現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 2022年WRC第7戦、カッレ・ロバンペラが早くも5勝目。もう誰も止められない!?【ラリーエストニア】

ここから本文です

2022年WRC第7戦、カッレ・ロバンペラが早くも5勝目。もう誰も止められない!?【ラリーエストニア】

掲載 2
2022年WRC第7戦、カッレ・ロバンペラが早くも5勝目。もう誰も止められない!?【ラリーエストニア】

2022年7月14日~17日、、世界ラリー選手権WRC第7戦ラリーエストニアがエストニア第2の都市タルトゥを起点に開催され、トヨタのカッレ・ロバンペラが優勝。シーズン第7戦にして早くも5勝目をあげた。2位はチームメイトのエルフィン・エバンス、3位にはヒョンデのオイット・タナックが入った。勝田貴元はまたも素晴らしい走りを見せて、5位入賞を果たしている。

雨がもたらした絶好の勝機を逃さず逆転、ロバンペラが今季5勝目
ここまで6戦4勝でドライバーズ選手権をリードするロバンペラが圧巻の走りを見せた。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

エストニアは昨年、WRC初優勝を記録した思い出の高速ラリー。不利な先頭スタートで苦戦も予想されたが、時折り雨が降るラリー序盤のコンディションがロベンペラに大きな助けとなった。

ライバルのヒョンデ勢がなかなかペースを上げられない中、本格的な競技初日となる金曜日午前中のステージをチームメイトのエバンスに次いで2番手で終えた若き王者候補は、時間が経つに連れて雨が強まる状況となったこの日の最終ステージで先頭スタートの有利さを活かしてスパート。圧倒的なベストタイムをマークしてエバンスを逆転した。

首位で迎えた土曜日以降は「リスクを冒さずにリラックスして攻められた」という落ち着いた走りでベストタイムを連発し、エバンスとの差を徐々に広げて優勝争いに決着をつけた。

日曜日も無難に走り切って今季5勝目となったロバンペラは「事前テストがバッチリで最高のクルマに仕上がっていた。チームのみんなに感謝したい」と余裕の笑顔。パワーステージも制したことで、これで選手権のリードは83点にまで広がって次戦ホームラリーのフィンランドを迎えることになった。

勝田は若手勢とのバトルを制して5位入賞
今シーズン好調な勝田貴元(トヨタ)が、また素晴らしい走りを見せた。

得意の高速グラベルラリーとはいえ過去エストニアではクラッシュが多く完走ゼロの勝田は、ラリー序盤はトップグループからは大きく出遅れた。

しかし、ライバルたちがトラブルに後退していく中、危なげない走りを続けたことで若手勢の争いから抜け出すことに成功、最後はMスポーツ・フォードのアドリアン・フルモーとの一騎討ちを制して5位でフィニッシュした。

ラリー終了後、勝田は「ラリーエストニアは5回目ですが、初めて完走できました。シェイクダウンでクラッシュしたり、ラリーの出だしでタイムが悪かったりしましたが、どんどんクルマのフィーリングが良くなって自信を持って攻められるようになりました。この流れを次につなげれればと思います」と笑顔を見せた。

次戦第8戦ラリーフィンランドは、8月4~7日、中部の学園都市、ユバスキラを起点に開催される。

■2022年WRC第7戦ラリーエストニア 結果
1位:K.ロバンペラ(トヨタ GRヤリス ラリー1)2h540m29.0s
2位:E.エバンス(トヨタ GRヤリス ラリー1)+1m00.9s
3位:O.タナック(ヒョンデ i20 N ラリー1))+1m55.7s
4位:T.ヌーヴィル(ヒョンデ i20 N ラリー1))+3m53.3s
5位:勝田貴元(トヨタ GRヤリス ラリー1) +4m13.4s
6位:E.ラッピ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+4m49.1s
7位 :A.フルモー (フォード プーマ ラリー1)+5m09.2s
8位 :A.ミケルセン(シュコダ ファビア ラリー2 エボ)+11m01.8s
9位 :T.スニネン(ヒョンデ i20 N ラリー2)+11m27.1s
10位 :E.リンドホルム(シュコダ ファビア ラリー2 エボ)+13m04.8s

■022年WRCドライバーズランキング(第7戦終了時)
1位 K.ロバンペラ(トヨタ) 175
2位 T.ヌーヴィル(ヒョンデ)92
3位 E.エバンス(トヨタ)79
4位 O.タナック(ヒョンデ)77
5位 勝田貴元(トヨタ)73
6位 C.ブリーン(Mスポーツ フォード)60

■2022年WRCマニュファクチャラーズランキング(第7戦終了時)
1位 トヨタ 298
2位 ヒョンデ 211
3位 Mスポーツ フォード 157

[ アルバム : 2022年WRC第7戦ラリーエストニア はオリジナルサイトでご覧ください ]

