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ボルボがCO2排出量削減につながる通年用リチャージタイヤを電気自動車に標準装備

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ボルボがCO2排出量削減につながる通年用リチャージタイヤを電気自動車に標準装備

ボルボ・カーズは、北欧・中欧において年間を通じて使用可能なリチャージタイヤを電気自動車に標準装備する。

ボルボ・カーズは、夏用タイヤや冬用タイヤよりも幅広い天候や路面状況に安全に対応できるタイヤを1セット使用することで、年に2回のタイヤ交換を無くし、ユーザーの負担を軽減するとともに、CO₂排出量を削減することを目指す。

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リチャージタイヤは、通年用タイヤとしては初めてAクラスのエネルギー効率を達成したタイヤで、この技術革新は、より持続可能な製品を提供することで業界をリードしたいというボルボの考えに沿ったものという。

リチャージタイヤを装着して電気自動車のボルボXC40を走行させた場合、冬用タイヤを装着して走行した場合と比較して、エネルギー消費量を最大8%削減し、平均航続距離を伸ばすことができる。

1年を通して1セットのタイヤを使用するユーザーが増えれば、アルミホイールの生産量を減らすことにも繋がり、気候変動への影響を軽減することが可能だ。

「電気自動車では、タイヤの転がり抵抗を少なく保つことが従来の内燃機関を動力源とする車両よりも重要で、それは電力消費量と航続距離に大きな影響を与えます。通常、この特性は夏タイヤに限られていますが、リチャージタイヤを使用することで、冬の間もこの特性を維持し、お客様と環境への明確なメリットを実現します」とボルボ・カーズ・サステイナブル・センターのギゼラ・ブロンクビスト氏はコメントしている。

ヨーロッパの多くの地域では、従来の夏用タイヤと冬用タイヤのセットアップが、実際の天候や道路状況に合わせて最も安全な選択肢であるとは限らない。

ボルボ・カーズのセーフティエキスパートは、気温が0度前後で乾燥していたり、湿っていたりするような状況では、従来の夏用タイヤや冬用タイヤを使用するのは安全性が低いと指摘しており、このような状況では、リチャージタイヤが最も安全な選択肢となる。

リチャージ・ラインナップのために特別に開発されたリチャージタイヤは、1年を通して最高のバランスの安全性能を発揮し、天候や道路状況が変化するときにも優れた性能を発揮。

「完璧な世界では、毎朝起きて窓の外を見て、天気予報に耳を傾け、車を運転する前に見聞きしたことに基づいて、自分の車に適したタイヤを装着することになるでしょう」と、ボルボ・カーズ・セーフティ・センターのシニア・セーフティ・エキスパート、ヤン・イバーソン氏はコメント。

「もちろん、それはあまりにも無理なことなので、私たちは一年中お客様の安全を守るためのベストバランスな選択肢としてリチャージタイヤを提供しています」。

しかしながら、リチャージタイヤは誰にとってもベストな選択肢ではないかもしれない。冬の寒さが厳しく、雪や氷の上を走ることが多い地域に住んでいる人や、そのような地域に頻繁に足を運ぶ人には、従来のスタッドレスタイヤやスパイクタイヤが最も安全な選択肢であることに変わりはないが、それでもリチャージタイヤは選択肢の一つとして利用できる。

・電気自動車XC40リチャージでは、Cクラスのエネルギー効率を持つEU/ノルディックフリクションタイヤの代わりにリチャージタイヤを装着して走行することで、電気使用時のCO₂排出量を92g/kmから84g/km(EU-28ミックス)に削減することができる。

・リチャージタイヤは、以下の市場で、ボルボの電気自動車に標準装備される予定。オーストリア、ベルギー、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ハンガリー、アイスランド、ラトビア、リトアニア、モルドバ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、スロバキア、スイス、スウェーデン、ウクライナ。

今日現在、上記の市場では、電気自動車XC40リチャージに夏タイヤが標準となっている。

関連情報:https://www.volvocars.com/jp

構成/DIME編集部

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みんなのコメント

2件
  • タイヤメーカーの名前が書いてないのはなぜ?
    何か大人の事情でもありそうに感じる。
  • 電気自動車って重いですね?
    タイヤって重いと減るの早くて?
    見えない何かが散らばるようなイメージだけど?
    どうなんでしょうか?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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