レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、F1シンガポールGPの週末にはRBの来季ドライバーラインアップが明らかになると強く示唆。未だ発表されてこなかった角田裕毅のチームメイトがようやく公開されるようだ。
角田は今シーズン序盤の活躍から、早い時点で旧アルファタウリ時代を含め同チームで5シーズン目を戦うことが決まっていた。一方で現在ダニエル・リカルドがドライブしているふたつ目のシートは未定という状態が続いていた。
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リカルドが仮にRBを離れる場合、彼が昨シーズン怪我で戦線離脱となっていた際に代役を務めたリザーブドライバーのリアム・ローソンが起用される可能性が高い。
また、現在FIA F2でタイトル争いを繰り広げている育成ドライバーのアイザック・ハジャーも選択肢のひとつで、レッドブルがRBからF1に昇格させる可能性もある。
「我々にはアイデアがある。だからシンガポールまで待っていてくれ」
マルコはViaplayにそう語った。
「まだ9月だし、今後ハッキリとしたことが分かるはずだ」
「(RBの2席目が)どうなるかは、そこで明らかになるだろう」
マルコは以前、オーストリアのKleine Zeitung紙に、ローソンが「来年は間違いなく我々のマシンの1台に乗ることになるだろう」と語っており、リカルドの後任としてRBに加わるのは論理的なことだ。
ローソンは今季、レッドブル・レーシングのRB20をテストしており、これがチームで苦戦していたセルジオ・ペレスの後任として起用できるかどうかのオーディションとも目されていた。ただレッドブル・レーシングはサマーブレイク中にペレス続投を選択し、残りシーズンを共に戦うことを決めた。ペレスは2025年末までチームと契約を結んでいるが、実際にもう1年シートに留まり続けることができるかどうかは分からない。
レッドブル・レーシングを率いるクリスチャン・ホーナー代表は、マルコのローソン起用に関するコメントについて、「彼に尋ねたところ、ハッキリと、彼は来年F1で走ると言っていた」と明かし、さらに次のように続けた。
「我々は彼をレンタルで貸すこともできる。何も決まっていない。もし我々がリアムのオプションを行使しなければ、彼は2025年に向けてフリーのドライバーとなる」
オランダGP後にローガン・サージェントの後任を検討していたウイリアムズとしては、ローソンをレッドブルからレンタルして起用することも選択肢のひとつだったが、最終的には育成ドライバーのフランコ・コラピントを選んだ。
RBの来季ドライバーラインアップが確定すれば、2025年に向けた空きシートはザウバーの1席のみとなる。その有力候補は現在もチームで走るバルテリ・ボッタス、もしくはマクラーレン育成でF2参戦中のガブリエル・ボルトレトの2名だと言われている。
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