イタリアやフランスでは14歳から運転可能!
ステランティスの伊ブランド、FIAT(フィアット)は、同ブランドの超小型車「トポリーノ」が、ドイツの自動車誌「アウト モーター ウント シュポルト」が選ぶオートニス・アワードのミニカー部門で「2024年ベスト・ニューデザイン賞」を受賞したと発表。ネットにはさまざまな反響が寄せられていました。
【画像】「え...」可愛すぎる! これがネットで反響を呼ぶフィアット新型「トポリーノ」です(30枚以上)
トポリーノは、1936年に登場したフィアット初代「500」の愛称として知られています。ハツカネズミを意味するトポリーノは、小柄なボディでキビキビと走り回り、さらに独特な愛らしいフロントフェイスからその愛称で呼ばれました。
初代500は第2次世界対戦前から戦後の1955年まで生産された2シーターコンパクトモデルで、最終的には60万台を超えるヒットモデルとなりました。
それからおよそ67年を経て登場した新型トポリーノは2023年7月に世界初公開、同年9月からイタリア本国で注文が開始されたモデルです。
新型トポリーノの最大の特徴は、アミ同様フランスやイタリアなどでは運転免許を必要としない超小型四輪だということです。
新型トポリーノのような超小型車(50ccエンジンカーに相当する)は、フランスにおいては1987年12月31日までに生まれた人は、運転免許なしでも運転可能で、1988年1月以降に生まれた人は、検定に合格するともらえる交通安全証明書(AMライセンス)を所持することを条件に、こちらも運転免許なしで運転できます。
AMライセンスはフランスやイタリア、ポーランド、ポルトガル、ハンガリーなどでは14歳から取得可能なため、トポリーノはそれらの国では14歳から運転することが可能となっています。
全長2530mm×全幅1390mm×全高1520mmという超小型サイズで、車両重量は485kg。搭載されるモーターの最高出力は6kW(約8.2ps)で、リチウムイオンバッテリーは5.4kWh。これにより、最高速度45km/hでの走行と、最大航続可能距離75kmを達成しています。
マイクロモビリティカーでありながら、室内は広々としています。運転席と助手席の位置をずらすことでショルダー部を広く座ることが可能で、さらに室内の収納スペースは63リッターを確保。スーツケースも収納可能だといいます。
都市部では制限速度は30km/hに制限されます。
さらに、トポリーノ・ドルチェヴィータは左右ドアのないモデルで、ルーフには取り外し可能なキャンバストップを備えています。
ベースとなるシトロエン・アミにも「マイ・アミ・バギー」というオープンモデルの限定車がありますが、マイ・アミ・バギーはドアのかわりにスチールパイプを用意するのに対し、トポリーノ・ドルチェヴィータは1本のロープで車外と車内を分けているのが特徴です。
クローズドとオープンの2種類のボディがありますが、ボディカラーは1色、インテリアも1種類、ホイールデザインも1種類とシンプルな構成となっています。
レトロな雰囲気で大人気のフィアット新型「トポリーノ」ネットでの反響は?
そんなフィアット新型「トポリーノ」について、ネットではさまざまな声が見て取れます。
「これ普通に軽ぐらいのエンジン積んで日本で売ったら売れるだろうね」、「デザインもおもしろい、1人で乗るには全然問題ない」、「こういう、レトロでかわいい軽自動車が欲しい」、「このような可愛い車ばかりが走っていると楽しそう」といったポジティブな意見が多数見られます。
一方、ネガティブな意見としては、「最低限のホイールベースは無いと怖いわ」、「日本で出せ出せいう人多いけど、日本は軽自動車あるから売れないですよ」、「キャリアに載せた買い物袋から大根、白ネギ、リンゴが落ちる未来が…」などが見られます。
レトロで可愛いデザインや使い勝手を好意的に受け止める人が多くいる一方、ネガティブにとらえる意見もあり、賛否が分かれているようです。
イタリアでの車両価格は9890ユーロ(日本円で約156万円)。月々わずか39ユーロ(日本円で約6000円)で48か月乗ることが可能です(頭金2582ユーロ:約40万円が必要)。
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みんなのコメント
8.2psとか原付エンジンレベルの電気モーター前提の車だぞ
ネタでもそういうのはいい加減にしないと「こういうのを入れたら危険だな」って思われるだけで、超小型モビリティを推進してほしい自分からするとかなり迷惑