現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「ACコブラ」が「GTロードスター」になる夢を見た。真のグランドツアラーとして今、華麗に復活

ここから本文です

「ACコブラ」が「GTロードスター」になる夢を見た。真のグランドツアラーとして今、華麗に復活

掲載 1
「ACコブラ」が「GTロードスター」になる夢を見た。真のグランドツアラーとして今、華麗に復活

英国に現存する自動車メーカーとしてはもっとも長い歴史を誇るACカーズが、衝撃的なニューモデルを発表した。クルマ好きならおそらくは、一度は聞いたことのあるビッグネームであり、一度は実車を見てみたいと願うカリスマ的1台・・・なんと、あの「ACコブラ」が現代に復活する。

卓越したハンドリングと実用性を備えたスポーツGT
「ACコブラGT ロードスター」と名付けられた「新型」は、60年代にスポーツカーファンを魅了したご先祖様「シェルビーACコブラ」以来のマッチョなスタイルはそのままに、最新のテクノロジーを搭載、最先端のエンジニアリングのもとで開発・製造される。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

アルミ押し出し加工のスペースフレームシャシなど、ボディコンポーネンツは完全な新設計とされている。美しい仕上がりを見せるカーボンコンポジットボディは、オリジナルを再現しながらもディテールには現代的なエッセンスを備える。

スタイリングデザインを担当したイタリアのデザイン会社Icona Design Groupのグローバルデザインディレクター、Samuel Chuffart氏は、デザインに対する課題は非常にデリケートなものだった、と語る。

「高度な科学的発展を遂げた現代にAC コブラを復活させるにあたって、そのクルマが持つ過去の歴史や伝統を無下にすることはできません。時間の流れに寄り添う自然な進化を通して、50年を超える技術の進歩に追いつきながら日常を豊かに彩ってくれるスーパーカーを提供します」

たとえば、「ACコブラで長距離旅行を楽しむことができるようにしなければならない」という課題を解決するにあたって、ホイールベースは2570mmとACコブラMk.IVよりも284mm長くなっているとのこと。しかし全長そのものは4330mmと、110mmしか拡大されていない。

またトレッドはワイド化され、同時に前後重量配分や重心高を徹底的に最適化。サスペンション系のセッティングは英国のプロフェッショナルレースチームが担当し、類まれな俊敏性とともに、優れた快適性まで実現しているという。

価格はおよそ4600万円。春から夏にかけて納車を開始
搭載されるV8ユニットはフォード製で、ムスタングにも搭載される排気量5L(5038cc)のDOHCだ。スーパーチャージャーによる過給で、最高出力663ps/最大トルク780Nmを発生する。

6速MTもしくは10速ATと組み合わされ、1400kgと軽量なボディを最速で0→60mph(およそ96km/h)を3.4秒で加速させる。最高速度は278km/hだが、全開時のサウンドの迫力にも大いにこだわっているようだ。

パフォーマンスだけでなく室内空間や装備についても「ゆとり」が感じられる。特注されたインテリアは外観と同様、ヘリテイジ性とともに革新性も備えている。

電動パワーウインドウやクライメートコントロール、ナビゲーション機能付きのインフォテインメントシステムなど、さまざまな快適装備が搭載されている。まさに長距離旅行を楽しむことができそうだ。

この新しいACコブラGT ロードスターは、英国で生産される予定。販売価格は28万5000ポンド(VAT含む)と、日本円換算(2023年3月8日現在)では4640万円ほどとなる。

正式発表は4月だが、欧州では春から夏にかけてエクスクルーシブなプレビューイベントの開催が予定されているとのこと。そのころには、幸せなオーナーたちの前に迫力満点の実車が姿を現すことになりそうだ。

[ アルバム : ACコブラ GT ロードスター はオリジナルサイトでご覧ください ]

