現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【粟野如月コラム】車内温度が60度近くなる真夏のレースは「クールスーツ」で集中力アップ!【KISA’s DRIFT LIFE vol.20】

ここから本文です

【粟野如月コラム】車内温度が60度近くなる真夏のレースは「クールスーツ」で集中力アップ!【KISA’s DRIFT LIFE vol.20】

掲載 更新
【粟野如月コラム】車内温度が60度近くなる真夏のレースは「クールスーツ」で集中力アップ!【KISA’s DRIFT LIFE vol.20】

梅雨も明けて連日猛暑が続いていますね。でもモータースポーツはシーズン真っ只中! 真夏の大会必須アイテム”クールスーツ”デビューしました!

暑さとの戦い

【粟野如月コラム】車内温度が60度近くなる真夏のレースは「クールスーツ」で集中力アップ!【KISA’s DRIFT LIFE vol.20】

真夏日はただ街中を歩いているだけでも本当に暑いですよね。それが屋根も少ないサーキットで、そして灼熱の車の中…、実際どれくらい暑いのか想像したことはありますか? JAFが発表しているテスト結果によると、日中炎天下に4時間放置した車内温度は50~60度。ダッシュボードはなんと80度近くまで上がるんだとか!そりゃ暑いはずだよ…。

競技車両は基本的にエアコンはないし、そして軽量のためにアンダーコートなどは剥がしてしまうもの。さらにあの分厚いレーシングスーツ…、10分も走り続けるとすぐに汗が吹き出てきます。

ドリフトだけではなくレースも数回経験しましたが、もっとも暑さを感じるのがドリフトだと思います。ドリフトはレースのように走り続けることはなく、ほかの選手が走っている間はスタートライン手前で何分も待機しなければならないので風のない日はこの待機時間が1番辛い! だんだん頭が回らなくなってきます。

クールスーツデビュー

数年前までクールスーツは本当に高価なもので、さらに海外製ばかりでアフターサービスはゼロ。もし壊れたらそこで終了なかんじで、これ買うぐらいなら馬力上げるよと思っていました。でも、今はだいぶ手の届きやすい価格になってきましたね。今回は『HPI』クールベスト&ボトルフルセットをご紹介します。

クールベストは人体工学に基づいて、なんとあのJAXAが開発したもの。1着に計16mのシリコンチューブが張り巡らされているのですが、効率よく体を冷やせるようにちゃんと考えられたルートを通っているんだとか。

ボトルは約700mlで、このように直接氷を入れたり、凍ったペットボトルなんかでもOKだそうです。バッテリーは充電式で横のポケットに入っています。これを車内の助手席や、運転席後ろのロールバーなどに固定して、ベストを着たドライバーが乗り込んだあとカプラを接続すれば準備完了! けっこう簡単ですね。

実際に使ってみると、水が動いているのが分かるのではじめは服が濡れてきているような不思議な感覚でしたが、数分走って車内温度が上がってくると水の冷たさを感じます。10分1ヒート走っても、水の冷たさは変わらずほとんど汗もかかない状態でした! すごい!!

集中力は馬力に勝る!?

車がオーバーヒートするように、当然人間も暑すぎると集中力が切れるもの。大会はただでさえ緊張感の中で走るので、暑さをすこしでも抑えて冷静にいろんなことが判断できれば、本来のパフォーマンスを発揮できる確率がグッと上がるはずですよね!

今までの暑さ対策は足元に断熱シートを貼ったりファンで車内の空気を循環させるぐらいのもので、どれも劇的な効果は感じられませんでしたが、これは本当に驚き!馬力UPもいいけどもっと使いたかったー!!

夏のサーキットではなくてはならないものになりそうです。今回ボトルタイプをご紹介しましたが、もっと容量の大きいものや、ベストではなくシートタイプも登場しています。

詳しくはこちらをチェックしてね!

