<CX-5とCX-60の違いがいまひとつわかりにくい?>
コンパクトサイズからラージサイズまで、豊富なラインナップを誇るマツダのSUV。その礎を築いた存在といえば、2012年に初代が登場した「CX-5」です。現行モデルは2017年にデビューした2代目。carview!新車カタログでも常にトップクラスのアクセスランキングを誇る人気SUVです。
それに対して、いま最も旬なマツダ車ともいえるのが新型SUVの「CX-60」。2022年9月にデビューしたばかりで、エンジン縦置きプラットフォームを採用するなど、マニアのハートを刺激するマツダらしい成り立ちも話題となっています。
>>マツダ「CX-5」が一部改良。新色「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」を追加、価格は276万6500円から
この両車、車名の数字がひと桁かふた桁かという違いもあり、一般的には少し立ち位置が把握しにくいのも事実。そこで、あらためて両車のサイズやパワートレイン、価格帯などの違いを明らかにするとともに、購入対象として比較検討してみたいと思います。
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<CX-5のほうがボディやエンジンが大きく価格も高いが…>
まずボディサイズですが、簡単にいってしまえばCX-5の方が小さく、CX-60の方が大きいです。
・CX-5|全長4575mm×全幅1845mm×全高1690mm
・CX-60|全長4740mm、全幅1890mm、全高1685mm
CX-5が小さいといっても、日本の道路環境では十分に大きなサイズといえるでしょう。むしろと、人によっては持て余してしまうほどの大きさです。
次にパワートレインです。
・CX-5|2.0Lと2.5Lの直4ガソリン、2.2Lの直4ディーゼルターボ
・CX-60|2.5Lの直4ガソリン、3.3Lの直6ディーゼルターボ、3.3Lの直6ディーゼルターボ・ハイブリッド、2.5Lの直4ガソリン・プラグインハイブリッド
価格帯は、やはりボディサイズや排気量に勝るCX-60の方が明らかに高く、直接的な比較対象にはなりにくいのも事実です。
・CX-5|276万6500円~417万100円
・CX-60|299万2000円~584万6500円
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<2.5LガソリンのベースグレードはCX-60のほうが安い>
ただし、両車で唯一パワートレインの仕様が共通している、2.5Lの直4ガソリンエンジンだけを比較してみるとどうでしょうか。横置きか縦置きかの違いはありますが、両車のラインナップは以下の通りとなります。
CX-5
・25S Lパッケージ|328万9000円(FF) 352万円(4WD)
・25S スポーツアピアランス|335万600円(FF) 358万1600円(4WD)
CX-60
・25S Sパッケージ|299万2000円(FR) 321万7500円(4WD)
・25S Lパッケージ|341万5500円(FR) 364万1000円(4WD)
・25S エクスクルーシブモード|384万4500円(FR) 407万円(4WD)
注目すべきはCX-60にエントリーグレードとして設定されている「25S Sパッケージ」の存在です。なんとCX-5の「25S Lパッケージ」よりも安い価格設定になっているではありませんか。
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<CX-5のLパッケージは豪華装備が盛りだくさん>
価格差の理由はCX-5の「L」パッケージの方がCX-60の「S」パッケージよりも豪華な装備類が備わるからなのですが、ではCX-5の「L」パッケージに備わる主な上級装備をピックアップしてみましょう。
・レザーシート
・運転席10ウェイパワーシート
・助手席8ウェイパワーシート
・運転席&助手席シートヒーター
・リアシートヒーター
・IRカットガラス(フロントとフロントドア)
・19インチアルミホイール
・アダプティブLEDヘッドライト(CX-5は全車に標準装備)
・レーンキープアシスト(CX-5は全車に標準装備)
まだまだたくさんあるのですが、主なところですと以上のような感じです。
逆の見方をすると、CX-60の25S「S」パッケージの方は、シートがファブリックで手動調整式、インパネの加飾もやや簡素で、ホイールは18インチが標準装備となります。
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<ACCはどちらも標準だがCX-60のベース車は簡素な印象も>
また、予防安全・運転支援システムに関しては、CX-60の方がより新しい技術を搭載していますので単純比較はできませんが、CX-60の25S「S」パッケージは多くの機能がオプション設定となっていることに留意すべきでしょう。
需要が高いであろう全車速追従機能付きのレーダークルーズコントロールは両車ともに標準装備。ナビゲーション機能はSDカードの形でディーラーオプションとして提供される点も共通しています。
多少簡素な作りでもガマンできる、むしろ付加価値的な装備類は無用、といった価値観のユーザーにとっては、CX-60の「25S S Package」はバリューの高いグレードといえるでしょう。このように、ときには上級車種の低位グレードと、低位車種の上級グレードを比較してみるのもおもしろいものです。ぜひ参考にしてみてください。
>>マツダ CX-5のユーザーと専門家のレビューをチェックする
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文:小林 秀雄
写真:
1~4枚目:マツダ CX-5
5~9枚目:マツダ CX-60
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みんなのコメント
価格の逆転といっても、同じレベルのグレードじゃなくて、CX5の上級グレード(Lパケ)とCX60 の最廉価盤を比較してるだけ。同じなのは排気量だけじゃん。
さらに、
<CX-5のほうがボディやエンジンが大きく価格も高いが…>←ちゃんと校正してから記事にしろよな!
そりゃ60のほうが安いだろ