登場した「コンパクトクルーザーEV」も同様の特徴を多く持ち、こちらもFJクルーザーの後継機と話題です。
実際、FT-4XとコンパクトクルーザーEV、そして将来登場するかもしれないFJクルーザーの次期型にどのような関係があるのか、今後これらが実際に販売されるのかなどは公式には語られていませんが、魅力的なクルマたちだけあって期待を抱いてしまいます。
今年2023年、東京モータショーはJAPAN MOBILITY SHOW 2023と名前を変え、2023年10月26日から11月5日まで開催される予定です。同展示会にどのようなクルマが登場するのか、注目です。
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