少年が選んだ生き方は……?
台湾ニューシネマの旗手として知られ、昨年10月に引退を発表した巨匠・侯孝賢(ホウ・シャオシェン)が次世代を託したシャオ・ヤーチュエン監督の最新作が『オールド・フォックス 11歳の選択』です。
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舞台はバブル期の到来を迎えた台湾。11歳のリャオジエ(バイ・ルンイン)は、父(リウ・グァンティン)と二人で台北郊外に暮らしています。自分たちの店と家を手に入れることを夢見る父子でしたが、不動産価格が高騰。リャオジエは現実の厳しさと、世の不条理を知ることになります。そんなリャオジエに声をかけてきたのは、“腹黒いキツネ”と呼ばれる地主のシャ(アキオ・チェン)でした。他人にやさしい父と違い、他人なんか見捨てろと言い捨てるシャ。果たしてリャオジエは、どちらの道を歩んでいくのか……。
1989年『悲情城市』でヴェネツィア国際映画祭グランプリを受賞し、2015年『黒衣の刺客』ではカンヌ国際映画祭監督賞を受賞。昨年10月に引退を発表した台湾の巨匠・侯孝賢。そんな侯孝賢監督作品の助監督を務め、台湾ニューシネマの系譜を受け継ぐ俊英・シャオ・ヤーチュエンが監督を務めた本作。これまでのシャオ監督の作品全てのプロデュースを侯孝賢が務めており、本作が最後のプロデュース作となります。
主演のリャオジエには『Mr.Long ミスター・ロン』などで日本でも知られる日台のダブルで、台湾では神童と呼ばれる天才子役バイ・ルンイン。そして日本でもスマッシュヒットを記録した『1秒先の彼女』のリウ・グァンティンがW主演としてリャオジエの父親に扮し、リャオジエに影響を与える“腹黒いキツネ”(オールド・フォックス)と呼ばれる地主のシャを台湾の名脇役アキオ・チェンが演じます。そして、門脇麦が経済的には恵まれているが空虚な日々を生きる人妻・ヤンジュンメイを演じ、初の台湾映画出演を果たしています。
1980年代の新潮流である台湾ニューシネマの代表的な監督の一人として数々の名作を残したホウ・シャオシェン監督。1987年の『恋恋風塵』には“ベンリィ”ことホンダのCD125が登場、1996年の『憂鬱な楽園』にはヤマハのBW’S 50が登場するなど、バイクとも縁のある監督なので、その作品群もぜひチェックしてみてください。
『オールド・フォックス 11歳の選択』は、2024年6月14日(金)より新宿武蔵野館ほか全国公開中です。
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