この記事をまとめると
■日本はもちろん世界中でトヨタ・ランドクルーザーは大人気な1台だ
新車価格を大幅に超えていたランクル300の中古価格が下落! ロシア市場からの「日本メーカー」撤退が影響の可能性
■現在中古市場で販売されている40系~300系までの相場をチェックした
■総合的に見ると100系が1番コストパフォーマンスに優れていると言えそうだ
大人気なランドクルーザー主要モデルの中古相場をチェック!
ランドクルーザーといえば、日本が世界に誇るオフロードモデルであり、日本はもとより海外での評価が高いモデルなのはご存じのとおり。現行型となる300系は年単位の長納期となり、中古車価格が爆上がりしているほどだ。
そこで今回は、そんな歴代ランドクルーザーを狙うとしたらどのくらいの予算が必要なのか、中古車情報をチェックしてまとめてみたい。なお、あまりに古いモデルは市場が形成されていないため、40系から見てみることにした。
40系
1960年に20系のあとを受けて登場した40系は、1984年まで生産が続けられたロングセラーモデルであり、1979年に大幅改良を受ける以前のモデルはビンテージモデルとしてとくに市場での価値が高くなっている。
その特徴的なフロントマスクも40系のアイコンとなっており、トヨタ自ら「FJクルーザー」というこのFJ40系のフロントマスクを模したデザインを纏ったモデルをリリースしたほどだ。
そんな40系の中古車は、やはり年式が古いこともあって台数は少なめ。とくに大幅改良前のモデルは希少で、400~500万円前後のものも珍しくない。一方の改良後のモデルはそれよりは安価であるものの、やはり300万円前後の予算は最低でも見ておきたいところだ。
60系
本格的なオフローダーとして生まれたヘビーデューティモデルに対して、乗用モデルのライトデューティモデルとして1980年に追加されたのが60系と呼ばれるモデルだ。
そのため、ジープスタイルだったエクステリアはステーションワゴン風のスリークなものとなり、インテリアも鉄板むき出しな無骨なものではなく、乗用車ライクなフルトリム仕様も設定されている。
中古車としては40系よりも台数は豊富となっているが、価格は過走行車両の一部が200万円台の価格となっているほかは300万円中盤から400万円台が中心。専門店でしっかり手が入れられた個体では500万円を超えるものも珍しくない。
70系
40系の後を継いで登場したヘビーデューティモデルが70系となり、1984年から2004年まで販売された後、2014年には発売30周年を記念して期間限定で復活もしたモデルとなっている。
1985年には70系のライトデューティー系モデルとして「ランドクルーザーワゴン」が登場するが、これは現在のランドクルーザープラドの源流となるモデルとなっていた。
70系ランドクルーザーの中古車は、再販前のモデルでは150万円前後と比較的リーズナブルな価格帯で購入できるものが存在している一方で、こちらもキチンと手が入っているものは300万円台後半というプライスとなっている。
再販後のものに関しては300万円後半から低走行のものは500万円台と高値安定となっているが、再販モデルは5速MT仕様しか存在しない点には注意したいところ。
80系
乗用を強く意識した60系の後継車種として1989年に登場したのが80系と言われるモデル。相変わらずラダーフレームと前後リジッドアクスルという構成は不変ながら、サスペンションがリーフスプリングからコイルスプリングになったことで、大幅に乗り心地が改良されたのがトピック。
ボディも北米やオーストラリアといった海外市場での商品力を強化するためにひとまわり大型化され、丸みを帯びたスタイルとなった点が特徴となっている。
80系のランクルは150万円を切る比較的安価な車両がある一方で、高額車両はやはり500万円に迫るものも存在しているのは他モデルと同様。すでに25年以上が経過したモデルだけに、車両状態と価格は比例していると考えるのが良いだろう。
プレミアム路線になったランドクルーザーも人気が高い
100系
タフで無骨なオフローダーというキャラクターから徐々にプレミアム路線へと舵を切ってきたランクルが、明らかに高級車のテリトリーに入ってきたと言えるのが、この100系であることは間違いないだろう。
シャシーこそ伝統のラダーフレームを踏襲するが、フロントにはダブルウイッシュボーン式のサスペンションを採用し、ステアリングもボール・ナット式からラック&ピニオン式になるなど、快適性が大幅に向上している。
デビューからおよそ1年後の1998年12月には、最上級グレードとして「シグナス」が追加されているが、これは海外でレクサスLXとして販売されているモデルの国内版となっていた。
100系の中古車は、一時期よりも高値となりつつあるが、まだまだ買いやすい価格のものも多く存在し、安いものでは100万円を切るものもわずかながら存在する。
高額車両は500万円を超えるものもあるが、平均価格は200万円台中盤となっており、装備と価格のバランスが取れたランドクルーザーと言えそうだ。
200系
つい先日まで販売されていたということもあり、古さを感じさせない200系だが、登場は2007年と比較的古く、先進安全装備の「Toyota Safety Sense」が装備されたのは2015年8月のマイナーチェンジ後の後期型である点は注意したいところ。
フロントマスクも上記のマイナーチェンジで現行型に似たデザインとなり、大幅に近代化がなされているため、狙うなら後期型と言いたいところだが、後期型は500万円を切る中古車がほとんどないどころか、新車価格を上まわるものも存在している点が悩ましい。
一方、前期型であれば250万円前後から見つけることができるため、そこまで先進安全装備やルックスに強いこだわりがなければ前期型がオススメと言えるかもしれない。
300系
伝統のラダーフレーム構造は継続しつつも、エンジンからプラットフォームまでTNGAに基づくものに刷新され、大幅に進化を果たした300系だが、発表前の時点ですでに予約が殺到し年単位の待ちが発生するという事態となった。
その後、納期5年とも言われる状況に陥ったことから、2022年7月に受注停止となり、現在も停止状態が続いている異常事態となっており、それに乗じて中古車価格はプレミア価格となってしまっている。
現在は一時期ほどではないものの、いまでも新車価格の倍近い1500万円前後の中古車も多く、1000万円を切るものはほぼない状況となっており、中古車で購入するという選択肢はまったくオススメできない状況は変わっていない。
このように長い歴史を誇るランドクルーザーは、どの世代のモデルでも安定した人気を誇っており、極端に不人気で安く狙うことができるものはないというのが正直なところ。そのなかでも古いモデルに関しては、専門知識があるところで購入するのが安心だろう。
また、100系までのディーゼルモデルに関しては、NOx・PM法の絡みで現在首都圏では登録できない(排出ガス試験をパスすれば登録できるが多額の費用が必要)ため、こちらも注意が必要だ。
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