現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【日本上陸】フェラーリ新型「F8スパイダー」 F8トリブートのオープン版 内装/細部を撮影

ここから本文です

【日本上陸】フェラーリ新型「F8スパイダー」 F8トリブートのオープン版 内装/細部を撮影

掲載 更新 2
【日本上陸】フェラーリ新型「F8スパイダー」 F8トリブートのオープン版 内装/細部を撮影

アルジェント・ニュルブルクリンクの個体

text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

【画像】フェラーリF8スパイダー詳細画像 ルーフ開閉動作【実車】 全73枚

撮影協力:ニコル・コンペティツィオーネ

昨年の3月に発表されたF8トリブートのオープン・トップ版、「フェラーリF8スパイダー」は、9月に公開された。

上場以降のフェラーリ社は数多くのニューモデルを予告しており、その一環としてこれまでのスパイダーの発表タイミングより約半年も早く送り出されている。

そうしたなかでデビュー間もない「F8スパイダー」が、フェラーリ正規ディーラーのカスタマー向けプライベート・プレビューのために日本へ上陸した。

年末に紹介した「フェラーリ812 GTS」に一足遅れてやってきた「F8スパイダー」の外装色は、シックなアルジェント・ニュルブルクリンク(シルバー)。

シャープなラインでメカニカルなスタイリングの「F8スパイダー」に似合ったボディカラーといえ、マラネッロのスタッフもその辺を意識して送って来たに違いない。

リトラクタブル・ハードトップ 488から踏襲

「F8スパイダー」はクーペ仕様の革新的テクノロジーによる卓越したパフォーマンスはそのままに、リトラクタブル・ハードトップによるオープンエア・モータリングを楽しめる究極のミドシップ8気筒モデルである。

リトラクタブル・ハードトップは、458スパイダーに始まる構成を受け継ぐもの。

2分割化されたルーフパネルは、ヘッドレストの後方に伸びる往年のレーシング・スポーツカーに備わっていたフェアリング風のカウル部分が開き、その下に収められる。

またリア・ウインドウまわりの造形はディーノ206 gtや308 GTBを象徴するトンネルバック・スタイルが受け継がれた。

トップの開閉はフロア・コンソールにあるスイッチで簡単に操作でき、要する時間はわずか14秒。45km/h以下の速度であれば走行中でも開閉可能だ。

左右のフェアリングの間には、オープン時にキャビンへの風の巻き込みを防ぐ電動式ウインド・ストッパーを兼ねるリア・ウインドウも備わるので、快適なオープンエアモータリングを楽しめる。

デザインはF8トリブート踏襲

リトラクタブル・ハードトップ以外のデザインは、ベルリネッタの「F8トリブート」を受け継ぐ。

8気筒ベルリネッタの始祖である308 GTBのモチーフをイメージしたサイドインテークや、丸型4連テールランプは健在だ。

スーパースポーツの命といえる空力デバイスはノーズに備わるSダクトや、リアのブロウン・スポイラーがスパイダーにもそのまま受け継がれた。エアフローをコントロールすることにより、大きなダウンフォースを得ることに成功している。

エンジンのエアインテークはリアのブロウン・スポイラー前の左右に設けられ、エンジンに送られるエアフローの効率が大幅に改善された。

V8ターボ 720ps発揮

搭載される3.9L V8ターボ・エンジンは「F8トリブート」と共通で、最高出力720ps、最大トルクは78.5kg-mを発生する。レブリミットの8000rpmまで、勢いをそぐことなく回し切る「ウォール・エフェクト」が採用されたのがニュースだ。

トランスミッションは、7速のデュアルクラッチ式のみを用意。乾燥車重はベルリネッタの1330kgに対しスパイダーは70kg重い1400kgとなるが、前モデルとなる488スパイダーより20kg軽量化されている。

また前後重量配分は41.5:58.5と発表されている。

パフォーマンスを見ると、0-100km/h加速2.9秒、最高速340km/hというもので、ベルリネッタと変わらぬ数値が発表されている。ただし0-200km/h加速はベルリネッタの7.8秒に対し、スパイダーは8.2秒と発表された。

フェラーリF8スパイダー スペック

価格:3657万円
全長:4611mm
全幅:1979mm
全高:1206mm

最高速度:340km/h
0-100km/h加速:2.9秒
車両重量:1400kg
前後重量配分:41.5:58.5

パワートレイン:3902ccV8ターボ
使用燃料:ガソリン
最高出力:720ps/8000rpm
最大トルク:78.5kg-m/3250rpm
ギアボックス:7速デュアルクラッチ

