現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > キャデラック、エスカレードのBEVを発表!750馬力のパワー、航続距離は724km

ここから本文です

キャデラック、エスカレードのBEVを発表!750馬力のパワー、航続距離は724km

掲載 更新 4
キャデラック、エスカレードのBEVを発表!750馬力のパワー、航続距離は724km

キャデラックは、リリックに続くBEV(バッテリー電気自動車)として、エスカレードIQを発表した。価格は13万ドルからだ。ICE(内燃機関)版のエスカレードは日本にも輸入されている(1,740~1,800万円)ため、IQの日本上陸も期待できる。価格は2,000万円を下ることはないと思われる。

200kWhの大バッテリーで724kmの航続距離

ダッジ初のEVピックアップ「ラム1500REV」発表……デイリーEVヘッドライン[2023.02.13]

エスカレードIQは、BEVの用のアーキテクチャーであるUltimプラットフォームに、24個のUltimリチウムイオンバッテリーユニットを搭載する。バッテリー総電力量は200kWhに達する。800VのDC高速充電により10分で最大100マイル(160km)分を充電可能だ。双方向のV2H(車両から電力を外部に供給が可能)にも対応している。

前後に各1基のモーターを搭載したAWDで、最高出力750馬力、最大トルク1,064Nmのパワーにより、0-60mph(0-96km/h)加速を5秒以下でこなす。

足元は、車高の50mmダウンと25mmアップが可能なアダプティブエアライドサスペンションとマグネティックライドコントロール4.0を備え、荒れた路面でも快適な乗り心地を提供すると謳われる。

4輪操舵技術も採用されており、リヤタイヤを最大10°フロントタイヤと逆に操舵することにより、全長5.7m、全幅2.1mの巨体ながら、最小回転半径は6mに抑えられた。また、「キャデラック・アライバル・モード」では、リヤタイヤをフロントタイヤと同じ方向に操舵し、斜めに移動できるため、狭い駐車場などでの出入りがしやすくなる。

BEVでは必須事項となっている空力にも気が配られており、テールライト形状、滑らかなアンダーボディ、グリルシャッター、ホイールの形状の工夫により前世代モデル(現行のエスカレードのことと思われる)よりも空気抵抗が約15%減り、724kmの航続距離達成に貢献している。

使いやすいフランク、車重は4トン前後か

運転席と助手席の前に広がる55インチのディスプレイは、ドライバー側の30インチと助手席側の20インチに分けられている。センターコンソールのディスプレイは、エアコンやドライブモード、HUD(ヘッドアップディスプレイ)、リヤステアリングなどのコントロール機能が割り当てられる。

4つのテーマから選択可能なインテリアは、126色のアンビエントライトによって彩ることも可能だ。

電動で格納できる3列目を備えた7人乗りで、Executive Second Rowパッケージは2列目が2人乗りになるため6人乗りになるようだ。

345.4Lの容量を持つフランク(ボンネット下の荷室)は、ゴルフバッグ2個を収納可能。ボンネットと一緒にグリル部分が上がるため、荷物の取り出しやすさも考慮されている。リヤに回るよりもフランクの方が近いので、重宝しそうだ。

ボディカラーは6色から選択でき、ルーフをブラックにするツートーンも可能だ。

基本トリムは、ラグジュアリーかスポーツの2種類が用意される。グレードは、Executive Second Rowパッケージ、ラグジュアリー2とスポーツ2、ラグジュアリー1とスポーツ1の3段階が設定されているようだ。

グレードによってオーディオシステムも以下のように変わる。 Executive Second Rowパッケージ:40スピーカーのAKG Studio Referenceオーディオシステム ラグジュアリー2とスポーツ2:36スピーカーのAKG Studio Referenceオーディオシステム ラグジュアリー1とスポーツ1:19スピーカーのAKG Studio オーディオシステム

車重の発表はなかったが、200kWhのバッテリーだけでおそらく1,400kgほどで、現行の6.2L V8エンジンのICE版が2,740kgであることを踏まえると4トン前後になるだろう。

キャデラック・エスカレードIQ 全長:5,697mm 全幅:2,167mm 全高:1,934mm ホイールベース:3,460mm 乗車定員:6 or 7名 一充電走行距離:724km 最高出力:560kW(750hp) 最大トルク:1,064Nm バッテリー総電力量:200kWh モーター数:前1基、後1基 駆動方式:AWD サスペンション前後:ショート-ロングアーム(SLA)サスペンション タイヤサイズ:前後LT275/50R24 最小回転半径:6.0m 荷室容量:345.4L(フランク)

