新型コロナウィルスの感染拡大が、F1にも大きな影響を及ぼしつつある。
上海市当局は先日、感染の収束が確認できるまで、同地方でのすべてのスポーツイベントの開催中止、あるいは延期を勧告した。第4戦中国GP開催予定の4月19日までに事態が収まる可能性は低く、F1側は早急の対応を迫られることになった。
予定期日の実施が無理になったとしても、F1としてはGP自体の中止は避けたいところだ。しかし2020年シーズンは史上最多の22戦が開催されることもあって、すでに決まっているスケジュールの変更はかなり難しい作業となる。当初の案としては9月27日開催のロシアGPと入れ替えることが提案されたが、早々にロシア側の拒否に遭ってしまった。
新型肺炎流行で、上海スポーツ当局が全イベント中止を勧告。F1は中国GPプロモーターの要請を待って決断か
「現状では、既存GPの日程を変えることは難しそうだ」と、F1のモータースポーツ担当マネージングディレクターのロス・ブラウンは苦しい胸の内を明かした。
「今後は、年間カレンダーの隙間に、何とか中国GPを押し込むことを考えていきたい。しかしそのためには、3戦連続ないし4戦連続のスケジュールになってしまうかもしれない」
「とはいえ最終決断までに、われわれに残された時間はそう多くない。船便で資材を中国に送る今週末が、第一のデッドラインだ。そして事前準備のためのスタッフを、開催直前に飛行機で現地に送る。しかしそこまでは、決断を延ばしたくない」
現実的には、4月19日の開催は不可能になったと考えるべきであろう。考えられる代替案は、1)3週間の夏休み中のどれかの週末、2)ロシアと日本GP間の週末のどちらかとなる。しかし1)はせっかくの夏休みがなくなるか大幅に短くなることを意味し、2)は4週連続開催となる上に、中国は通関に非常に時間がかかるため、いずれも実現性は低い。このままだと中国GPは中止となり、今季も21戦に落ち着きそうだ。
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