■どんなクルマ?
メカニズムそのものに変化なし
新しい2シリーズに、最新式のBMWデザインのメスが入った。フェイスリフトはクーペ、コンバーチブルなども共通しておこなわれ、ベースとなる1シリーズもまたフェイスリフトが施されている。
今回取り上げるのは2シリーズ。外観にはLEDヘッドランプが標準装備され、キドニーグリルはデザインを見直されている。
オプションのLEDフォグランプや、スタイリングが見直されたフロントのエアインテーク、加えて3色の新たなボディカラーと4種類のアロイホイールを取り揃えている。
ダッシュボードは完全に新しいもので、新式のディスプレイも備わった。最新のiDriveインフォテインメントシステムを採用。新しいレザーの内装を取り入れている。
今回のテスト車両は189psを発生させる2ℓの220dで、メカニズムに関しては何ら変更はない。公式には1ℓあたり37.6kmを走破するようで、124g/kmのCO2を排出する。
■どんな感じ?
ややバタつくが、致命的ではない
メカニズム自体は変わらないため、印象はかつての2シリーズだ。BMW製2ℓディーゼルエンジンはとてもスムーズで、それに組み合わさるZFオートマは賢く、素晴らしい。
これならば街中から高速道まで、まともな相棒として働いてくれるだろう。急いでいるときだって静かに目的地を目指すが、伝わってくる感覚がすくないようにも感じた。まあしかし、気にするほどのことではない。
ステアリングは軽く、印象は良好。ボディに関しては、やはりクーペのほうがしっかりしていて、コンバーチブルは少々バタバタした感じではあるが、かつてそうであったように、タイトなコーナーでも、しっかり抜けていった。この感じはアウディA3カブリオレでも体感したものと同じだ。
さて、このコンバーチブルを語るうえで重要なのは「快適性」。くぼみなどを越えた際、ブルブルと車体が振れるのはライバル車のどのモデルもそうだが、この2シリーズに関しては深く根差した感じで、衝撃吸収の上手さを物語っていた。
テスト車両に関しては£515(7万500円)のMスポーツのサスがオプションで装着されていたため、これの影響が大きかったのかもしれない。
ルーフを閉めている状態ならばタイヤからのノイズが聞こえるが、不必要にオーディオのボリュームをいじる必要はないようだ。
さて、屋根を開けよう。
屋根を空けた220dコンバーチブルの印象は?
屋根を開けるためのボタンを押すと約20秒で動作が完了する。横のウインドウを上げていれば問題はないが、オプションのウインドディフレクターを装着すれば高速道路ですらハットやヘルメットなんか必要ないくらいの乗員保護性能を発揮する。
ただし、4人乗りだが、実質2人での使用が好ましいことも言っておかなければならない。リアの乗員は足のやり場に困る。
新しくなったといえばダッシュボード。ドライバーに向けた新しいロケーションで、装備やトリムなども改善されている。
最新のiDriveは高く、£775(11万3000円)であるが、8.8インチのスクリーンが備わるため、価格に見合った価値はあるといえる。
このスクリーンは、従来のダイヤルと併せて操作できるようになっていて、メニューのレイアウトは刷新されているものの、シンプルなまま。
唯一の欠点といえば、標準装備ではスマートフォンのミラーリングができないことくらいだろう。こちらも有料で、£235(3万4000円)で装着可能。
■「買い」か?
多彩なオープンカー健在
1995ccの220dのエンジンは、このモデルでの正しい選択であるといえる。218dのほうが安いが、排気ガスはクリーンではないし、220dのほうがパワフルでトルクもある。
2シリーズであることというのは、軽快であり、まともで小さなプレミアムカーであるということに尽きる。べつにMスポーツじゃないSEだって、装備は充分だし、快適性はお墨付きである。
世間では大きなホイールや、ボディキットを付けるひとが結構見受けられるが、そんなことしなくたっていい。
変革と進化を遂げた新しい2シリーズを拒む理由なんてどこにもない。
多才なオープンカーであることに変わりはない。
BMW 220d コンバーチブル Mスポーツ
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