新型コロナウイルスの影響でレースが開催できない期間を利用して行なわれいるフォーミュラEの公式オンライン・バーチャルレース「ABB FORMULA-E RACE AT HOME CHALLENGE in Suport of UNICEF」の最終戦が行なわれ、オリバー・ローランド(日産・e.ダムス)が2勝目をマーク。2位に入ったストフェル・バンドーン(メルセデスEQ)がチャンピオンに輝いた。
4月下旬から行なわれてきたフォーミュラEのオンライン・バーチャルレースも今回が最終戦。前日の第7戦に引き続き“ダブルヘッダー”での開催となったがコースは変わり、ベルリンePrixで使用されるテンペルホーフ空港の特設コースが舞台となった。
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今回もフォーミュラEの現役ドライバーが参戦したが、ダブルヘッダー開催でスケジュールが合わなかったドライバーも数名いたようで、代役としてリザーブドライバーがエントリーしたチームもあった。
前日の第7戦を終えてパスカル・ウェーレイン(マヒンドラ)130ポイントでランキング首位に立ち、同2位のバンドーンが14ポイント差で追いかける状況となっていた。最終戦は通常の2倍のポイントが与えられるため、大逆転のチャンスはあるのだが、バーチャルレースの王座争いは実質的にこのふたりに絞り込まれた。
いつになく緊迫感のある中で行なわれた予選。当然タイトルを争う二人の走りに注目が集まったのだが、それを上回る走りを見せたのが、このコースでのバーチャルレースで1勝を挙げているローランドだった。
最終グループの中で真っ先にタイムアタックを行なったローランドは、それまでトップにいた僚友のセバスチャン・ブエミ(日産・e.ダムス)のタイムを更新する1分09秒139をマークした。このタイムにバンドーンもウェーレインも届かずセッションが終了。ローランドがバーチャルレースで初めてのポールポジションを奪った。2番手にはウェーレイン、3番手にはバンドーンと王座を争うふたりがつけたが、両者の差はわずか0.003秒。予選から手に汗握る攻防戦が繰り広げられた。
15周の決勝レースはスタートから波乱の展開となった。ポールポジションのローランドは無難な不ダッシュを決めてトップでターン1へ進入。一方、2番手スタートのウェーレインはバンドーンを強く牽制しながらターン1を通過した。なんとか2番手を死守したウェーレインだったが、これで後続が渋滞してしてしまい、ターン2で複数台が前のマシンに追突。集団の一番前にいたウェーレインは挙動を乱してスピンを喫し、18番手まで後退してしまう。なお、このスタート直後のインシデントに関して審議が行なわれたが、レースインシデントという裁定が下った。
最大のライバルがまさかの形で後退し、2番手に浮上したバンドーン。ウェーレインが上位まで追い上げて来ない限りチャンピオン獲得は確実な状況となったため、無理に攻めることをせずポジションをキープする走りに徹した。
一方、絶体絶命のピンチに追い込まれたウェーレインだったが諦めずに追い上げを開始。3周目には早くも13番手までポジションを上げたが、前日の第7戦で大活躍したケルビン・ヴァン・デル・リンデ(アウディ)の攻略に手こずってしまい、そこからのポジションアップは叶わなかった。
チャンピオン争いが絡んでいたこともあってか、今回は優勝争いが白熱する展開にはならなかった。トップを走るローランドは淡々と周回を重ね、後続に対して2秒の差を維持。そのままチェッカーフラッグを受け、バーチャルレース2勝目を飾った。2位にはバンドーンが入りバーチャルシリーズのチャンピオンが決定。ターン1の外側でドーナッツターンを披露した。
ウェーレインは最後ラップで8番手に浮上しフィニッシュするも、ポジションアップの際に接触行為があったとしてペナルティを受け最終結果は12位となった。
またチームランキングではメルセデスベンツEQが合計で172ポイントを獲得し、バンドーンのドライバーズタイトルと共にダブルタイトルを獲得。シーズンで2勝を挙げるなど健闘した日産・e.ダムスが151ポイントでランキング2位となった。
こうして全8戦にわたって開催されたフォーミュラEバーチャルレースは閉幕した。
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