180km/h到達タイムは純正比マイナス6秒の12秒台!
全域でのパワフルさを実現した老舗のファインチューン仕様
「チューンドWRX STIは最高速も凄かった!」180km/h到達速度はなんと12秒台!
ユーザーのクルマにデータをフィードバックすることを目的として、仕様変更&テストを日々繰り返しているマルシェのデモカー。特定のステージにターゲットを絞った仕様ではないものの、鈴鹿サーキットを2分19秒7、筑波サーキットを1分0秒8で走れる俊足マシンだ。
その速さから、サーキットアタック仕様と見られがちだが、実際にはマルシェの石田代表が通勤などの街乗りに使用しているれっきとした足車。よってゼロ発進のしやすさや、トルク特性なども日常でストレスの出ないものに仕上げられているのだ。
エンジンはHKSの鍛造ピストンやH断面コンロッド、削り出しクランクを投入するなど内部まできっちりと強化されており、排気量こそ2.0Lのままだが、圧倒的な耐久性を有したフルチューンスペックと呼べるもの。
そこにトラストのTD06SH-20RXタービンを組み合わせ、ブースト1.7キロ時に488ps/65kgmのスペックを発揮。ピークパワー追求型ではなく、全開走行でもトラブルフリーの耐久性や、実用域での乗りやすさを重視した仕様だ。
足回りはテインのMONOレーシング車高調(F14kg/mm R16kg/mm)でセットアップ。マルシェオリジナルのリヤスタビライザーや、クスコのピロブッシュによるスタビリティアップも抜かりなく行われている。
ホイールはボルクレーシングZE40(F10J×18+39 R9.5J×18+45)で、タイヤにはダンロップのディレッツァ94R(255/40R18)をセット。ブレーキは、サーキットアタックまでカバーできるようエンドレスのシステム(F6ポット+340mm R2ポット+326mm)を投入している。
ブリッドのZETAIIIプラスとクスコのフルハーネス以外はノーマル然としたインテリア。“シックなのに速い”という大人のチューンドカーを演出しているのだ。
高速周回路で行った最高速テスト(ドライバー:稲田大二郎)では、2.0Lクラスとしては驚異的な284.51km/hをマーク。リミッターを解除した純正車両の最高速は240km/h前後。そこから50km/h近いスピードアップは、パワフルなエンジンとそれを活かすボディ、そしてサスセッティングの賜物だ。
また、停止状態から180km/hまでの到達時間も純正の19.38秒から12.28秒と、40%近く削減されている点にも注目したい。
「サーキットで速く走れる仕様ながらも、普段の足にも使えるというコンセプトで製作しています」と石田代表。そのマシンメイクは、快適快速ストリート仕様としては紛れもなく最高峰レベルだ。
●問い合わせ:カーステーションマルシェ 群馬県前橋市亀里町1224 TEL:027-265-6789
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みんなのコメント
STIもWRCの為に立ち上げたブランド。今は参戦してないのにいつまでSTIを謳ってるだろう。
何か過去の栄光にすがってる感じがして嫌だな。