こんな記事も読まれています

昭和世代じゃなくてもグッとくる!?  ちょい[イケてるクルマ]にまつわる言葉8選
昭和世代じゃなくてもグッとくる!?  ちょい[イケてるクルマ]にまつわる言葉8選
ベストカーWeb
新型エルグランド大胆妄想!! アルファードに勝つために必要な性能と価格とは?
新型エルグランド大胆妄想!! アルファードに勝つために必要な性能と価格とは?
ベストカーWeb
なぜ「SLS AMG」は比類なきスポーツカーだったのか? メルセデス・ベンツとAMGが注いだコスト度外視の革新的技術とは
なぜ「SLS AMG」は比類なきスポーツカーだったのか? メルセデス・ベンツとAMGが注いだコスト度外視の革新的技術とは
Auto Messe Web
MotoGPスペインGPプラクティス|王者バニャイヤ、レコード更新し初日最速。マルク・マルケス3番手
MotoGPスペインGPプラクティス|王者バニャイヤ、レコード更新し初日最速。マルク・マルケス3番手
motorsport.com 日本版
トヨタ・ランドクルーザーの中核モデル「250」シリーズが発売。特別仕様車のZX“First Edition”とVX“First Edition”も設定
トヨタ・ランドクルーザーの中核モデル「250」シリーズが発売。特別仕様車のZX“First Edition”とVX“First Edition”も設定
カー・アンド・ドライバー
ボルボ「XC40」仕様変更&プレミアムな装備を採用した特別限定車を発売
ボルボ「XC40」仕様変更&プレミアムな装備を採用した特別限定車を発売
グーネット
日産 新エネルギー車のコンセプトカー4車種をお披露目 北京モーターショー【動画あり】
日産 新エネルギー車のコンセプトカー4車種をお披露目 北京モーターショー【動画あり】
グーネット
ホンダ 新EVシリーズ第2弾 新型「e:NP2」「e:NS2」発表 北京モーターショー
ホンダ 新EVシリーズ第2弾 新型「e:NP2」「e:NS2」発表 北京モーターショー
グーネット
エンジン版と共有部品ナシ! ポルシェ・マカン・エレクトリックへ試乗 ちゃんと「らしい」 航続500km以上
エンジン版と共有部品ナシ! ポルシェ・マカン・エレクトリックへ試乗 ちゃんと「らしい」 航続500km以上
AUTOCAR JAPAN
3時間で争われるスーパーGT第2戦富士の持ち込みタイヤ数と義務ピット回数が発表。モラルハザードは1名が適用
3時間で争われるスーパーGT第2戦富士の持ち込みタイヤ数と義務ピット回数が発表。モラルハザードは1名が適用
AUTOSPORT web
F1、2025年に向けてポイントシステム変更を検討。12位まで対象を拡大か
F1、2025年に向けてポイントシステム変更を検討。12位まで対象を拡大か
AUTOSPORT web
「30万円」の大幅値下げ!? 鮮烈レッドの「新型セダン」発表! 爆速の「超高性能モデル」も新設定! 今あえて「値上げラッシュ」に逆行した理由とは
「30万円」の大幅値下げ!? 鮮烈レッドの「新型セダン」発表! 爆速の「超高性能モデル」も新設定! 今あえて「値上げラッシュ」に逆行した理由とは
くるまのニュース
急拡大! BYDの高級車ブランド「方程豹」 無骨SUV&華麗スポーツカー発表
急拡大! BYDの高級車ブランド「方程豹」 無骨SUV&華麗スポーツカー発表
AUTOCAR JAPAN
約20年ぶりのBTCCフル参戦に臨む元世界王者ロブ・ハフ「カローラはかなり快適だ。でも忙しいね!」
約20年ぶりのBTCCフル参戦に臨む元世界王者ロブ・ハフ「カローラはかなり快適だ。でも忙しいね!」
AUTOSPORT web
アウディの電動SUV『Q6 e-tron』に105mm長い「L」
アウディの電動SUV『Q6 e-tron』に105mm長い「L」
レスポンス
においを出すSUVだと…? ホンダの新SUVは至れり尽くせり? 中国でEV攻勢へ
においを出すSUVだと…? ホンダの新SUVは至れり尽くせり? 中国でEV攻勢へ
乗りものニュース
「市販します」トヨタのEV“bZ”シリーズ新型2車種 Z世代向け&ファミリー向け スタイルはっきり分ける
「市販します」トヨタのEV“bZ”シリーズ新型2車種 Z世代向け&ファミリー向け スタイルはっきり分ける
乗りものニュース
三菱「新型“精悍”コンパクトSUV」発表! 斬新マスクがカッコイイ! 新型「ASX」マイチェン版 欧州で発売へ
三菱「新型“精悍”コンパクトSUV」発表! 斬新マスクがカッコイイ! 新型「ASX」マイチェン版 欧州で発売へ
くるまのニュース

みんなのコメント

2件
  • 第一印象がフェラーリらしくない
    McLarenを完全に意識しているデザインだな・・・
  • サイドシルとか低くて普通に乗れる(自分が体験したのは458)車なのが悔しい…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3657.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4380.05480.0万円

中古車を検索
F8スパイダーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3657.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4380.05480.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村