■あらためてW205型の従来型Cクラスをチェック
メルセデス・ベンツ「Cクラス」は、日本でも輸入車の販売上位の常連となっている非常に人気の高い車種なので、2021年6月に日本で発表されたばかりの新型Cクラス(W206型)がどんなクルマなのか、気になっている人は少なくないことでしょう。
【画像】どう変わった? 新旧メルセデス・ベンツ「Cクラス」を比較(26枚)
資料を見たところ、数多くの魅力的なアイテムが新たに採用されるようで、むろんそれに興味のある人は新型を待ったほうが良いと思います。とはいえ、これまでよりもだいぶ価格帯が上昇したことに眉をひそめている人も少なくないはずです。
というのは、Cクラスというのは、価格は少々高くてもコンパクトで質の高い乗用車を求める余裕のある層はもちろんですが、比較的年齢の低い人が頑張って頑張って、なんとか手に入れる憧れのブランド品でもあるのです。発表された新型の価格を見るかぎり、後者の人にとってはやや「高嶺の花」な印象が増してしまったことに違いありません。
また納車も本年秋から、グレードによっては2022年の中ごろとなる予定となっています。
それなら現行型の在庫車に目を向けてみてはどうでしょう。いまならまだ探せばかなり見つかるし、このタイミングだからこそ大幅値引きも期待できます。
そこで、完熟の従来型最終モデルがどういうクルマなのか再確認するとともに、いずれやってくる新型Cクラスをドライブする機会に備えて、あらためて試乗する機会を得た次第です。
近年のメルセデスは、世代の途中で大がかりな改良を実施するのが定例となっていて、W204型につづいて従来型のW205型も、2018年に車両の構成部品の約半分に相当する6500か所におよぶ改良が施されています。実際に、前期と後期ではかなり違います。
その際に新しくなった「C200」の走りは、今回あらためて乗っても印象深いものでした。
ブースト時で14psと160Nmを発揮するモーターを備えたBSGによる48Vの電気システムは、微力ながら発進加速やターボラグの払拭など要所要所で走りを巧みにアシストしています。
さらには、低回転域をBSGに任せることで高回転に特化することのできた1.5リッター直列4気筒ターボエンジンは、リッターあたり100psを超えるほどの尖がったスペックのとおり、スポーツユニットのように胸のすく吹け上がりを楽しませてくれるのです。
■新型Cクラスは新しい技術が盛りだくさん
件のマイナーチェンジから3年近くが経ちましたが、直後に乗ったときよりも、全体的に走りがなめらかになっていて、やや感じられたトルク変動やギクシャク感が払拭されていました。そのあたりも、とくに伝えられていないが改良されているようです。
スッキリとしたステアリングフィールも上々で、乗り心地の快適性も心なしか高まっています。W205型の登場当初はランフラットタイヤを採用したのが特徴だったところ、これは日本ではパンクが少なく、ランフラットのメリットを享受できる機会が少ないことを受けて、後期型では廃止したのも英断といえます。
報じられているところでは、新型Cクラスもスタイリングの印象は概ねキープコンセプトといえそうです。ボディサイズはセダンで全長が65mm、全幅が10mmそれぞれ拡大し、全高は9mm下がることで、全長4751mm×全幅1820mm×全高1438mmというボディサイズとなり、ホイールベースはプラス25mmの2865mmとなっています。全体としては、ボディ拡大は最小限にとどめたといえそうです。
内容的には、すでに他モデルに採用されているものを含め、新型Cクラスにおけるポイントは、プレスリリースによると以下のとおりとなる。
・ISGとプラグインハイブリッドによる全モデル電動化
・プラグインハイブリッドモデルの電気のみでの航続距離100km
・新型Sクラス譲りのメルセデス・ベンツの最新技術を多数採用
・サポートの精度を高めた安全運転支援システム
・縦型11.9インチのセンターディスプレイによる直感的な操作設定
・Dセグメント初AR(拡張現実)ナビゲーション
・生体認証(指紋、声)によるシートポジション等の設定
・片側130万画素の超高機能ヘッドライト
・良好な取り回しと優れたハンドリングを実現するリア・アクスルステアリング
このとおり、盛りだくさんの新しい技術が投入されます。
日本にやってくる当初の導入モデルは、セダン、ワゴンとも1.5リッター直列4気筒ガソリンターボ「C200」と、2リッター直列4気筒ディーゼルターボ「C200d」が用意され、さらにセダンには1.5リッター車に4MATICとプラグインハイブリッドが設定されるといいます。
マイルドハイブリッドシステムは、従来のBSGではなく、より高出力なISG(Integrated Starter Generator)が組み合わされることも念を押しておきます。
価格は、新型のエントリーとなる「C200アバンギャルド」で654万円となります。試乗した従来型の「C200 ローレウスエディション」が613万円なので、内容が充実したことを思えば、それほど極端に上昇した印象はないものの、一方でエントリーの「C180」が489万円であることを思うと、ハードルがだいぶ上がった感があるのは否めません。
将来的には、より控えめな価格のグレードが加わるのではないかという気もしますが、新型Cクラスの購入を検討している人はすでに筆者の周囲でも多数いることだし、ドライブできる機会を楽しみにして待つことにしましょう。
Mercedes-Benz C200 Laureus Edition
メルセデス・ベンツC200 ローレウス エディション
・車両価格(消費税込):613万円
・試乗車オプション込価格:728万2000円
・全長:4705mm
・全幅:1810mm
・全高:1430mm
・ホイールベース:2840mm
・車両重量:1600kg
・エンジン形式:直列4気筒DOHCターボ
・排気量:1496cc
・駆動方式:FR
・変速機:9速AT
・エンジン最高出力:184ps/5800-6100rpm
・エンジン最大トルク:280Nm/3000-4000rpm
・WLTCモード燃費:12.9km/L
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みんなのコメント
> 価格は少々高くてもコンパクトで質の高い乗用車を求める余裕のある層はもちろんですが、
> 比較的年齢の低い人が頑張って頑張って、
> なんとか手に入れる憧れのブランド品でもあるのです
ツッコミどころ満載すぎるww
内装もCはイビツで高級感とは違うし
乗り心地と走行性能は他社に劣るし
どうしてもベンツに乗りたい大衆が背伸びして選ぶ感じ?