我らがホンダが創業75周年を迎える今年、各地にある事業所でそれを記念したお祭りを開催。屋台はもちろん、これまでホンダが手掛けたカブや初代シビック。それに海外でしか販売していない貴重モデルに、船外機までホンダのすべてがわかる激アツの内容なのだ。夏休みに是非チェックを!!!!
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
初代シビックにカブも!! アシモもいるゾ!! ホンダの歴史丸わかりの75周年記念事業所祭が激アツ
■今週末も開催!! ホンダの歴史マジで勉強なりますっ
各コンテナでホンダの取り組みを紹介。写真はシビックタイプRのエンジンやボディパネルの製造風景を写真でチェックできる仕様に
自動車メーカーは全国各地(もちろん日本国外にも)にさまざまな工場や事業所を設けているのが一般的で、もしかしたら近所に自動車メーカーの工場や事業所がある、という読者の方もおられるかもしれない。
そんな多くの工場や事業所を抱えるメーカーのひとつであるホンダでは、定期的に各事業所で“お祭りイベント”を開催し、地域住民を中心に多くの来場者を集める一大イベントとなっている。
近年では新型コロナウイルス感染症の影響もあって開催を断念していた経緯もあったが、2023年は数年ぶりに各地で開催!!
さらに今年はホンダ創立75周年記念も重なって、お祭りイベントに75周年イベントも帯同していて見どころ満点となっている。
今回は5月に浜松市にあるトランスミッション製造部の敷地内で開催された「浜松春まつり」に足を運んで75周年イベントをチェックしてきたので、その内容をご紹介しよう。
なお、すでに終了してしまった事業所イベントもあるが、今後は以下の地域と日程でイベントが開催される予定!! 気になった人はぜひ足を運んで見てはいかがだろうか。
8月6日(日) 本田技研工業 埼玉製作所より五完成車工場
8月26日(土) 本田技研工業 熊本製作所
9月3日(日) 本田技研研究所(栃木)
■地域のお祭りとは規模が違う! 事業所イベント
こちらはアコードベースのUR-V。ヴェゼルの兄貴分的サイズで後席はベース車譲りの広すぎるスペースが自慢!! ちなみにエンジンは3.7Lターボとワクワクするパワートレインを搭載
今回お邪魔した浜松春まつりが開催されたトランスミッション製造部は、ホンダ初の2輪車である「ドリーム号」が生まれた地。
現在はホンダのハイブリッド車に搭載されるe:HEVの2モーターハイブリッドシステムなどを手掛けている場所だ。
その工場の敷地をほぼすべて使用して開催された春まつりでは、多くの出店などはもちろんのこと、スタンプラリーやNSX&honda eの同乗体験。
ジムカーナ同乗体験やキッズバイク体験イベントなど、ホンダらしいプログラムのほか、中央のメインステージが設けられたグラウンドではBBQが可能なスペースとして開放。
多くの参加者が食材やBBQコンロなどを持ち込み、思い思いに楽しんでいる姿が印象的だった。
■目玉は懐かしのクルマたち!! 各事業所の取り組みも一挙に
懐かしのS600も。ボディ全体はもちろんオープンモデルともなれば内装まで隅々チェックできるのだ
そして2023年の事業所イベントの最大の目玉とも言えるのが、ホンダ創立75周年を記念した展示物たちだ。
「75 Honda Spirit Box」と名付けられたコンテナには、全国各地にあるホンダの事業所が自社の行っている業務をテーマに、思い思いの展示。各事業所がどんなものを扱っていてどんな想いがあるのかを一目で体感することができる。
これは一般来場者にはもちろん、意外と他の事業所のことについて詳しく知らないホンダ社内の人間にも好評とのことで、横のつながりを強固なものにしてくれる素晴らしい展示となっていた。
■北米仕様のアコードも!! 日本未発売車も多数いるゾ
USアコードは北米からイベントのために来日!! 現地イベントでも活躍中のためフツーに動いてしまう状態なのも衝撃!!!!
そして今回、最も注目度が高い展示となっていた「75 Honda Global Heritage」のコーナーでは、創立から現在まで、ホンダがチャレンジを続けてきた歴史をテーマごとに展示し、過去、現在、未来を一挙にわかるカタチなのだ。
ここに展示された車両などの詳細は別途ご紹介する予定だが、ホンダコレクションホールでも展示されているおなじみの歴史的な車両だけでない。
このイベントのためにアメリカの現地法人から借り受けたものや、海外専売車の中にはこのイベントのために購入したものもあるという気合いの入れっぷりなのだ。
グローバルな視点での歴史ということもあり、日本ではなかなかお目にかかることができないモデルも。
現行モデルでも海外専売車などを間近に見ることができることはほとんどないため、クルマ好きとしてはこのチャンスを逃すという選択肢はないハズだ。
なお、75周年イベントは当然ながら今年だけのものとなるが、事業所イベントは毎年開催予定とのことなので、今年は開催済の鈴鹿製作所や和光ビル、今回足を運んだトランスミッション製造部などの事業所イベントにも足を運んでみてはいかがだろうか。
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