1.5Lはより過激に、2.0Lはより上質に!
加工いらずのボルトオン設計も大きな魅力
「このフェアレディZ(HS31)、凄いんです!」幻のLYクロスフローをRB20Eヘッドで再現!?
キット設定のない車種のスーパーチャージャーチューニングを得意とする、若手チューナー前塚代表率いる“カーメイキングレヴュー”。
これまで様々な車種のスーパーチャージャー仕様を世に送り出してきた同社だが、その中でも大ヒット作となったのが、今回紹介するロードスター/ロードスターRF用のシステムだ。
キットの核を担うのは、増幅装置にトルク感応式トラクションドライブを採用したHKS謹製のGT2スーパーチャージャーだ。
目標出力に応じて数種類のサイズが用意されているが、レヴューが選んだのは2.0Lクラスに最適なGTS7040L。腰下の強度を懸念してリストリクターで47φまでコンプレッサー入口を絞ってパワーを制限している。
製作で最も苦労したのは、動力源となるクランク軸からのベルト回し。純正の位置ではどうやってもコンプレッサーにベルトを直線的にかけることができなかったため、純正クランクプーリーの手前にコンプレッサーベルト用のオリジナルプーリーを重ねて配置している。
インタークーラーは既製品でちょうど良いサイズが無かったため、こちらもコアから吟味してオリジナル製作。純正バンパーにジャストフィットするサイズだ。
重要なエンジンマネージメントは、1.5Lも2.0LもECU-TEKが担う。セッティング精度を高めるために、圧力センサーは高性能タイプへ変更している。
このキットの効果は強烈で、1.5Lの場合(青)は最高出力203ps/5600rpm、最大トルク27.3kgm/5000rpm。2.0L(赤)では最高出力233ps/5400rpm、最大トルク33.7kgm/4900rpmを発揮。もちろん実測値だ。
スーパーチャージャーは駆動力をクランク回転に依存する。つまり、回転数の高まりと共にブースト圧も上がっていき、トップエンドで最大ブースト値(=ピークパワー)に達するパワーカーブを描く。そのため乗り味もターボのような唐突感やラグはなく、NAの延長線上で排気量アップに近いフィーリングとなるのもポイントだ。
スーパーチャージャー化に伴って必要になるプラスαの要素は、バッテリーの小型化(19サイズ)とプラグの熱価を上げることくらい。燃料系はポンプもインジェクターもノーマルのままで対応できるようにセットアップされている。
キット価格は1.5L用が69万8000円(ND5RC用)、2.0L用が79万8000円(NDERC用)。そこにROMチューン(圧力センサー付きで12万5000円)や取り付け工賃(15万円)などが加わると、トータルは100万円辺りとなる。
なお、このキットに合わせてレヴューでは独自のエンジンオイルクーラーキットも開発(9万8000円)。19段のチューブコアとテフロンケブラー製の高性能ホースを使った自信作だ。
排気側に一切手を入れることなく、吸気側だけで完結できるこのスーパーチャージャーキットは車検も問題なくパスできる。つまり時代にあった最強のパワーチューニングなのである。
●取材協力:カーメイキングレヴュー 千葉県袖ヶ浦市長浦580-74 TEL:0438-60-3133
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みんなのコメント
価格に反映されてますね。
昔(30年程前)、KPに 徹夜でSKのボルトオンターボを組みつけたことを思い出します。
NDのコンパクトさで230psって爽快でしょうね。