日本市場では2022年末をもってラインナップから姿を消したCR-Vが、北米市場で頑張っている。しかも「主力モデルのハイブリッド販売拡大」にそうとう貢献しているらしい。とりわけ力強さを印象付けるスタイリングが与えられる「スポーツツーリング」は、なかなかに気になる存在と言えそうだ。
ハイブリッドの月間販売台数記録更新を牽引
2023年2月2日にAmerican Honda Motor Co., Inc.(AHM)が発表したリリースでは、2022年のセールスの好調ぶりが伝えられている。全体では前年比14.3%増、中でもCR-Vの総販売台数が20,000台を突破(2万31台)し、前年比49.4%プラスに達したことにスポットが充てられている。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
「CR-Vハイブリッド、ホンダハイブリッドモデルの月間過去最高記録(9,551台)を樹立。主力モデルのハイブリッド販売拡大に向けたホンダの電動化戦略を実現」というから、単なるタフネスだけではなくサスティナブル性能を含む先進性についても、非常に注目されているようだ。
販売台数だけでなく、実際にクルマとしての評価も高い。2022年7月に現地で発表された2023年型CR-Vは、北米の自動車専門誌「Car and Driver」が選ぶ10ベストアウォードに選ばれた。
AHMのホンダ・ナショナルセールス・アシスタント・バイスプレジデントであるLance Woelfer氏によれば、CR-Vは近年(過去四半世紀=25年間)で北米市場においてもっとも売れたCUVとなった。10ベストアウォードも、これで4回目の受賞だというから、代を重ねても変わることのない高い評価を得ていることがわかる。
とくに新型CR-VはコンパクトSUVのベンチマークとして、力強いスタイリング、拡大された空間性能に加え、フレキシブルかつスポーティなハイブリッドシステムが美点として挙げられた。Car and Driver編集者は次のようにコメントしている。
「新型CR-Vの魅力は、ドアを閉めて走り始めた瞬間から感じることができる。引き締まったボディは、静粛性が高くいかにも頑丈な印象だ。ボディシェルの剛性はさらに際立っている。各部の遮音性も徹底され、滑らかなフィーリングはより上級なモデルに乗っているかのようだ。ハンドリングもご機嫌で、クルマとの一体感に富んだコーナリングを楽しむことができる。インテリアの質感もとてもリッチだ。加えて、スポーツグレードに搭載されるハイブリッドシステムは、40mpg(Combined:およそ17.4km/L)の優れた燃費性能を誇る」
ハイブリッドに関しては、「they're our most recommendedversions of this much-recommended vehicle(非常にお勧めのこのモデルの中でもとくに強くお勧めしたいバージョンである)」と、もはや絶賛に近い評が伝えられている。
悪路走破性にもこだわってリアルタイムAWDをバージョンアップ
北米のラインナップに設定される4つのトリムレベルのうち、「スポーツ」と「スポーツツーリング」が、第4世代の2L 直噴4気筒エンジンに2モーターハイブリッドシステムを組み合わせたパワートレーンを搭載する。システム総合出力は204hpに達し、335Nmのシステム最大トルクはCR-V史上最強のスペックを誇る。最高速度は180km/hを超えているという。
数値的なものだけでなく、フィーリングにもスポーティ感を追求。アクセルペダルの踏み具合からドライバーの望みの加速を感知し、エンジンの最低回転数と最高回転数を瞬時に決めて疑似的なギア比を決定する「リニアシフトコントロール」を採用する。常に最適なクロス気味のレシオになるので、リニアに感じられ、官能的な加速フィーリングを演出してくれるのだ。
オフロード性能も磨かれた。CR-Vとしては初めて、ヒルディセントコントロールを備えている。またインテリジェントコントロールシステムを備えた最新のリアルタイムAWDは、雪や泥などの滑りやすい状況でより緻密なトラクション制御を実現。スポーツツーリングでは標準装備となるこのシステムは、最大50%のエンジントルクを後輪に配分することができる。
アグレッシブな前後フェイシアやグロスブラックのアクセントで力強さを強調するグリルメッシュなど、スポーツ系の存在感は圧倒的に大胆なもの。スポーツツーリングではプラチナカラーのロアバンパーやグロスブラックのリアスポイラーアレンジによって、差別化が図られている。標準仕様よりも1インチ大径となる19インチスプリット5スポークアロイ(ブラック)も、スポーツツーリングの専用装備だ。
日本市場では、後継車であるZR-Vが好調なセールスを記録している。すぐさま「復活してほしい!」などとは軽々に言えない。けれど、日本のファンにとっても少しときめく素敵な話題ではないだろうか。
そういえばやはり、日本のホンダ・ラインナップから姿を消してしまったオデッセイ(ただし日本のそれとはサイズ感もデザインも異なる)も、2022年はかの地で前年比倍以上を売りまくったと聞く。いつの日か国内でも再会できることを願ってやまないのが、正直なところ。とりあえずは「お休み中」扱いにしておいて、北米での活躍ぶりにささやかなエールを送ることにしよう。
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みんなのコメント
内装も価格相応だと思いますので導入してくれないかな。
トヨタ車ばかり売れてる日本人だけ車に対して感じ方が違うのかも知れない