■新型エレクトリファイドスポーツが登場
レクサスのインドネシア法人は、現地で開催されたインドネシア国際オートショー(会期2024年7月18日~28日)で、レクサス新型「Electrified Sport Concept(以下、新型エレクトリファイドスポーツ)」を初公開しました。
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レクサスには、電動化のポテンシャルを最大限に活用し、走る喜びを提供する「Lexus Electrified(レクサス エレクトリファイド)」というブランドビジョンが存在します。
新型エレクトリファイドスポーツはそんなブランドビジョンに沿ったモデルの一つで、BEV(バッテリーEV)の次世代スーパースポーツカー。
2021年12月にトヨタが日本で開催した「BEVに関する説明会」で世界初公開、その後世界を巡業しています。
“レクサスのスーパーカー”という姿に、レクサスが2009年に500台限定で発売し、伝説的存在となったスーパースポーツモデル「LFA」の後継モデルなどともいわれ、“LFA2”などとも呼ばれています。
エクステリアは極端に長いロングノーズの美しいスタイルが特徴的。また、登場当時レクサスブランドで象徴的だった、糸巻きの形を模したグリル「スピンドルグリル」は存在せず、新型RXやRZなどの最新のレクサス車から始まった、ヘッドライトまわりなど含めプロポーション全体で示すフロントアイデンティティ「スピンドルボディ」の新たな表現が用いられています。
この美しいデザインは、カリフォルニア州のデザイン施設「CALTY(キャルティ)」で作られたものだといいます。
詳細なスペックは不明ですが、バッテリーは全固体電池を採用するほか、0-60mph(0-96km/h)加速のタイムは2秒台前半、航続距離が430マイル(約692km)を超えるスペックとなることが想定されているといいます。
また駆動方式は電動パワートレインのダイナミックなポテンシャルを最適化する「DIRECT4」を搭載します。
インテリアでは、ハンドルと前輪の機械的な接続をなくしたステアバイワイヤシステムとして、異形ステアリングの「ワンモーショングリップ」を採用。これにより、より簡単かつ正確に操作可能になることで新たなドライビングが体験できることに加え、低速域での俊敏性や高速走行時の安定性向上も期待されます
そして、“BEV用のMT(マニュアルトランスミッション)”も搭載する可能性もあるとされ、ユーザーの期待感を高めています。
実はレクサスは、この“BEV用MT”をすでにUX300eのテスト車両に搭載して走行する映像を公開しており、その開発はかなり進んでいるようなのです。
動画を見ると、シフトチェンジとともに走行サウンドが変化するなど、通常のMTと同じような感覚を味わうことが可能となっており、BEVであっても、走りの楽しさを味わえる工夫が凝らされています。
遂にインドネシアでも展示された新型エレクトリファイドスポーツですが、いまだ市販化について、詳細な情報は語られていません。今後の動向に注目です。
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使えばいいのに。