デザイン一新、装備も充実化した新A3
ドイツの自動車メーカーであるアウディは、コンパクトモデル「A3」の改良新型の欧州向け価格を発表した。ドイツではA3スポーツバックで3万5650ユーロ(約585万円)から販売されている。
【画像】「小さな高級車」がスポーティに進化! 装備も充実化。【改良新型アウディA3スポーツバック/A3セダンを写真で見る】 全20枚
英国でも右ハンドル仕様の受注が開始されており、A3スポーツバックで3万2035ポンド(約615万円)から、A3セダンでは3万2600ポンド(約625万円)からとなる。
改良新型A3には、LEDヘッドライト、電動スポーツシート、10.1インチのタッチスクリーン・インフォテインメント・システム、スマートフォンのワイヤレス充電器、音声コマンド機能が標準装備される。
その他、アウディのデジタルコックピット、前後パーキングセンサー、シートヒーター、3ゾーン・クライメートコントロールといった装備が初めて標準化された。
中間グレードの「Sライン」には、18インチホイール、アンビエントライト、フラットボトムのスポーツ・ステアリングホイール、Sライン専用デザイン、スポーツサスペンションが装備される。
「ブラック・エディション」には、19インチホイール、ファブリックのインテリアトリム、ブラックのエクステリアスタイリング・パックが追加される。
英国仕様では当初、1.5L 4気筒マイルドハイブリッド・ガソリンエンジンのA3 35 TFSIと、2.0L 4気筒ディーゼルのA3 35 TDIの2種類のパワートレインが用意されている。いずれも、最高出力150psと従来から変更はない。
今年後半には、改良型プラグインハイブリッド(PHEV)も登場する予定だ。
アウディ最新のライト技術も導入 個性を演出
今回の改良では、広範囲にわたってさまざまな変更が加えられている。内外装のリフレッシュ、新しい照明技術の導入、そしてスポーツモデルのS3の大幅パワーアップが目玉である。
エクステリアとしては、フロントの六角形グリルはワイドな形状となり、ロゴも上部から突き出るようなデザインに変更された。新しいサイドエアインテークと、車高を低く見せるスポイラーも装備されている。
リアバンパーとリアディフューザーのデザインは、1990年代のスポーツワゴン「RS2アバント」にインスパイアされたものだという。
デイタイム・ランニング・ライトには4種類の「シグネチャー」が追加され、外観の印象を変えることができる。キーの施錠・解錠時には、シグネチャーごとに特徴的なグラフィックが表示される。
インテリアでは装備の充実化が図られた。全車にバーチャル・コクピットと3本スポークのステアリングホイールが採用されている。
センターコンソールにはアームレストが装備され、AT用のギアセレクターも小型化、エアコン吹出口の形状も刷新された。さらに、ドア、センターコンソール、カップホルダーなどの照明も見直された。
オプションのステレオシステムも新しくなり、従来のB&O製オーディオに代わってSonos製オーディオが採用されることになった。
インフォテインメント・システムは最新バージョンにアップグレードされている。
一部市場では、アダプティブ・クルーズ・コントロール、ハイビームアシスト、2ゾーン・クライメートコントロールなど、複数の機能をオンデマンドで追加提供する予定だ。
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