BMWグループは、電動SUVのBMW『iX』改良新型の生産を、ドイツ・ディンゴルフィング工場で開始した。
改良新型iXは、出力が最大25%増加し、効率性も大幅に改善。さらに、WLTPサイクルでの航続距離が最大701kmに延長された。これによりiXは、BMWグループのEVの中で最長の航続を誇るモデルとなった。
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改良新型iXは、ディンゴルフィング工場で生産される。同工場では2021年からiXを生産しており、これまでに世界で13万台以上が販売されている。工場長のクリストフ・シュレーダー氏は、「iXはBMWにとって特別な車両。4年前の発売時には、将来の多くの技術への道を切り開いた。そして、当工場における全電動車時代の幕開けを告げた」とコメントしている。
デザイン面でも進化を遂げた改良新型iXは、初めてMスポーツパッケージとMスポーツプロパッケージが選択可能となり、内外装ともにスポーティな外観が強調されている。また、アークティックレースブルーメタリックやデューングレーメタリックなど、新しい外装色も追加された。
ディンゴルフィング工場では現在、iXを含む4種類のEVと5種類のプラグインハイブリッドモデル(PHEV)を生産している。iXは、BMWグループの中型・大型SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)セグメントにおける全電動モデルプログラムの中核を担っている。
改良新型iXは、BMWグループにとって2025年の重要EVのひとつとなる。2025年末に予定されている次世代EV「ノイエクラッセ」のデビューに先立ち、BMWの電動化戦略を加速させる重要な役割を果たすことが期待されている。
BMWグループは、改良新型iXを通じて電気自動車市場でのリーダーシップを強化し、持続可能なモビリティの実現に向けた取り組みを一層推進していく方針だ。
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