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角田裕毅、またも上位殴り込み! 予選Q3進出で8番手。フェルスタッペンがサインツJr.とのポール争い制す|F1オーストラリアGP

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角田裕毅、またも上位殴り込み! 予選Q3進出で8番手。フェルスタッペンがサインツJr.とのポール争い制す|F1オーストラリアGP

 アルバートパーク・サーキットで開催されているF1第3戦オーストラリアGP。予選ではレッドブルのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得。RBの角田裕毅は8番手となった。

 グランプリ初日から2日目にかけて行なわれてきた3回のフリー走行で今週末の勢力図の輪郭がおぼろげながらも見えていたが、全車が同条件で走る予選でその序列が明確になった。下馬評通り、レッドブルとフェラーリがポールを争う形となった。

■「僕みたいなブレーキングができるドライバーは少ない」角田裕毅、予選ペースでは僚友リカルドを凌駕。違いを生むポイントを語る

 この前に行なわれた曇天のFP3から天候は回復し、青空がサーキット上空に広がった。セッション開始頃のコンディションは気温19度、路面温度35度という状況だった。

■Q1

 半公道サーキットが舞台ということもあり路面の改善幅は大きく、フリー走行と同様に今回はソフトタイヤ1セットで複数回アタックが可能。Q1ではコース上に留まりタイム計測を続けるというドライバーが多かった。

 ここでは今回が虫垂炎からの復帰戦となるフェラーリのカルロス・サインツJr.がトップ通過。そこにレッドブル勢が続き、4番手にもう1台のフェラーリ、シャルル・ルクレールが並んだ。Q2進出に充分なタイムを記録していた上位勢はQ1最終盤までタイム計測を行なわなかった。

 なおグランプリ2日目以降は全19台の出走となっており、Q1脱落は下位4台となった。というのも、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンはFP1でマシンを大破させてしまい、チームメイトであるローガン・サージェントのマシンを引き継ぐ形で参戦を継続。チームはスペアシャシーを持ち込んでいないため、サージェントは欠場となったのだ。Q1ではそのアルボンが7番手タイムを記録し、マシンを託された責任を果たした格好だ。

 RBの角田裕毅は1分17秒356でアルボンの後ろ8番手に。チームメイトで今回が母国戦のダニエル・リカルドは1分17秒466とQ2に進出も可能なタイムを記録したものの、ターン5でのトラックリミット違反を取られてタイム抹消。敗退決定となった。代わってハースのケビン・マグヌッセンが15番手でギリギリQ1通過となった。

 リカルドの他、ハースのニコ・ヒュルケンベルグ、アルピーヌのピエール・ガスリー、フロントウイングに破損のあったキック・ザウバーの周冠宇がQ1ノックアウトとなった。

■Q2

 Q2に進出した15台が最初の計測を終えた時点では、レッドブルのフェルスタッペンが1分16秒387で暫定トップ。こちらも地元戦となるマクラーレンのオスカー・ピアストリが2番手につけ、サインツJr.がそれに続くというトップ3だった。

 セッション後半にフェラーリ勢が新品タイヤを投入し、サインツJr.が1分16秒189を記録して上位に浮上してピットへ。上位につけるレッドブル勢と並んで、一足先にQ2のタイム計測を切り上げた。

 結局Q1に続いてサインツJr.がQ2でもトップ。ルクレールは最後のアタックで1分16秒304までタイムを改善し、フェラーリが1-2体制でQ3へ駒を進めた。

 Q2最終盤のアタックでは、当落線上にいるドライバーが新品ソフトタイヤで全力タイムアタック。角田が1分16秒791までタイム上げ、アストンマーティンのランス・ストロールも脱落圏内から抜け出したことで、メルセデスのルイス・ハミルトンが11番手に押し出されノックアウト。チームメイトのジョージ・ラッセルも10番手でギリギリ通過という状況だった。

 またアルボンはチェッカーを受けずにピットへ戻り12番手。その他、キック・ザウバーのバルテリ・ボッタス、ハースのケビン・マグヌッセン、Q2進出を“勝利”のように喜んだアルピーヌのエステバン・オコンがQ2で姿を消した。

■Q3

 迎えたポールポジションを決めるQ3。トップ10に残ったのはフェラーリ勢、レッドブル勢、マクラーレン勢、アストンマーティン勢、角田、ラッセルという面子。角田としては2戦連続でのQ3進出となった。

 Q3序盤はフェラーリ勢とレッドブル勢、マクラーレン勢が新品ソフトタイヤでコースイン。角田とアストンマーティンのフェルナンド・アロンソ、ラッセルはユーズドタイヤを履き、タイミングをズラしたストロール以外の9台がQ3最初のアタックを行なった。

 ここではフェルスタッペンが1分16秒048でトップ。フェラーリの2台が続いた。なおアロンソはターン6でグラベルに飛び出し、タイムを計測することができなかった。

 ストロールは1分17秒201で最初の計測を終了。それと同時に他の9台が最後のアタックへ向け、全車新品のソフトタイヤを履いてピットアウトしていった。

 まずはフェルスタッペンからアタックを開始。1分15秒915を記録して自身が持つトップタイムを更新した。

 サインツJr.はセクター1で全体ベストを叩き出してフェルスタッペンの暫定ポールタイムに迫るも、セクター3で自己ベストを出せず2番手止まり。トップタイムに届くドライバーは現れず、フェルスタッペンの3戦連続ポールポジションが決まった。

 3番手にはペレス、4番手にノリスが並んだ。ルクレールはセクター3でマシンの挙動が乱れてラップを中断し5番手となった。地元ピアストリは6番手だった。

 角田は1分16秒788で8番手。7番手のラッセルには0.064秒届かなかったが、アストンマーティンの2台を上回ってみせた。

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みんなのコメント

1件
  • wat********
    サインツはルクレールより 予選重視のセットアップだった、ルクレールは マックスのDRSから逃げるため、コーナーより ストレート重視
    マックスもルクレールの 前に居るために、レースペースを犠牲にして ポールを獲りに来た
    ルクレールのみ レースペース重視のままでいて、それでもポールを獲れそうだと 思っていたら、皆速くなり 責めて3番手は欲しく無理をしてアンダーを出し、ペレス 更にノリスにも行かれた
    この二人を 早めに攻略出来ても、サインツがポールからなら まだ良かったが、何時もの通りマックスがポールでは どうにも成らない
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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