ランドローバーのスポーツ志向ラグジュアリーSUV「レンジローバースポーツ」2021年モデルが日本での予約受注を開始。2021年モデル限定グレードとして「HSEシルバー」「HSEダイナミック・ブラック」「SVRカーボン・エディション」をラインアップ
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは9月18日、ランドローバーのスポーツ志向ラグジュアリーSUV「レンジローバースポーツ」2021年モデルの予約受注を開始した。
レンジローバーの2021年モデルが日本デビュー。誕生50周年を記念した「フィフティ(Fifty)」も38台限定で発売
車種設定は以下の通り。
■3.0リットル直列6気筒ディーゼルエンジン搭載モデル
レンジローバースポーツSE:936万円
レンジローバースポーツHSE:1084万円
レンジローバースポーツHSEダイナミック:1143万円
レンジローバースポーツHSEシルバー:1168万円
レンジローバースポーツHSEダイナミック・ブラック:1229万円
■プラグインハイブリッド(PHEV)モデル
レンジローバースポーツHSE:1218万円
レンジローバースポーツHSEダイナミック:1276万円
レンジローバースポーツ・オートバイオグラフィ・ダイナミック:1351万円
レンジローバースポーツHSEシルバー:1256万円
レンジローバースポーツHSEダイナミック・ブラック:1316万円
■3.0リットル直列6気筒ガソリンエンジン搭載モデル
レンジローバースポーツHST:1264万円
■5.0リットルV型8気筒ガソリンエンジン搭載モデル
レンジローバースポーツ・オートバイオグラフィ・ダイナミック(525ps):1482万円
レンジローバースポーツSVR(575ps):1723万円
レンジローバースポーツSVRカーボン・エディション(575ps):1921万円
レンジローバースポーツの2021年モデルは、最新の“INGENIUM”2997cc直列6気筒DOHCディーゼルターボエンジン(300ps/650Nm)に減速時のエネルギーロスを減らすために小型統合電気モーターを組み込んだマイルドハイブリッドシステム(MHEV)の新パワーユニットを追加したことが最大のトピックだ。トランスミッションには副変速機付8速オートマチックをセット。高効率でレスポンスに優れ、かつ燃費性能も高めた新ユニットは、レンジローバースポーツのパフォーマンスに新たな魅力をもたらした。
一方、パワーユニットはほかにも、マイルドハイブリッドの“INGENIUM”2993cc直列6気筒DOHCガソリンツインスクロールターボエンジン(400ps/550Nm)+モーター(18kW/55Nm)+副変速機付8速オートマチック、プラグインハイブリッド(PHEV)の“INGENIUM”1995cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(300ps/400Nm)+モーター(105kW/275Nm)/システム総出力404ps/640Nm+リチウムイオン電池(使用可能電力量13.1kWn)+副変速機付8速オートマチック、4999cc・V型8気筒DOHC直噴ガソリンスーパーチャージドエンジン(525ps/625Nm仕様と575ps/700Nm仕様)+副変速機付8速オートマチックを設定。駆動機構にはオフロード走行を確実かつ正確に制御する全輪駆動(AWD)システムを採用する。従来設定していた2992cc・V型6気筒ディーゼルターボエンジンはカタログから外れた。また、PHEVはパラレルハイブリッドモードとEVモードの2種類の走行モードから選択が可能で、フル作動時には0→100km/h加速6.3秒、最高速度220km/hのパフォーマンスを発揮。さらに、EVモードでは最大43.8kmの航続距離を実現した。
グレード展開に関しては、マイルドハイブリッドの“INGENIUM”2993cc直列6気筒DOHCガソリンツインスクロールターボエンジン+モーターのパワーユニットを搭載する「HST」を新設定。カーボンファイバーエクステリアパックや21インチブラックホイール、ツインブレードサンバイザーなどを装備して、よりスポーティなエクステリアを創出した。
懸架機構については、電子制御エアサスペンションを標準で装備。自動車高調整機能により、スムーズで快適な乗り降りをサポートする。また、路面状況に応じてサスペンション/トランスミッション/トラクションなどの設定を最適に自動制御し、コンフォート/エコ/砂地/草・砂利・雪/泥・わだち/岩場の6つのモードから選択可能なテレインレスポンスを組み込み、さらに複数のセンサーをモニタリングして走行状況に応じたさまざまな車両設定を自動的に選択するテレインレスポンス2をオプション設定した。
機能面の充実ぶりも見逃せない。上下2つの高解像度10インチのタッチスクリーンによって操作性を追求したインフォテインメントシステム「Touch Pro Duo」、4本の500mlボトルを収納でき、急速冷蔵機能も内蔵したセンターコンソールボックス、スマートフォンのアプリから車両の各機能を確認・操作できる「リモート」、スマートフォンのアプリをTouch Pro Duoのタッチスクリーンで操作できるApple CarPlayおよびAndroid Auto、4G通信が可能なWi-Fiホットスポット、主要データ(速度、ギアポジション、ナビゲーションの指示など)をフロントガラス上に表示するヘッドアップディスプレイ(HUD)など、最新の機能装備を豊富に設定した。
安全運転支援システムのエクイップメントも充実している。ドライバーアシストパック(ブラインドスポットアシスト/クリアイグジットモニター/アダプティブクルーズコントロール/ドライバーコンディションモニター/レーンキープアシスト/パークアシスト/360°パーキングエイド/リアトラフィックモニター/トラフィックサインレコグニション&アダプティブスピードリミッター)やパーキングアシスト(フロント&リアパーキングエイド/リアビューカメラ)、後部座席の乗員が降車でドアを開ける際に他車などの接近を検知すると注意を促すクリアイグジットモニターなどを設定した。
外装カラーについては、フジホワイト/サントリーニブラック/ユーロンホワイト/フィレンツェレッド/エストリルブルー/バイロンブルー/アイガーグレイ/ポルトフィーノブルー/ランタオブロンズ/ハクバシルバー/カルパチアングレイ/シリコンシルバーという全12色をラインアップ。ボディサイズは全長4855(SVR4880)×全幅1985×全高1800mm、ホイールベース2920mmに設定している。
2021年モデル限定グレードに話を移そう。まず「HSEシルバー」は、パノラミックルーフやMeridianサラウンドサウンドオーディオシステム、ブライドメタルペダル、フロントセンターコンソールクーラー、グランドブラックパネル、サテンクローム パドルシフト、21インチホイールなどを標準装備して上質感をアップ。ボディカラーはフジホワイト/サントリーニブラック/フィレンツェレッド/アイガーグレイ/ランタオブロンズ/ハクバシルバー/カルパチアングレイという全7色を用意する。
次に「HSEダイナミック・ブラック」は、パノラミックルーフやMeridianサラウンドサウンドオーディオシステム、グランドブラックパネル、エボニーヘッドライニング、ブラックエクステリアパック、ブラックホイールなどを組み込んで精悍なスポーティさを強調。ボディカラーはサントリーニブラックとカルパチアングレイから選択可能だ。
そして「SVRカーボン・エディション」は、SVRカーボンファイバーエクステリアパック(エクスポーズド カーボンファイバーボンネット付)やカーボンファイバーエンジンカバー、カーボンファイバートリムフィニッシャー、専用トレッドプレート、22インチブラックホイールなどを採用して重厚感のあるスタイリングを演出。ボディカラーはフジホワイト/サントリーニブラック/ユーロンホワイト/フィレンツェレッド/エストリルブルー/アイガーグレイ/ハクバシルバーという全7色をラインアップした。
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