チャーミングな見た目からは想像できないくらい、走らせれば痛快なMINIによるワンメイクレースの『MINI CHALLENGE JAPAN(MCJP)』ラウンド1が、2020年8月2日(日)に富士スピードウェイで開催される。
MINI CHALLENGEは英国で2002年に始まり、日本では2020年で4シーズン目を迎えた。2019年からはMINIの正規輸入を手がけるMINI Japanの公認を受け、レースとコラボしたMINIファンのためのイベントも充実するなど、年を追うごとに盛り上がりをみせている。
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今シーズンの注目は、新たに『Cooper S クラス』が設けられたことだ。『Cooper S クラス』は、ナンバー付き車両で行うNゼロ規定のクラスで、参戦車両のベースは、F56 クーパーSだ。
もちろん安全装備の装着が義務づけられるが、限りなく市販車に近いマシンで繰り広げられる戦いは、MCJPの新しい魅力となるだろう。
なお、『Cooper S クラス』の新設によって、専用パーツを数多く採用し細部にわたって“別物”の凄みに満ちたチャレンジカーよるレースは『JCW クラス』と名称が変更される。
公式予選、決勝レースともに2クラス混走となるが、1イベントで2レースを行うというレースフォーマットに変更はない。
また、最初のレース1は予選で決勝スタートポジションを決め、レース2ではレース1の順位で上位60%までを“逆さま”に入れ替えるリバースグリッドを採用することもこれまでと同様で、ワンメイクならではの白熱したバトルがさらに激しさを増すのは必至。
観戦者により楽しんでもらうための工夫が凝らされていることも、MCJPの大きな特徴だ。
コロナ禍の影響で2020シーズン初戦となるラウンド1が延期。7月12日(日)にツインリンクもてぎで行われたラウンド2のあとにラウンド1がセットされるという変則的なスケジュールとなったが、2020年のMCJPでもうひとつ注目したいのは、MINIを扱う正規ディーラーのチームの参戦だ。
MINI大田などを展開するAbe Motorsの阿部良太代表が自らステアリングを握るほか、MINI西東京、MINI杉並を運営するダイワグループも参戦する。MINIを知り尽くしたスペシャリストたちの活躍にも熱い視線が注がれる。
さらに気になる話題は、公認レーシング・シミュレーター「EM-1」を使用する『e-Motorsports クラス』の新設が発表されたことだ。
ひとりでも多くの方々にMCJP、そしてモータースポーツの魅力を届けたいという思いから、今後、一部の正規MINIディーラーやMINI専門店に公認レーシング・シミュレーター「EM-1」の導入が予定されている。MINI CHALLENGE JAPANの今後の展開からも目が離せない。
2020シーズンは全5ラウンド、全10戦が行われる。8月2日(日)のラウンド1以降のスケジュールは、ラウンド3が8月23(日)スポーツランドSUGOサーキット、ラウンド4が10月18日(日)岡山国際サーキット、ラウンド5が12月13日(日)富士スピードウェイでの開催を予定している。
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