こんな記事も読まれています

オコンの後任どうする? アルピーヌが重要視するのは“仲良しコンビ”にあらず「プロフェッショナルなドライバーが必要」
オコンの後任どうする? アルピーヌが重要視するのは“仲良しコンビ”にあらず「プロフェッショナルなドライバーが必要」
motorsport.com 日本版
クルマの個人売買で目にする「予備検」ってなに? 検査せずとも車検がとれる仕組みとは
クルマの個人売買で目にする「予備検」ってなに? 検査せずとも車検がとれる仕組みとは
WEB CARTOP
クラッチ操作不要の「E-Clutch」はDCTと何が違う? なぜ「CB650R/CBR650R」に初採用? ホンダ開発陣に聞いた
クラッチ操作不要の「E-Clutch」はDCTと何が違う? なぜ「CB650R/CBR650R」に初採用? ホンダ開発陣に聞いた
レスポンス
「めちゃくちゃ変わった」 宝塚IC接続の「尼宝線」大改造が完了 IC渋滞ゼロ「効果絶大」の声
「めちゃくちゃ変わった」 宝塚IC接続の「尼宝線」大改造が完了 IC渋滞ゼロ「効果絶大」の声
乗りものニュース
なぜ「ETCレーン」でバーがあがらない? “突破”しても良い!? 「正しい対処法」とは
なぜ「ETCレーン」でバーがあがらない? “突破”しても良い!? 「正しい対処法」とは
くるまのニュース
高速道路を乗り降り自由!? 料金も半額以下に!? ETC周遊割「ドラ割」「速旅」「みち旅」って何? 使い方と注意点とは
高速道路を乗り降り自由!? 料金も半額以下に!? ETC周遊割「ドラ割」「速旅」「みち旅」って何? 使い方と注意点とは
VAGUE
50ccエンジンバイクの新車が国内から消える!! 二重規制で2025年6月に前倒しか?
50ccエンジンバイクの新車が国内から消える!! 二重規制で2025年6月に前倒しか?
バイクのニュース
ルクレール、スペインGPでレッドブルの復調を予想。これからは四つ巴の優勝争いが見られる?
ルクレール、スペインGPでレッドブルの復調を予想。これからは四つ巴の優勝争いが見られる?
motorsport.com 日本版
フェラーリのカリスマ、ルカ・ディ・モンテゼーモロが成し遂げたこと 【第10回】フェラーリへの愛
フェラーリのカリスマ、ルカ・ディ・モンテゼーモロが成し遂げたこと 【第10回】フェラーリへの愛
AUTOCAR JAPAN
脱「コの字」型ヘッドライト採用! [新型フォレスター]は新世代スバルSUVの旗手となるのか?
脱「コの字」型ヘッドライト採用! [新型フォレスター]は新世代スバルSUVの旗手となるのか?
ベストカーWeb
FIAがスーパーライセンス規則を変更、17歳でF1参戦が可能に。注目されるアントネッリのF1プランへの影響
FIAがスーパーライセンス規則を変更、17歳でF1参戦が可能に。注目されるアントネッリのF1プランへの影響
AUTOSPORT web
フェラーリの「ル・マン24時間」総合優勝はなんと10回! 跳ね馬の58年前の栄光の戦績を振り返りながら、2年連続優勝を祈りましょう
フェラーリの「ル・マン24時間」総合優勝はなんと10回! 跳ね馬の58年前の栄光の戦績を振り返りながら、2年連続優勝を祈りましょう
Auto Messe Web
「B+COM TALKワイヤーマイクペアユニット」はこれからインカムを始めるふたりにピッタリ!セットでお得に高性能をゲット!  
「B+COM TALKワイヤーマイクペアユニット」はこれからインカムを始めるふたりにピッタリ!セットでお得に高性能をゲット!  
モーサイ
【写真蔵】一部改良されたジープ ラングラーには、エントリーグレードの「スポーツ」も登場
【写真蔵】一部改良されたジープ ラングラーには、エントリーグレードの「スポーツ」も登場
Webモーターマガジン
【20世紀名車ギャラリー】ゆったりとしたツーリングが似合う英国オープン、1955年式トライアンフTR2の肖像
【20世紀名車ギャラリー】ゆったりとしたツーリングが似合う英国オープン、1955年式トライアンフTR2の肖像
カー・アンド・ドライバー
洗車のオプション「下回り洗浄」は選択するべきですか? クルマの「底面」は見えないのに、なぜ洗浄する必要があるのでしょうか?
洗車のオプション「下回り洗浄」は選択するべきですか? クルマの「底面」は見えないのに、なぜ洗浄する必要があるのでしょうか?
くるまのニュース
【リコール】レクサス、トヨタ スバル25車種23万台超リコール
【リコール】レクサス、トヨタ スバル25車種23万台超リコール
Auto Prove
光明は高速グラベルラリーにあり。不運が続くトヨタのエバンス「早い段階で自信を取り戻すことが重要」
光明は高速グラベルラリーにあり。不運が続くトヨタのエバンス「早い段階で自信を取り戻すことが重要」
AUTOSPORT web

みんなのコメント

1件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2695.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1640.03258.0万円

中古車を検索
GTの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2695.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1640.03258.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村