こんな記事も読まれています

ランド・ノリスが0.02秒差で自身2度目のPP獲得。RBは揃って後方に沈む【予選レポート/F1第10戦】
ランド・ノリスが0.02秒差で自身2度目のPP獲得。RBは揃って後方に沈む【予選レポート/F1第10戦】
AUTOSPORT web
 アリストって完ぺきじゃね!? FFのスペース効率とFRの運動効率を備えた究極のクルマ説をガチ検証
 アリストって完ぺきじゃね!? FFのスペース効率とFRの運動効率を備えた究極のクルマ説をガチ検証
ベストカーWeb
電動化の[新型ロードスター]でもこだわりたい”人馬一体”感!! でもやっぱり内燃機関でしょ!!!!
電動化の[新型ロードスター]でもこだわりたい”人馬一体”感!! でもやっぱり内燃機関でしょ!!!!
ベストカーWeb
スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7戦SUGOは小出峻がポール・トゥ・ウインで今季2勝目
スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7戦SUGOは小出峻がポール・トゥ・ウインで今季2勝目
AUTOSPORT web
宮田莉朋、2番手チェッカーもペナルティで後退。マルタンスが今季初優勝/FIA F2第6戦レース1
宮田莉朋、2番手チェッカーもペナルティで後退。マルタンスが今季初優勝/FIA F2第6戦レース1
AUTOSPORT web
角田裕毅、F1スペインGPは為す術なく19位がやっと「うまくいかなかった理由を理解すべく、全てを分析しなきゃいけない」
角田裕毅、F1スペインGPは為す術なく19位がやっと「うまくいかなかった理由を理解すべく、全てを分析しなきゃいけない」
motorsport.com 日本版
雨でびしょ濡れ! タッチパネルがめんどい! オッサンが最新式のクルマにキレる「ハイテクトラブル」急増中!
雨でびしょ濡れ! タッチパネルがめんどい! オッサンが最新式のクルマにキレる「ハイテクトラブル」急増中!
ベストカーWeb
ル・マンでサーキットの救急車に乗ることに! お土産は「カルフール」のレース関連グッズ、特にエコバッグがオススメです【みどり独乙通信】
ル・マンでサーキットの救急車に乗ることに! お土産は「カルフール」のレース関連グッズ、特にエコバッグがオススメです【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
“尋常じゃない上げ幅”のTEAM MUGENにどう対抗? セカンドロウの坪井翔&牧野任祐が得た手応え/第3戦SUGO
“尋常じゃない上げ幅”のTEAM MUGENにどう対抗? セカンドロウの坪井翔&牧野任祐が得た手応え/第3戦SUGO
AUTOSPORT web
フロントロウ独占の裏に“共闘”アリ。TEAM MUGEN陣営が振り返るそれぞれのアジャスト/第3戦予選
フロントロウ独占の裏に“共闘”アリ。TEAM MUGEN陣営が振り返るそれぞれのアジャスト/第3戦予選
AUTOSPORT web
F1 Topic:マクラーレンのモーターホームで火災発生。搬送者が出るなか、代表が被害状況把握に務める
F1 Topic:マクラーレンのモーターホームで火災発生。搬送者が出るなか、代表が被害状況把握に務める
AUTOSPORT web
フィアット600 詳細データテスト 500より増した実用性と快適性 フィアットらしい元気さは不在
フィアット600 詳細データテスト 500より増した実用性と快適性 フィアットらしい元気さは不在
AUTOCAR JAPAN
F1スペインGP決勝速報|フェルスタッペンがノリスとの接戦制す。RB角田裕毅は19位と苦戦
F1スペインGP決勝速報|フェルスタッペンがノリスとの接戦制す。RB角田裕毅は19位と苦戦
motorsport.com 日本版
フェルスタッペン、猛追ノリスを退け掴んだ今季7勝目に喜び爆発。角田裕毅は終始苦戦19位|F1スペインGP決勝
フェルスタッペン、猛追ノリスを退け掴んだ今季7勝目に喜び爆発。角田裕毅は終始苦戦19位|F1スペインGP決勝
motorsport.com 日本版
今見ても美しい!! 5ドアクーペルックのBMW3シリーズ320iグランツーリスモ試乗プレイバック
今見ても美しい!! 5ドアクーペルックのBMW3シリーズ320iグランツーリスモ試乗プレイバック
ベストカーWeb
豪華装備のダイハツ「アトレー」は街乗りもアウトドアも両立! ケイワークスならではのハイエンドマルチ軽キャンパーとは
豪華装備のダイハツ「アトレー」は街乗りもアウトドアも両立! ケイワークスならではのハイエンドマルチ軽キャンパーとは
Auto Messe Web
「1つ以外は」最新ミニに求めるすべて! 1.5L 3気筒の新型クーパー Cへ試乗 活発な子犬のよう
「1つ以外は」最新ミニに求めるすべて! 1.5L 3気筒の新型クーパー Cへ試乗 活発な子犬のよう
AUTOCAR JAPAN
ベントレー「ベンテイガ」に世界5地域からインスピレーションを得た限定シリーズが登場! マリナーが仕立てた極上旅を表現した5台とは
ベントレー「ベンテイガ」に世界5地域からインスピレーションを得た限定シリーズが登場! マリナーが仕立てた極上旅を表現した5台とは
Auto Messe Web

みんなのコメント

4件
  • 車重が4トン越えなら若い奴は普通免許じゃ乗れないな
  • 200kwhのバッテリーって家庭用の200Vのコンセントで充電しようと思うと、少しバッテリーが残っている状態からでも丸2日以上かかるのでは。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村