メルセデス190E 2.5-16 EvoIIが帰ってきた!HWA Evo(HWA エボ)は、最も伝説的な190へのオマージュだ。100台のみ生産され、価格は85万ユーロ(約1億3,600万円)という驚異的なものだ!!!
モータースポーツのDNAと公道ライセンス: HWAは次のステップに進み、車両メーカーとしてレストモッドビジネスに参入。「HWA Evo」は伝説の「メルセデス190E 2.5-16 EvoII」へのオマージュ。100台限定生産で1台の価格は71万4,000ユーロ(約1億1,420万円)だ!
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HWAは、ハンス ヴェルナー アウフレヒトが1998年に設立した独立系企業で、以来、特にモータースポーツの分野でその名を馳せてきた。今日に至るまで、HWAはDTM史上最も成功を収めたレーシングチームであると同時に、「メルセデスCLK DTM AMG」や「CLK-GTR」のスモールシリーズも開発してきた。つまり、メルセデス車を知り尽くしている会社といえば、HWAなのだ。
アファルターバッハを拠点とする同社は現在、「メルセデス190」をベースに初の完全自社製車両を開発中だ。その名は「HWA Evo」で、502台しか製造されなかった「メルセデス190 E 2.5-16 Evo II」へのオマージュであることは間違いない。
HWAエボのすべてが一目でわかる・メルセデス190E 2.5-16 EvoIIへのオマージュ・メルセデス190(W201)がベース・100台のみの限定生産・パワーユニット: ドライサンプ潤滑方式3.0リッターV6ツインターボ・最高出力: 450PS@550Nm・最高速度: 270km/h・乾燥重量: 1350キロ・ボディワークの大部分にカーボンファイバーを使用・現在注文受け付け中・ドイツでの基本価格: 849,660ユーロ(約1億3,600万円)・最初の納車は2025年末
HWAのマーティン マルクス最高経営責任者(CEO)は、「Evo」について次のように語っている。「わが社の長い伝統のおかげで、HWA Evoはわが社の経験と専門知識をすべて注ぎ込むことができるフラッグシッププロジェクトだと考えています。」
すべてはスケッチから始まったデザイナーのカイジル サリーム(Khyzyl Saleem=the kyza)が2022年2月にインスタグラムで発表し、「Evo III」と名付けられたイラストが、「190 Evo II」 レストモッドの象徴的なデザインのベースとなった。その後、HWA社の創設者である「ハンス ヴェルナー アウフレヒト」と協議の上、デザインが最終決定された。
HWA Evoは、メルセデス190 E 2.5-16エボIIへのオマージュであり、一見するとオリジナルに似ている。メルセデスAMGで10年間ヘッドデザイナーを務め、レーシングカーの「メルセデスAMG GT3」や「GT4」、「AMG GTブラックシリーズ」などのデザインを手がけたデザイナーのエドガー チューがこのために起用された。
クラシックとモダンのバランス「HWA Evo」の最初のモデルは、カイジル サリームとのコラボレーションによって誕生した。特に注意したのは、クラシックなフォルムを注意深く現代に取り入れることだった。チューはその難しさを次のように説明する: 「HWA EVOは、クラシカルなデザインと現代的なデザイン言語のバランスを取る作業でした」。
張り出したフロントスプリッターを保護するため、エボには30mm車高を上げるリフト機能がある。ここに示したスケッチでは、「HWA Evo」が「190E 2.5-16 Evo II」へのオマージュであることがすでにはっきりと見て取れる。フレアしたホイールアーチ、張り出したフロントスプリッター、XXLサイズのリアスポイラーは、もちろんオリジナルデザインの6本スポークリム(245/35 ZR19と265/35 ZR20)と同様に重要なものだ。
ボディワークの大部分はカーボンファイバー製ボディワークの大部分(ルーフを含む)はカーボン製で、全長4.58メートル、全幅1.91メートルのレストモッドは1350キロになる見込みだ。目標重量配分は50対50。ラジエーターグリルはブラックアウトされ、LEDヘッドライトで縁取られている。このレストモッドには、リアに現代的なLEDテールライトも装備されている。もちろん、メルセデスの「スリーポインテッドスター」がないのは、このエボがHWA製品だからだ。
現代的なLEDテールライトとセミスリックタイヤのオマージュ。メルセデスの「スリーポインテッドスター」は探しても無駄だ。HWAはすべてを自社開発HWAは開発のすべてを引き受ける。駆動、パフォーマンス、シャーシ、ブレーキ、エアロダイナミクス、安全装備は最先端のものでなければならない。そして、すでに具体的な技術的詳細がある。
100台の各ユニットは「メルセデス190」をベースにしており、ボディシェルまで剥ぎ取られた後、統合されたロールケージを含む多くの個別ステップで「HWA Evo」に再構築される。しかし、235馬力のオリジナルとは異なり、4気筒エンジンは使われていない。代わりに、アファルターバッハのチームはメルセデスのV6ツインターボを選択した。
インテリアにはレカロ クラシックシートとデジタルインストルメントディスプレイが予定されている。また、エアコンやBluetoothオーディオなどの快適装備も装備される。450馬力のV6排気量3リッターの6気筒エンジン(M276)は、さまざまな「AMG 43」モデルなどにも採用されているが、HWAで大幅な改良が施され、ドライサンプ潤滑などに変更されている。
パワーはトランスアクスル式の6速マニュアルギアボックスを介して後輪に伝達される。最高速度は電子制御により270km/hに制限されるという。
車重は1,350kg、フロントアクスルに380mmのディスク、リアアクスルに360mmのディスクを備えた適切な寸法のスチール製ブレーキシステムを装備する。サスペンションも、ダブルウィッシュボーンアクスルと電子調整式ダンパーを備えたまったく新しいものだ。リフト機能(30mm)も考慮されている。
販売に関しては、HWAは米国のキュレイテッド社と提携した。キュレイテッドは、1980年代、1990年代、2000年代初頭のスーパースポーツカーや少量生産車を専門とする自動車ディーラーである。
価格は正味71万4000ユーロ(約1億1,420万円)「HWA Evo」の最初の顧客車両は2025年末に納車される予定。本体価格は正味714,000ユーロ(約1億1,420万円)で、ドイツでのグロスベース価格849,660ユーロ(約1億3,600万円)に相当する。HWAエボは確かにお買い得ではないが、それなら、どのレストモッドがお買い得なのか?ということになる。
Text: Jan GötzePhoto: HWA AG
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