MotoGP第7戦カタルニアGPの決勝レースで、レプソル・ホンダのホルヘ・ロレンソは良いスタートを切り、オープニングラップで4番手まで浮上してみせた。しかし2周目のターン10でオーバーテイクを仕掛けると、フロントを切れ込ませて転倒。それによってアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)とヤマハのマーベリック・ビニャーレス及びバレンティーノ・ロッシに衝突し、4名がリタイアという大きなアクシデントとなった。
被害を被ったビニャーレスは、ロレンソが危険な場所でリスクのあるオーバーテイクを仕掛けたことを批判。当のロレンソもそれに同意を示し、良いスタートから“興奮しすぎた”と語っている。
■「ルーキーがするミスだ」転倒に巻き込まれたビニャーレス、ペナルティが必要と主張
「僕は良いスタートを切って、ポジションを多数回復することができた。マシンにはとても良い感覚があった。ウォームアップよりも良い状態で、ブレーキングでかなりリカバリーすることができた」と、ロレンソは言う。
「直前の加速で、マーベリックとマルクはぶつからないようにスロットルを閉じる必要があった。だから僕はそこにアドバンテージを見出し、スリップストリームを利用して、オーバーテイクに備えていた。最初の2~3周で、もういくつかポジションを上げられると感じていたんだ」
「だけど、恐らく僕は間違ったタイミング、適切でない場所でマーベリックに仕掛けてしまった。そこがオースティンの最初のコーナーと似た、微妙な所だということは分かっていた。そして、他のカテゴリーで多くのクラッシュが発生しているのも見ていたし、2016年には(アンドレア)イアンノーネと僕の身にも起こったことだ」
「たぶん、僕は興奮しすぎていたと思う。フィーリングは良くて、もっともっと速く行けると感じられていたんだ。僕の意見では、ああいったヘアピンはクラッシュを発生させやすい。そして、僕らはそれを何度も見てきた」
「今日の僕は恐らく理解していなかった。でも可能な限り、最初の周では特に注意を払わなければいけない。特にこういうコーナーでは、慎重にならなければいけないんだ。あれは僕のミスだった」
ただ、ロレンソは何も“クレイジー”なことはしていないとも付け加えており、周りに多くのライダーがいなければ、あのクラッシュは起こらなかっただろうと述べた。
「僕は何も狂ったブレーキングはしていない。ただマーベリックに並んで普通にブレーキをかけただけだ」
「問題は多くのライダーが前にいた事で、ドヴィはコーナー立ち上がりを上手く準備してラインが空いていたんだ。それで僕はドヴィにとても接近して、彼にぶつからないためにはより深くフロントブレーキをかける必要があった」
「他のコーナーなら、同じようなことは起こらなかったと思う。もちろん、僕がこのオーバーテイクをその瞬間に仕掛けなかったなら、クラッシュは起こらなかっただろう。いくつもの要素が組み合わさっていたんだ」
ロレンソが引き起こしたクラッシュに対し、ビニャーレスは次戦オランダGPでグリッド降格のペナルティを科すべきだと主張している。ロレンソはそういったライバルの意見には同意すると語った。
「マーベリックの反応は良く理解できる。僕も過去に似たような反応をしていたからね。完全に彼の反応は理解できるし、僕は何も言えない」
「言うまでもないけど、バレンティーノには感謝している。彼はだいたい僕の話している事を言っているからね。それとドヴィもだ。彼には謝罪して、彼はそれを受け入れてくれた」
「過去に僕の身にこうした事が起こったとき、僕は熱くなったりしてきた。これはレースで、将来的にこの手のコーナーの教訓にしたい。過去は変えられないけど、彼らには申し訳なく思っている」
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