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愛車を保護するためのカーラッピング【九島辰也】

掲載 更新 7
愛車を保護するためのカーラッピング【九島辰也】

カーライフ [2024.03.16 UP]


愛車を保護するためのカーラッピング【九島辰也】
文●九島辰也 

ポルシェ911ダカール 砂漠を走り抜ける!パリダカ制覇モデルをオマージュした限定車

 近年カーラッピングが流行っています。街中でも見かけるちょっと珍しいボディカラーがそれだったりする場合が多いですよね。昔だったらオールペン一択でしたが、今やフルラッピングも珍しく無い。まぁ、値段もそれなりですがボディ自体を保護したり、後で剥がして元に戻すことを鑑みれば悪くない選択肢です。

 実はワタクシの愛車もそんなラッピングをしています。といってもカラーチェンジがメインの目的ではなく、ボディを小傷や飛石から保護するのが主となります。最近は高速道路でいろんな物が飛んできますから。そういった事象から愛車を前もって保護する段取りをするのは大切かと。

 貼っているのはXPEL(エクスペル)という保護フィルムです。アメリカに本社を置く世界シェアNo.1の会社の商品です。クルマだけでなく、コンピューターなどの精密機械にも採用されるというからホンモノですよね。安心度が増します。

 ユニークなのは紫外線や汚れからボディを守るだけでなく、表面的な傷であれば自己修復します。以前目の前で行った金タワシを使ったデモンストレーションには驚きました。表面にできたタワシの傷にドライヤーを当てると熱で傷がなくなるんです。触るとツルツルに元通り。まさに自己修復。これなら木の枝でできた擦り傷なんかは修復できそうですよね。もちろんフィルムの下までいってしまえば不可能ですが、その手前でしたら大丈夫そうです。

 ということは、ボディのリペアにお金がかからない。なので、スーパーカー系をお持ちの方はすでに愛用しているそうです。スーパーカーに限らず値段の高いクルマは修理費も高いですからね。保護フィルムが功を奏します。そんな機能があるので、輸入車の中にはメーカーオプションになっているものやディーラーオプションもあります。興味のある方はオプションリストをじっくりご覧ください。

 では、このフィルムにはどんな種類(カラー)があるかというと、基本的には保護フィルムなので透明です。“ULTIMATE PLUS(ウルティメイト・プラス)”がそれで、多くのスーパーカー系オーナーがこれを選びます。それじゃ我が愛車はというと、それとは異なる“STEALTH(ステルス)”を貼っています。これはマットカラー用に開発された商品ですが、なんと一般的な光沢のある塗装の上に貼るとそれがマットカラーに変わるんです。つまり、黒いメタリックボディの上に貼れば黒マット、赤いメタリックボディの上に貼れば赤マットになります。

 ということでワタクシの911は黒マットになっています。すでにホイールもマットブラックに塗っていますからほぼ全身マットな感じ。あえて、ドアミラー、ルーフ、リアリッドは貼っていないので、その違いがよくわかります。保護を目的とするならボンネットやフェンダーあたりが覆われていれば済みますからね。この方がいろんな面で効率的かと。

 作業は神奈川県の橋本にあるXPELの日本総輸入元であるXPEL JAPANでやってもらい、最近メンテナンスで訪れました。ここはデモショップとしての役割も兼ねます。もちろん、認定施工店は北海道から沖縄まで全国にありますからご心配なく。XPELのホームページで近くのお店を探せます。施工するのは専用のトレーニングを受けた方だけなので安心です。

 そんなXPELはモータースポーツにも関わっていて、XPEL JAPANではスーパーGTに参戦しているチームとテクニカルパートナーシップの契約を結んでいます。サーキットもレース中はタイヤカスなどいろんな物が飛び交っていますからね。きっと少しでも保護フィルムが役に立つのでしょう。レーシングカーは市販車よりずっと高額なので、保護しないとですね。


自動車ジャーナリストの九島辰也氏

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みんなのコメント

7件
  • lan********
    値段も書かないと、ラッピングするかしないか、判断できないでしょ。
  • ben********
    カーラッピングは車にはよくないそうです。
    値段も高すぎるし。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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