いまもっともホットなコンパクトSUVセグメントに、BMWが投入したEVのニューモデル「iX1」に試乗。走り出す前に、まずはこのクルマの特徴をチェックしておこう。
3代目「X1」とともに日本上陸
BMW、7シリーズのEV版「i7」を発表……デイリーEVヘッドライン[2022.11.16]
BMWのSUVである「Xモデル」のなかで、もっともサイズが小さいのが、プレミアムコンパクトSUVの「X1」だ。日本でも人気のこのモデルがフルモデルチェンジにより3代目に進化したのを機に、新たに追加されたEV仕様が「iX1」である。
同じセグメントの「日産アリア」や「フォルクスワーゲンID.4」が、EV専用プラットフォームを採用するのに対し、iX1はエンジン車のX1と共通の「UKL2プラットフォーム」をもとに成り立っている。ちなみに、コンパクトなFWDモデル向けのこのプラットフォームは、同社の「2シリーズアクティブツアラー」や「ミニ・クロスオーバー」、「ミニ・クラブマン」でも使われている。
X1のいちバリエーションであるiX1は、4,500mmの全長、1,835mmの全幅、そして、2,690mmのホイールベースはX1と共通。見た目もX1と区別がつきにくいが、フロントグリルの「i」のバッジや、各所に配されるブルーのアクセントにより、かろうじてEVのiX1であることがわかる。
驚いたのはボンネットを開けたときの眺め。何も知らされずに、エンジン車のような立派なカバーを見せられたら、多くの人はEVとは気づかないだろう。「Bayerische Motoren Werke(バイエリッシェ・モトーレン・ヴェルケ)」、すなわち、ドイツ語で“バイエルン州のエンジン工場”という名の自動車メーカーだけに、こうした演出にも納得がいく。
パワートレーンはxDrive30の1タイプ
エンジン車のX1がガソリンエンジンの「X1 xDrive20i」とディーゼルエンジンの「X1 xDrive20d」の2タイプを用意するのに対して、EV仕様は「iX1 xDrive30」のみ1タイプの展開となる。どのパワートレインにも、エレガントな雰囲気に仕上げた「xLine(エックスライン)」と、スポーティさが際だつ「M Sport」が設定され、今回はiX1 xDrive30 M Sportを試乗のために引っ張り出した。
その名前から察しがつくように、このクルマの駆動方式は4WD。前後アクスルに1基ずつ交流同期モーターを配置し、それぞれのアクスルを駆動することで4WDを実現している。このiX1 xDrive30では、前後のモーターは同じものを採用しており、どちらも最高出力が140kW(190ps)、最大トルクは247Nm(25.2kgm)を誇る。前後あわせた性能は、システム最高出力が200kW(272ps)、システム最大トルクは494Nm(50.4kgm)に及ぶ。
前後アクスル間の床下部分には66.5kWhのリチウム・バッテリーが収められ、一充電走行距離は465kmを達成する。充電は最大8kWの普通充電と、最大130kWの急速充電(CHAdeMO規格)に対応している。価格は、高速道路渋滞時ハンズ・オフ・アシストやナビゲーションシステムなどを標準装着しながら、ギリギリ700万を切る698万円に収められる。性能や装備を考えると、なかなか魅力的な価格といえるのではないだろうか。
BMW iX1 xDrive30 M Sport
全長:4,500mm 全幅:1,835mm 全高:1,620mm ホイールベース:2,690mm 車両重量:2,030kg 前後重量配分:前1,030kg、後1,000kg 乗車定員:5名 交流電力量消費率:155Wh/km(WLTCモード) 一充電走行距離:465km システム最高出力:200kW(272ps) システム最大トルク:494Nm(50.4kgm) フロントモーター最高出力:140kW(190ps)/8,000rpm フロントモーター最大トルク:247Nm(25.2kgm)/0-4,900rpm リアモーター最高出力:140kW(190ps)/8,000rpm リアモーター最大トルク:247Nm(25.2kgm)/0-4,900rpm バッテリー電力量:66.5kWh モーター数:前1基 後1基 トランスミッション:1速固定 駆動方式:4WD フロントサスペンション:マクファーソン・ストラット式 リアサスペンション:マルチリンク式 フロントブレーキ:ベンチレーテッドディスク リアブレーキ:ベンチレーテッドディスク タイヤサイズ:225/55R18 最小回転半径:5.6m 荷室容量:490L 車体本体価格:6,980,000円
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