アウディ A3スポーツバック／A3セダンがフルモデルチェンジ、S3も同時に登場

2021年4月21日、アウディ ジャパンはプレミアムコンパクトセグメントの「アウディA3」（A3スポーツバック／S3スポーツバック、A3セダン／S3セダン）をフルモデルチェンジし、全国のアウディ正規ディーラーで受注を開始すると発表した。30TFSIとS3は5月18日より販売開始、40TFSIクワトロは秋からの販売となる。

30TFSIはコンパクトセグメントで初めて48Vマイルドハイブリッドを搭載
アウディA3シリーズは1996年にプレミアムコンパクトのパイオニアとして登場、3代にわたり市場を開拓しながら、世界で500万台以上が販売されている。先代の第3世代モデルは、2013年よりA3スポーツバック、2014年にはA3セダンが国内に導入され、手頃なボディサイズをはじめ、アウディらしいスポーティかつエレガントなスタイル、高品質なインテリア、卓越した走行性能で高い評価を得てきた。

第4世代となる新型では、スポーティなデザイン、高効率化されたエンジンと洗練されたサスペンション、よりデジタル化した操作系やディスプレイ、高機能になったインフォテイメントシステムやドライバーアシスタンスシステムと、全方位での進化を果たしている。

ボディサイズは、A3スポーツバックが従来モデル比で全長＋20mm、全幅＋30mmと拡大して、全長×全幅×全高は4345×1815×1450mm。フロントのヘッドルームは＋7mm、エルボールームは＋6mm、後席ではショルダールームが＋2mm、エルボールームが＋3mmと室内空間も拡大した。ラゲッジルーム容量は380L（最大1200L）と発表されている。

一方、A3セダンのボディサイズは、先代モデルと比較して全長＋30mm、全幅＋20mm、全高は＋20mm（全長×全幅×全高は4495×1815×1425mm）。運転席のポジションを下げたことでフロントヘッドルームは＋20mmとなり、エルボールームも広くなっているという。A3セダンのトランクルーム容量は425L。

エクステリアデザインは、低くワイドなシングルフレームとフロントエンドの大型エアインテークやエッジの効いたLEDヘッドライトが印象的で、ヘッドライトからリアライトへとつながるショルダーラインに加えて、「アウディクワトロ」をイメージしたブリスターフェンダー、彫刻的な凹面形状のドアパネルにより、サイドビューはダイナミックなものになっている。

リアエンドでは、A3スポーツバックは大きなリアバンパーでワイド＆ローのプロポーションを強調、A3セダンではスポイラー形状のトランクリッドエンドを採用してシャープさを印象づけている。

新型A3ではボディの30%（重量比率）に熱間成型スチールを採用することで、高いボディ剛性と軽量化を実現したのも注目点のひとつ。また、フラットなアンダーボディ、エアロダイナミクスが改善されたドアミラー、ブレーキシステムの改良により空気抵抗を削減、A3スポーツバックのCd値は0.28、A3セダンは0.25を実現している。

インテリアはコンパクトな新形状のシフトスイッチを採用するなど、エッジの効いた先進的イメージで仕上げられている。メーターパネルには10.25インチの高解像度液晶ディスプレイを使ったアウディバーチャルコックピットをオプションで設定。インフォテイメントとしては最新の10.1インチのタッチスクリーン式「MIB3」MMIナビゲーションシステムを搭載する。

またサステイナブルな取り組みの一環として、シートのクロス部分にリサイクルペットボトルを原料とした素材を採用。さらにフロアカーペットなどにもペットボトル62本分がリサイクル利用されている。インテリア以外のコンポーネントも、断熱材や吸収材、ラゲージルームのサイドパネル、アルミニウムなどにもリサイクル原料が使用されている。

新型モデルの導入を記念して限定車「1st edition」が登場
パワートレーンは3種類。A3スポーツバック／A3セダンに設定される「30 TFSI」は最高出力110ps、最大トルク200Nmを発揮する1.0 TFSI エンジンを搭載。日本へ市場導入されるプレミアムコンパクトセグメントでは初めて、ベルト駆動式オルタネータースターター（BAS）と48Vリチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッドドライブシステムを組み合わせることで、低燃費化を図るとともに、加速時にはモーターによるアシストによって走行性能を高めているのが大きなポイントだ。

