信号が黄色に変わったら注意して進まなきゃダメ、そう思った人こそ読むべき交通ルールの超基本とは？

「注意して進め」は間違い！

クルマを運転中、交差点に差し掛かったところで信号が黄色に変わり、進んでいいのか、止まるべきか迷った……なんていう経験をしたことはないだろうか。そこでいま一度、黄色信号の基本ルールをおさらいしておこう。

まず、黄色信号は、（信号が黄色に変わった後に）「停止位置をこえて交差点に進行してはいけない」（道路交通法施行令第2条第1項）ことを意味する。したがって、目の前の信号が黄色に変わった場合、クルマを停止させるのが大原則。なかには黄色信号を「注意して進め」と勘違いしているドライバーがいるかもしれないが、それは間違いだ。

しかし例外がある。黄色に変わった途端に、急ブレーキを踏むのは危険な場合もある。そこで「黄色信号が表示された時、当該停止位置に近接しているため安全に停止することができない場合を除く」（同但書）という決まりがある。

この例外が頭の片隅にあり、「直前で黄色信号になった場合は止まらなくていい」と判断する人がいるのかもしれない。しかし結果的に警察に交通違反と見なされる場合がある。納得がいかず裁判に持ち込まれたケースがあるが、ドライバーの主張は認められていない。「（ドライバーには）前方の信号の変化に注意を払い、黄色に変わるかもしれないと予測し、速度の調整をしながら進行すべき注意義務がある」という判断が下されているのだ（出典「執務資料道路交通法解説」）。自分は急に止まれないため仕方ないと思っても、黄色信号無視で警察に違反切符を切られる可能性はあると覚えておきたい。

なお、黄色信号無視は赤信号無視と同じく違反点数2点、反則金9,000円（普通車）となる。この違反点数をみてわかるように、黄色信号無視は軽い違反ではない。やはりクルマに乗るときは時間と心にゆとりを持って行動するのが一番だろう。

Comments

横断歩道が点滅から赤になって自動車レーンがすぐに黄色になれば分かりやすいけど、
横断歩道が赤になっても自動車レーンがしばらく青のままの信号は、対向車線の右折待ちの車がいて結構怖い。

あと、右折信号の無い交差点で自分が右折待ちしてる際、対向車線だけ時間差で先に赤になってる交差点があるけど、対向車線の信号は自分からは見えてないから右折するタイミングが分かりづらい。

歩行者信号点滅始めたら徐行どころか、
行けそうだったらアクセル踏んでしまう。