ダカール経験したダニーロ・ペトルッチ、再びロードレース復帰か？ 2月にドゥカティからWSBKテスト参加

　2021年シーズンまで長年ロードレース世界選手権MotoGPクラスを戦ってきたダニーロ・ペトルッチ。彼は今年2月にポルトガルでWSBKのテストにドゥカティから参加する予定で、その後はMotoAmericaへの参戦が予想されている。

　ペトルッチはMotoGPでのシートを失ったあと、活躍の場を別シリーズへと求め、2022年は年初からダカール・ラリーへと参戦。キャリア初のダカール・ラリーだったが、ステージ優勝を記録して、世界を驚かせた。

　そんなペトルッチだが、2月8～9日にかけては再びロードレースの世界へと帰還。ポルトガルで行なわれるWSBKのテストにドゥカティから参加し、ジョナサン・レイ（カワサキ）や新王者のトプラク・ラズガットリオグル（ヤマハ）などレギュラーライダー達と共にマシンを走らせる予定となっている。

　このテスト参加は、ペトルッチの今後の活動として噂されているMotoAmerica参戦を見据えたモノではないかと見られている。現在の情報では、彼はロリス・バズの後釜としてWarhorse HSBK Ducatiに加入すると考えられている。

　バズは2022年にBMWのサテライトチームであるBonovo BMW teamからオファーを受け、WSBKへと移籍したため、MotoAmericaで欠員が出てしまったのだ。2019～2020年にかけてMotoGPでドゥカティファクトリーチームに所属していたペトルッチは、テック3KTM離脱が決まった際からドゥカティ陣営でのスーパーバイク転向の可能性が噂されてきた。

　なおペトルッチはMotoGP参戦以前にスーパーストック1000へ参戦しており、プロダクションバイクでのレースを経験済みだ。