上限はないの?バイクの大きさに関する基準
バイクの魅力を判断する際の基準のひとつに、大きさがあります。特に、ハーレーに代表されるアメリカン、クルーザーと呼ばれる種類のバイクに乗っている人の間で重視されやすい傾向にあります。
大きいバイクに乗りたい、と思う人は一定数いるはずですが、極端に大きいバイクはなかなか目にしたことがありません。では、バイクの大きさに関する何らかの基準は定められているのでしょうか。
バイク等、自動車の構造や保安基準、検査登録について管轄する法律は、道路運送車両法。そしてその道路運送車両法第3条には、
「この法律に規定する普通自動車、小型自動車、軽自動車、大型特殊自動車及び小型特殊自動車の別は、自動車の大きさ及び構造並びに原動機の種類及び総排気量又は定格出力を基準として国土交通省令で定める」
と書かれています。国土交通省の公開する情報によると、道路運送車両法によって定められるバイクの種類は、「第一種原動機付自転車」「第二種原動機付自転車」「二輪の軽自動車」「二輪の小型自動車」の4種類。それぞれに大きさや排気量の基準が定められています。
まず、白く小さいナンバープレートで知られる第一種原動機付自転車、通称原付一種については、排気量50cc以下、大きさは長さ2.5m以下、幅1.3m以下、高さ2.0m以下と定められています。
次に、ピンク色のナンバープレートで知られる第二種原動機付自転車、通称原付二種については、排気量は50ccを超えて125cc以下、大きさは原付一種と変わらず長さ2.5m以下、幅1.3m以下、高さ2.0m以下と定められています。
また、白く比較的大きいナンバープレートで知られる軽二輪については、排気量は125ccを超えて250cc以下、大きさは原付一種、原付二種と変わらず長さ2.5m以下、幅1.3m以下、高さ2.0m以下と定められています。
最後に、緑色に縁取られたナンバープレートで知られる二輪の小型自動車、通称小型二輪については、排気量は250ccを超えると定められていますが、大きさについては特に定められていません。
そのため、二輪の小型自動車の場合は全長等の制約に縛られず、自由な大きさで作ることが可能です。また、四輪の小型自動車の場合は2000cc以下という排気量の上限がありますが、二輪の場合には排気量の上限がありません。
例えば、非常に大きな車格とそれによる安定した走りが特徴のホンダ「Gold Wing Tour」の全長は2615mmとなっており、原付や軽二輪の規格をわずかに超えます。
※ ※ ※
ちなみに、原付や軽二輪の場合は、排気量や大きさの基準のどちらかを少しでも超えると上位の区分に分類されます。
例えば排気量が51ccの場合は原付二種となり、大きさの長さ2.5m以下、幅1.3m以下、高さ2.0m以下という基準をオーバーすれば二輪の小型自動車となります。つまり、理論上は排気量が50ccだとしても、ゴールドウイング並の車格があれば二輪の小型自動車となり、車検が必要になることに。
しかし50ccのエンジンで大きな車体を動かすことは難しく、メリットも考えられません。一般的な原付、例えばホンダ「ダンク」の全長は1675mmであり、原付の中でも全長が長いホンダ「マグナ50」でも1960mmであることを考えると、そうしたケースは実際にはほとんど見られないでしょう。
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