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マツダの販売現場は変わるのか 関東マツダ、新本社お披露目 東京の発信拠点に

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マツダの販売現場は変わるのか 関東マツダ、新本社お披露目 東京の発信拠点に

もくじ

ー 「約40%が輸入車も検討」
ー 引き算の美学
ー 新世代マツダ 販売現場はどう変わる?
ー 関東マツダ 山口滋己 代表取締役社長に訊く

『関東マツダ、新本社お披露目』すべての画像をみる

「約40%が輸入車も検討」

東京、神奈川、埼玉、群馬の関東地方4都県をカバーするマツダ・ディーラーである関東マツダの本社および板橋本店が竣工し、8月3日のオープンに先駆けて報道陣に初披露された。

地上8階建てとなる新本社社屋は、1階から5階までを「関東マツダ板橋本店」とし、6階から8階に本社部門が入居する構成となっており、今回はショールームとして使われる部分が公開された形となる。今後はディーラーとしての機能のほか、大阪にあるブランド発信拠点である「マツダブランドスペース大阪」のように、ユーザーとマツダのつくり手が対話をする場として開発陣を招いたトークショーなどを実施していく予定とのことだ。

今回のお披露目会には、マツダ株式会社の常務執行役員である福原和幸氏と株式会社関東マツダの山口滋己社長が登壇し、「首都圏のユーザーは購入検討者の約40%が輸入車も検討しており、首都圏からの情報発信は不可欠。しかしマツダは東京にショールームを持っていないので、板橋本店をブランド発信の中心としたい(福原氏)」、「マツダらしい顧客体験の決め手となるのは、関東マツダの社員育成が鍵となる(山口氏)」と今後のビジョンを語っていた。

引き算の美学

今回のリニューアルに当たっては、すでにリニューアルオープンしている関東マツダ高田馬場店に引き続き、マツダのデザイン本部監修の下、高田馬場店も手掛けた建築家の谷尻誠氏と吉田愛氏がデザインを担当。第7世代のマツダ車にも採用されているデザインフィソロフィーでもある「引き算の美学」を踏襲するものとなっている。

屏風のような独特な外観は、光を取り込みつつもプライバシーが守られるように考えられて作られたものであり、2階ショールームに置かれる椅子やテーブルも多くのアイテムの中から “マツダらしさ” にマッチするように厳選されたものが使われている。また、展示される車両は台数から配置場所までマツダのデザイン本部によるもので、CAD(コンピュータ支援設計)を用いて最適化されており、「デザイナーとしては動かしてもらいたくない」というほどこだわり抜いたものとなっている。

さらに3階には同社初となる施設も用意された。

新世代マツダ 販売現場はどう変わる?

3階には関東マツダとしては初となる納車ラウンジを用意。これから納車される新車と、これまで乗ってきた愛車を並べられるようになっており、納車後にはユーザーの写真を用いたフォトブックの作成も予定しているとのこと。今後は板橋本店で納車を希望するユーザーが現れるかもしれない。

そして4階は車検の実施も可能なサービス工場となり、空調も完備。エンジンオイルは規定量のみ吐出されるノズル式となり、廃油もチューブを使ってそのまま排出されるシステムが採用されるなど、当然ながら最新鋭の整備システムが導入されており、ユーザーのみならず働くメカニックに対しても良い環境が構築されていた。

関東マツダ 山口滋己 代表取締役社長に訊く

最後に短い時間ではあるが関東マツダの山口社長にお話を伺う機会に恵まれたので、新世代マツダのユーザーとの接し方について質問をぶつけてみた。

「いくら店舗や車両が新しくなったとしてもお客様と直接接するのは人です。ですから、スタッフをコマのように扱うのではなく、一人の人間としてしっかり育成していくことが大切だと考えています。例えば担当者が不在のときにお客様が来店したとしても、店舗スタッフ全員がチームとして接客できるようにしていきたい。それには今のような個人の評価システムだけではなく、店舗全体、チームとして評価するような方法が必要なのかもしれません。店舗がその地域の一番愛される店舗になれるように努力していきたいと考えています」

実はプライベートで関東マツダのユーザーのひとりでもある筆者は、幸いにも担当者にも恵まれ、素晴らしいカーライフのお手伝いをしていただいているが、店舗やスタッフによっては異なる印象を持つユーザーも少なくない。すでにクルマの評価は高いマツダだけに、人材育成にも力を入れていきたいということなのだろう。

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