こんな記事も読まれています

マクラーレンF1がモーターホーム火災の最新情報を発表。ひとりが予防措置で病院搬送も全員が無事
マクラーレンF1がモーターホーム火災の最新情報を発表。ひとりが予防措置で病院搬送も全員が無事
AUTOSPORT web
ランド・ノリスが0.02秒差で自身2度目のPP獲得。RBは揃って後方に沈む【予選レポート/F1第10戦】
ランド・ノリスが0.02秒差で自身2度目のPP獲得。RBは揃って後方に沈む【予選レポート/F1第10戦】
AUTOSPORT web
 アリストって完ぺきじゃね!? FFのスペース効率とFRの運動効率を備えた究極のクルマ説をガチ検証
 アリストって完ぺきじゃね!? FFのスペース効率とFRの運動効率を備えた究極のクルマ説をガチ検証
ベストカーWeb
電動化の[新型ロードスター]でもこだわりたい”人馬一体”感!! でもやっぱり内燃機関でしょ!!!!
電動化の[新型ロードスター]でもこだわりたい”人馬一体”感!! でもやっぱり内燃機関でしょ!!!!
ベストカーWeb
スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7戦SUGOは小出峻がポール・トゥ・ウインで今季2勝目
スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7戦SUGOは小出峻がポール・トゥ・ウインで今季2勝目
AUTOSPORT web
宮田莉朋、2番手チェッカーもペナルティで後退。マルタンスが今季初優勝/FIA F2第6戦レース1
宮田莉朋、2番手チェッカーもペナルティで後退。マルタンスが今季初優勝/FIA F2第6戦レース1
AUTOSPORT web
角田裕毅、F1スペインGPは為す術なく19位がやっと「うまくいかなかった理由を理解すべく、全てを分析しなきゃいけない」
角田裕毅、F1スペインGPは為す術なく19位がやっと「うまくいかなかった理由を理解すべく、全てを分析しなきゃいけない」
motorsport.com 日本版
雨でびしょ濡れ! タッチパネルがめんどい! オッサンが最新式のクルマにキレる「ハイテクトラブル」急増中!
雨でびしょ濡れ! タッチパネルがめんどい! オッサンが最新式のクルマにキレる「ハイテクトラブル」急増中!
ベストカーWeb
ル・マンでサーキットの救急車に乗ることに! お土産は「カルフール」のレース関連グッズ、特にエコバッグがオススメです【みどり独乙通信】
ル・マンでサーキットの救急車に乗ることに! お土産は「カルフール」のレース関連グッズ、特にエコバッグがオススメです【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
“尋常じゃない上げ幅”のTEAM MUGENにどう対抗? セカンドロウの坪井翔&牧野任祐が得た手応え/第3戦SUGO
“尋常じゃない上げ幅”のTEAM MUGENにどう対抗? セカンドロウの坪井翔&牧野任祐が得た手応え/第3戦SUGO
AUTOSPORT web
フロントロウ独占の裏に“共闘”アリ。TEAM MUGEN陣営が振り返るそれぞれのアジャスト/第3戦予選
フロントロウ独占の裏に“共闘”アリ。TEAM MUGEN陣営が振り返るそれぞれのアジャスト/第3戦予選
AUTOSPORT web
F1 Topic:マクラーレンのモーターホームで火災発生。搬送者が出るなか、代表が被害状況把握に務める
F1 Topic:マクラーレンのモーターホームで火災発生。搬送者が出るなか、代表が被害状況把握に務める
AUTOSPORT web
フィアット600 詳細データテスト 500より増した実用性と快適性 フィアットらしい元気さは不在
フィアット600 詳細データテスト 500より増した実用性と快適性 フィアットらしい元気さは不在
AUTOCAR JAPAN
F1スペインGP決勝速報|フェルスタッペンがノリスとの接戦制す。RB角田裕毅は19位と苦戦
F1スペインGP決勝速報|フェルスタッペンがノリスとの接戦制す。RB角田裕毅は19位と苦戦
motorsport.com 日本版
フェルスタッペン、猛追ノリスを退け掴んだ今季7勝目に喜び爆発。角田裕毅は終始苦戦19位|F1スペインGP決勝
フェルスタッペン、猛追ノリスを退け掴んだ今季7勝目に喜び爆発。角田裕毅は終始苦戦19位|F1スペインGP決勝
motorsport.com 日本版
今見ても美しい!! 5ドアクーペルックのBMW3シリーズ320iグランツーリスモ試乗プレイバック
今見ても美しい!! 5ドアクーペルックのBMW3シリーズ320iグランツーリスモ試乗プレイバック
ベストカーWeb
豪華装備のダイハツ「アトレー」は街乗りもアウトドアも両立! ケイワークスならではのハイエンドマルチ軽キャンパーとは
豪華装備のダイハツ「アトレー」は街乗りもアウトドアも両立! ケイワークスならではのハイエンドマルチ軽キャンパーとは
Auto Messe Web
「1つ以外は」最新ミニに求めるすべて! 1.5L 3気筒の新型クーパー Cへ試乗 活発な子犬のよう
「1つ以外は」最新ミニに求めるすべて! 1.5L 3気筒の新型クーパー Cへ試乗 活発な子犬のよう
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

2件
  • 車体が小さくなって詰まらなくなった。 サイズがプジョウ206WRCと同じサイズになり、排気量も1.6という税金が無駄に高いくだらないサイズ。 小さい車に大排気量積めば下手くそでも速く走れる。 車体が小さいと旋回性が優れるためつまらない。 ラリーの楽しさは大きいボディーで狭い街中を走行すること。 市販車改造で走ることが一番の楽しみ。 
  • 日本じゃ誰も気にしてないから、頑張るだけムダですよ。
    あんたらのボス、モリゾーがクラうんこ発表したから、ほかのニュースは霧散した
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村