一方、「40 TFSI」は最高出力190ps／最大トルク320Nmを発生する2.0TFSIエンジン、「S3スポーツバックとS3セダン」は最高出力310ps／最大トルク400Nmを発揮するパワフルな2.0 TFSIエンジンを搭載する。

駆動方式は「30 TFSI」がFF駆動となるのに対して、「40 TFSI」と「S3」にはクワトロ四輪駆動システムが組み合わせられる。トランスミッションは全車7速DCT（Sトロニック）。リアサスペンションは、「30 TFSI」がトーションビーム、「40 TFSI」と「S3」が4リンクと設定を変えているが、「S3」はベースモデルに比べて車高を15mm下げるとともに、オプションで電子制御式のダンピングコントロールサスペンションを選択することも可能になっている。

また、プレミアムコンパクトらしく、最新の安全技術とアシスタンスシステムを採用。従来のアダプティブクルーズコントロールやアクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシストを統合した、アダプティブクルーズアシストをオプションとして用意。前走車の追従機能に加えて、車線からのはみ出しを自動で修正する車線維持機能も備わる。

車種構成は、スポーツバックとセダンというふたつのボディに、3種類のパワーユニット、ベース （標準車）／advanced（アドバンスト）／S line という3つのグレードを設定。ボディカラーは、アトールブルーメタリック、マンハッタングレーメタリック、パイソンイエローメタリック、ターボブルーの新規4色を加えた11色を設定する（アトールブルーとマンハッタングレーはベースとアドバンスト専用、ターボブルーはS lineとS3専用色）。

なお、新型モデルの導入を記念して限定車「1st edition」が登場したのも見逃せないニュース。「A3 30 TFSI アドバンスト」をベースに装備を充実したモデルをA3スポーツバックとA3セダンにそれぞれ375台と125台、S3 スポーツバックをベースにしたモデルを125台発売する。

アウディ A3　ラインアップ
■スポーツバック
30TFSI（1L 直3ターボ＋7速DCT／FF） ：310万円
30TFSI アドバンスト（1L 直3ターボ＋7速DCT／FF）：346万円
30TFSI S line（1L 直3ターボ＋7速DCT／FF）：389万円
40TFSI クワトロ アドバンスト（2L 直4ターボ＋7速DCT／4WD）：440万円
40TFSI クワトロ S line（2L 直4ターボ＋7速DCT／4WD）：483万円
S3（2L 直4ターボ＋7速DCT／4WD）：642万円
1st edition（1L 直3ターボ＋7速DCT／FF）：453万円（※限定車）
S3 スポーツバック1st edition（2L 直4ターボ＋7速DCT／4WD）：711万円（※限定車）
■セダン
30TFSI（1L 直3ターボ＋7速DCT／FF）：329万円
30TFSI アドバンスト（1L 直3ターボ＋7速DCT／FF）：365万円
30TFSI S line（1L 直3ターボ＋7速DCT／FF）：408万円
40TFSI クワトロ アドバンスト（2L 直4ターボ＋7速DCT／4WD）：459万円
40TFSI クワトロ S line（2L 直4ターボ＋7速DCT／4WD）：502万円
S3（2L 直4ターボ＋7速DCT／4WD）：661万円
1st edition：472万円（※限定車）

アウディA3 スポーツバック 30TFSI 主要諸元
●全長×全幅×全高：4345×1815×1450mm
●ホイールベース：2635mm
●エンジン：直3 DOHCターボ＋モーター
●排気量：999cc
●最高出力：81kW（110ps）／5500rpm
●最大トルク：200Nm／2000-3000rpm
●トランスミッション：7速DCT（Sトロニック）
●駆動方式：FF
●最小回転半径：5.1m
●0→100km/h加速：10.6秒
●最高速：204km／h
●車両価格（税込）：310万円

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Comments

アウディの長持ち自慢って余り聞いた事が無いのだけど、部品交換でVW・ベンツ並みに持つの？
戦後、ドイツ滞在の日本人女性が、アウディを舟で運んで貰って、日本で乗ってた記事を子供の頃に読んだ事が在って、凄い歴史の在るメーカーだなとの認識は在るけど、40万キロ走行中とか50万キロ超えましたの記事を観たことが無いんです

結局メルセデスに追いつかない事が悔しいメーカーとファンの応酬線が続く、くだらない中身ワーゲンの駄目車。

買わない方がいいよ。バカにされるよ。