関連タグ

こんな記事も読まれています

7/25申込締切 モビリティ・ロードマップ2024(自動運転法制を中心に)とモビリティDX戦略
7/25申込締切 モビリティ・ロードマップ2024(自動運転法制を中心に)とモビリティDX戦略
レスポンス
自動車保険料3年連続の引き上げ、2026年以降平均5.7%上げへ[新聞ウォッチ]
自動車保険料3年連続の引き上げ、2026年以降平均5.7%上げへ[新聞ウォッチ]
レスポンス
「クルマの空調」使い方間違えると「燃費悪化」も!? 「謎の“A/Cボタン”」何のため? カーエアコンの「正しい使い方」とは
「クルマの空調」使い方間違えると「燃費悪化」も!? 「謎の“A/Cボタン”」何のため? カーエアコンの「正しい使い方」とは
くるまのニュース
ドライブレコーダーを付けたからと言って安心はできない!? 事故にあった際の正しい操作方法とは
ドライブレコーダーを付けたからと言って安心はできない!? 事故にあった際の正しい操作方法とは
バイクのニュース
一年中快適に楽しめるオープンモデル!メルセデス・ベンツ、高い走行性と安全性を併せ持つ「CLEカブリオレ」を発売
一年中快適に楽しめるオープンモデル!メルセデス・ベンツ、高い走行性と安全性を併せ持つ「CLEカブリオレ」を発売
LE VOLANT CARSMEET WEB
伝統と革新が融合したスポーツモデル!ダイナミックな外観や新世代ISGを引っ提げ、「メルセデスAMG CLE 53クーペ」発売!
伝統と革新が融合したスポーツモデル!ダイナミックな外観や新世代ISGを引っ提げ、「メルセデスAMG CLE 53クーペ」発売!
LE VOLANT CARSMEET WEB
今季10戦目にしてなんと5回目の11位……ヒュルケンベルグ抜群の安定感も”入賞圏外”に落胆「新しいポイントシステムが必要だ」
今季10戦目にしてなんと5回目の11位……ヒュルケンベルグ抜群の安定感も”入賞圏外”に落胆「新しいポイントシステムが必要だ」
motorsport.com 日本版
オートバックスセブン、林野庁と協定締結 店舗での国産木材使用を拡大
オートバックスセブン、林野庁と協定締結 店舗での国産木材使用を拡大
日刊自動車新聞
そういえば滑りづらくなった!? 首都高の二輪車安全対策「フィンガージョイントすべり止め」「カーブ部のカラー舗装延伸」とは?
そういえば滑りづらくなった!? 首都高の二輪車安全対策「フィンガージョイントすべり止め」「カーブ部のカラー舗装延伸」とは?
バイクのニュース
日産が新型「軽“ワゴン”」発表! ホンダ「N-BOX」対抗の「超背高モデル」! 超スゴイ“ピンク”も追加の「新ルークス」に販売店でも反響あり
日産が新型「軽“ワゴン”」発表! ホンダ「N-BOX」対抗の「超背高モデル」! 超スゴイ“ピンク”も追加の「新ルークス」に販売店でも反響あり
くるまのニュース
「ChatGPT」車載化、VWがゴルフやティグアンにオプション設定…欧州仕様
「ChatGPT」車載化、VWがゴルフやティグアンにオプション設定…欧州仕様
レスポンス
アクセルを戻せば減速する……のはわかる! でも説明しろと言われると悩むエンジンブレーキの「仕組み」とは
アクセルを戻せば減速する……のはわかる! でも説明しろと言われると悩むエンジンブレーキの「仕組み」とは
WEB CARTOP
フレッシュアップされたBMW 3シリーズの全情報 価格から走行性能&比較テストまで 新型BMW 3シリーズのすべて
フレッシュアップされたBMW 3シリーズの全情報 価格から走行性能&比較テストまで 新型BMW 3シリーズのすべて
AutoBild Japan
ついに始まった首都高「新ルート事業」の凄さとは 「箱崎の渋滞」も変わる!? 都心に地下トンネル「新京橋連絡路」爆誕へ
ついに始まった首都高「新ルート事業」の凄さとは 「箱崎の渋滞」も変わる!? 都心に地下トンネル「新京橋連絡路」爆誕へ
くるまのニュース
新型コンパクトSUV『EMZOOM』、世界市場で成功…中国広州汽車
新型コンパクトSUV『EMZOOM』、世界市場で成功…中国広州汽車
レスポンス
日本でまさかの拳銃を使ったタクシー強盗発生! キャッシュレス化で現金をもたない仕組み作りが一番の解決策
日本でまさかの拳銃を使ったタクシー強盗発生! キャッシュレス化で現金をもたない仕組み作りが一番の解決策
WEB CARTOP
本田宗一郎とイーロン・マスクに共通点があった? 稀代の経営者を支える「無知の知」とは何か
本田宗一郎とイーロン・マスクに共通点があった? 稀代の経営者を支える「無知の知」とは何か
Merkmal
全長5m級!トヨタが新たな「ラージSUV」まもなく発売!? 17年ぶり復活! 斬新フェイス&車中泊出来そう空間の「クラウン」 発売はどうなった?
全長5m級!トヨタが新たな「ラージSUV」まもなく発売!? 17年ぶり復活! 斬新フェイス&車中泊出来そう空間の「クラウン」 発売はどうなった?
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

167.3234.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

11.7245.8万円

中古車を検索
アップ!の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

167.3234.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

11.7245.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村