ガラガラとまではいかないもの交通量の減少がみられた
7月19日午前6時より、東京2020(東京オリンピック&パラリンピック)開催期間中、アスリートや大会関係者が首都高を利用してスムースに移動できるようにさせる必要があるとして、東京都内区間を中心に首都高の通行料金に一律1000円を上乗せすることが始まった(6時~22時/軽自動車、二輪車、普通車のうち自家用乗用車対象)。初日の様子を夕方のテレビニュースで伝えていたが、昼間の首都高で走っているクルマが数台というガラガラ状態であった。ちょうど、翌20日にクルマで都心へ出かける用事があったので実際に体験すべく自宅から首都高へ向かった。
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筆者は首都高埼玉線の与野料金所から首都高に入るのだが、20日の午前6時ごろに与野料金所へ到着すると、“入口閉鎖”という電光表示が出ており、柵や土嚢で入口は閉鎖されていた。与野料金所はそれまで国道17号線を通って都心へ向かっているクルマが初めて首都高に入ることのできるので非常に重要な料金所といっていい存在。それをいきなり東京2020のために閉鎖するとは、政府と組織委員会にとっては、われわれ庶民の生活は所詮“アウト オブ眼中”なんだなと改めて感じた。
仕方がないので、国道17号線新大宮バイパスを都心方面へ進み、次の料金所となる“浦和南”をめざした。幸いにして“渋滞の名所”的な交差点で少し詰まった程度で浦和南料金所から首都高に入ることができた。このあたりは平時でもスムースに流れており、快適に進んだ。やがて荒川を渡り、首都高5号線に入った。テレビニュースで見たようなガラガラといったことはなかったが、高島平料金所まで渋滞らしいものがなかったので明らかに交通量が少ないのがわかった。
車線によっては大渋滞も発生
筆者は羽田空港へ向かっていたのだが、そのまま都心環状線まで行き、1号線に入り空港西で降りて羽田空港へ向かった。料金は2320円。一瞬驚いたものの、いつもなら各所で渋滞に巻き込まれそうな時間を、ほとんど渋滞なく、さいたま市近くから羽田空港まで1時間ほどで到着したので、極端に割高なイメージは感じなかった。
羽田空港のあとは、若洲方面に一般道路で向かい、用事を済ませたあとは首都高湾岸線新木場料金所から首都高に入り、9号線、6号線、中央環状線を利用して帰路についた。時間は午前9時ごろだったが、渋滞もなくスムースに走行できた様子はロードプライシングが始まる前の深夜に同じ道を走っているような気分であった。中央環状線は荒川に沿って走っている部分があるのだが、そこから尾久橋通りにかかる橋の様子を見ていると、都心へ向かう車線は大渋滞となっていた(ほかの荒川にかかる橋も同じ様子だった)。
午前0時から4時の間がETCを搭載したすべての車種を対象に基本料金から5割引きとなることもあるのか、6時から22時であっても1000円上積み対象外のトラックなども少なくなっているようで、筆者は快適に首都高を利用することができた。 料金上積み時間帯の交通量は確かに減らすことに効果があることがわかった。となると東京2020終了後も1000円上乗せとまではいかなくても、日中など時間、あるいは曜日などで今回のように料金上乗せが常態化してしまうかもしれないという、漠然とした不安を覚えた。
そして、その不安は見事的中。7月26日に、国土交通省はロードプライシングを本格的に導入する検討に入ったとのニュースが、オリンピック関連報道の影に隠れるように報じられていた。
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景気回復のためにも乗用車は全線無料にしなさい