WRC世界ラリー選手権を戦うMスポーツ・フォードのマネージングディレクターを務めるマルコム・ウィルソンは、2020年シーズンのドライバーラインアップは「成長が期待される才能ある若手を支援するという我々の信念に沿ったものになる」と述べた。
Mスポーツは2019年、エルフィン・エバンスとテーム・スニネンのふたりを軸にWRCへ参戦。第7戦ポルトガルなどラウンドによっては下位クラスを主戦場としていたガス・グリーンスミスや、ポンタス・ティデマンドをスポット参戦させるなど、若手ドライバーを積極的に起用してきた。
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チームとしては優勝こそなかったものの、第3~4戦ではエバンスが総合3位表彰台、第8戦イタリア・サルディニアではスニネンがキャリアベストとなる総合2位表彰台を掴んでいる。
またグリーンスミスが戦ったWRC2プロクラスや、ペドロ・ヘラーが戦ったWRC2クラスには“Mk2”と呼ぶ改良型フォード・フィエスタR5を投入し、第11戦トルコでグリーンスミスがクラス優勝も飾った。
2019年はドライバーだけでなく、チーム首脳陣にも若手を積極的に登用してきた。これまではMスポーツの創設者であるウィルソン自身がチームプリンシパルを務めていたが、2019年は1984年生まれのリチャード・ミルナーがチーム代表に就任したのだ。35歳のチーム代表はWRC最上位クラス参戦チームのなかでもっとも若い。
チーム代表としての1年目を終えたミルナー代表は「チームを指揮するチャンスをくれたマルコムには本当に感謝している。いつかやりたいと思っていた仕事だったし、僕が代表という仕事にふさわしいと思ってくれたことがうれしい」と述べている。
「2019年シーズン、勝利を手にするという目標は叶わなかったが、あと一歩まで迫ることはできた。この戦いぶりをチームとして誇りに思う。多くの人々が予想していた以上の戦いができたと思うし、数合わせのために参戦しているわけじゃないことを見せつけられたはずだ」
「Mスポーツは総合優勝を目指し、どんな路面コンディションでも速さを発揮するべく戦っている。そして若手ドライバーの育成にも注力しているんだ。これはMスポーツがつねに情熱を注いできたことだからね」
Mスポーツは2020年シーズンの参戦体制を発表していないが、2019年に在籍したエバンスはTOYOTA GAZOO Racing WRTへ移籍するため、少なくともシートにひとつ空きが出ることは確定している。
2020年の体制についてマネージングディレクターのウィルソンは「来年に向けたプランは進行中で、素晴らしい結果をもたらすと確信している」とコメントした。
「残念ながら、まだ我々のプランを明らかにする準備は整っていない。ただ成長が期待される才能ある若手を支援するという我々の信念に沿ったものになることは確かだ」
このMスポーツのシートを巡っては、2019年シーズンをヒュンダイから戦ったアンドレアス・ミケルセンや、シトロエンのエサペッカ・ラッピなどが獲得を狙っているとの見方が強い。
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