ホンダがN-BOXに続きN-WGNを2019年7月に市場へ投入。ホンダは軽、コンパクトで躍進を狙うのだが、4輪の利益率の低さも問題となっている。
しかしホンダには隠し球とも言うべくフィット、そしてN-ONEなどが控えているという。
【ベストカー8月26日号注目記事】自動ブレーキ実地テスト 本当に止まれるのか!?
ベストカースクープ班によればこれらのクルマはなかなか楽しそうだ。2020年までにデビューするホンダの軽/コンパクトスクープ情報をお届けします。
文/CG:ベストカー編集部
ベストカー2019年7月26日号
■より利益率の高い商品ラインナップがホンダには必要
ホンダは今まさに変革の岐路に立っているといっても過言ではない。
2018年度の決算を見る限り、グローバルでの販売台数は2.4%増加し、売り上げ高は3.4%増の15兆8886億円で日産を抜いて国内メーカー第2位となった。
東京モーターショーでのお披露目が決定的となった新型フィット。2モーターハイブリッドはどのような走りを見せるだろうか(画像はベストカー予想CG)
しかし一方で、この利益の多くはアジア域での2輪販売の好調によるものが大きなウェイトを占めており、4輪での利益率の低さが露呈している。
そう、今のホンダ4輪車については『薄利多売』体質となっているのであった。それは裏を返せば、利益率の低い車種、すなわち軽自動車が販売の中心となっていることを如実に表わしているということ。
もちろん、それが悪いということではないが、利益率の高い商品ラインナップの構築が急務であろう。
2019年5月8日に開催された決算報告記者会見に伴って、八郷隆弘社長は今後の事業展開についての計画を発表した。
ここでのトピックスは、10月24日より開催される東京モーターショーで新型フィットをワールドプレミアすることを明言するとともに、これまでBCスクープ班がつかみ、情報をお伝えしてきたとおり、ハイブリッドは現在のi-DCDをやめて2モーターを使ったi-MMDを採用することが明らかにされたことだ。
現在i-MMDは2Lエンジンとの組み合わせによるものがアコード、ステップワゴン、オデッセイ、CR-Vに搭載され、1.5Lエンジンとの組み合わせによるものがインサイトに搭載されている。
フリードについても新型フィットと同様のi-MMDを装備するとされている(画像はベストカー予想CG)
さらに1.5L i-MMDをベースにしたプラグインハイブリッドモデルのクラリティがある。
新型フィットに搭載されるシステムは、さらにコンパクトカーにマッチさせた新開発システムとなる。また、このi-MMDは今後ホンダのモデルラインナップ全体に搭載を拡大していくということも明らかにされた。
■N-ONEとN-BOX スラッシュも新型が控えているぞ!!
ホンダの車種ラインナップはグローバルモデルを軸としながら、日本、米国、欧州、アジアなど地域専用モデルの展開で構成されている。
ここで言うグローバルモデルとはシビック、アコード、CR-V、フィット、ヴェゼルの5車種。
Nシリーズの元祖ともいえるN-ONEも新型がデビューする。2020年夏ごろの予定だ(画像はベストカー予想CG)
これに対して日本の軽自動車Nシリーズやステップワゴンなどは地域専用モデルという位置付けとなる。
このグローバルモデルは販売エリアごとに細かくグレード構成や装着される装備がカスタマイズされており、結果的に1モデルに対する派生グレードの数が膨大になり、生産効率、開発効率が低下していることが4輪の利益率を圧迫する一要因となっていることは否めない。
今後の方針として八郷社長は、グローバルモデルの派生グレードを集約し、モデルを削減する一方、地域専用モデルをよりそれぞれのエリアに特化させたモデルに集約し、競争力を高めることを掲げた。
日本国内に目を向ければ、やはり販売台数の大きな軽自動車、つまりNシリーズの商品ラインナップ拡充が当面の大きな課題となる。
N-BOXスラッシュもいよいよモデルチェンジ。次期型はSUVテイストのクルマになりそうだ(画像はベストカー予想CG)
現在のNシリーズはN-BOXがいち早く2代目へと進化しており、この基本プラットフォームをベースにモデル展開をしていくこととなる。
N-WGNが2019年7月にデビューしたが、2020年夏にはN-ONEがモデルチェンジをし、N-BOXスラッシュも次期型が計画されている。
国内での新型車投入計画としては、まずはNシリーズの2世代目へのモデルチェンジが最優先として進められることとなる。
■ホンダeは2020年発売に向けてヨーロッパでの予約が進む
ホンダeはすでにヨーロッパで予約が始まっており、スケジュールとしては2019年下旬に生産開始、そして2020年春頃に納車が始まるという。
価格については英国では3万ポンド(約435万円)となっており、日本でも400万円を超える価格になることは想像に易い。
まさかほぼコンセプトモデルのまま登場するとは思っていなかったがこのまま登場する。ホンダらしいデザインと走りで高額設定ながら人気は出るだろうか
航続距離は200kmではあるが、シティコミュータとしての役割を考えればそこまで問題はない。
とはいえここまでの価格、そして航続距離を考えれば決して「環境にやさしい実用性の高いクルマ」というカテゴリーではない。
車内の詳細も見えてきた。ツインモニターを標準装備し車両の設定と、ナビ画面などが分割表示されるようだ
そこに400万円超の価値があるか、というのは消費者の判断によるところ。ホンダらしいデザインに加えて、走りの楽しさなど唯一無二のよさがあれば間違いなくヒットすることだろう。
そして新世代のスポーツカーを標榜するタイプRもきっと登場するはずだ。
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