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これがノートの「本命」か…? ノートオーラNISMO乗ったら安くて楽しくて驚いた!!

掲載 更新 34
これがノートの「本命」か…? ノートオーラNISMO乗ったら安くて楽しくて驚いた!!

 2021年8月17日、日産はノートの上級版「ノートオーラ」を発売、そして同時にノートオーラのNISMOバージョン「ノートオーラNISMO」を発表した。

 矢継早に派生車を展開する日産ノートは傍から見ていて面白い。モーターはノートオーラと同じ、だがドライブモードによって差別化を図った、というニューモデルを自動車評論家 松田秀士が駆った!

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※本稿は2021年8月のものです 8月4日試乗
文/松田秀士 写真/ベストカー編集部 撮影/佐藤正勝
初出:『ベストカー』2021年9月26日号

【画像ギャラリー】5種のカラーバリエーションとともに外観・試乗の様子をギャラリーでチェック!

■ノーマルのオーラより約26万円高いだけ!! 2WDのみの設定で価格は286万9900円

 ノートオーラのデビューから間髪入れずという印象でNISMOモデルが発表され、今秋から発売を開始。

 現行ノート同様にオーラもオーラNISMOもe-POWERモデルとなる。

基本的なデザインはノーマルのオーラを踏襲するが、パネルなどの素材にNISMOのこだわりが盛り込まれている

 そのオーラNISMOの商品コンセプトは「俊足の電動シティレーサー」で、これは日産も参戦するEVのF1、フォーミュラEにインスパイアされたものだという。

 確かに、フォーミュラEは各国の首都圏市街地で開催されている。シティレーサーはその意味も込められているのだろう。

 エクステリアはGT-Rの開発やレースで培った空力技術を証明するかのように、フロントグリルからサイドシル、ルーフスポイラーなどの専用エアロで固められている。

ノーマルのノートオーラに比べてハンドリングのレスポンスがよく上質感もある。普段の街乗りでの実用性、快適性ともに備えている

136ps/30.6kgmのモーターはオーラと同じだが、ドライブモードによりノーマルと差別化

 また前後オーバーハングが延長され(前30mm/後50mm)、全長は+80mmの4125mm。全幅はオーラと変わらず1735mm、全高は20mmローダウンされた1505mm。

 前後オーバーハングの延長は、それぞれ前後の車軸中心からの距離が延びることで、テコの原理によってタイヤへのダウンフォースが増大する効果をもたらす。高速走行での安定感を得ることができるのだ。

 ではコックピットに収まろう。試乗車にはオプションのレカロシートが装備されていた。

 筆者は2ペダルの場合、左足ブレーキを使うことが多く、コーナリング時に左足をフットレストで踏ん張らなくてもいいポジションであることが必須。つまりシートがしっかりとカラダを支えてくれることが重要。

 その点、このレカロシートは満点だ。

こちらがノーマルシート

こちらがオプションのレカロシート。39万6000円と値は張るが費用対効果は抜群だ

 オーラNISMOの動力性能はベースのオーラと変わらない。ただしECO/NORMAL/NISMOと3種類あるドライブモードのECOがオーラのSPORTモードになる。つまりNORMALとNISMOはよりスポーツモードになる。

 ただ回生ブレーキレベルはECOが一番強力で、次いでNISMO、NORMALとなるが、NORMALは通常のAT車レベルだ。

 試乗会場は追浜のテストコース。直線路では150km/h超えを記録。

 さらに80km/h前後のパイロンスラロームステージも用意され3つのドライブモード別に、アクセルON/OFFによるハンドリングの差異がハッキリと感じられ、ボディ剛性とサスペンションの正確性を伺わせる。

ノーマルオーラよりもプレミアム性の高いインテリア

 サスペンションはバネレートが前36%/後25%それぞれアップされているが、面白いことにオーラよりソフトに感じられ、実際より素直にロールし、路面の凸凹に対してホイールトラベルがよりスムーズ。

 前後のバンプラバーをウレタン製のNISMO専用形状とし、アブソーバーの減衰も専用チューニングしていることに起因。フロントのアブソーバー外筒板厚をt2.3→t2.6にアップ。

フロントバンパーに埋め込まれたLEDフォグ

リアフォグはフォーミュラEマシンをモチーフ

専用デザインの17インチアルミホイールが足下を引き締める

 リアはモノチューブ式にすることで接地性を向上。

 4本のタイヤからグリップ感が伝わってきて、安心感の高い、それでも俊敏なアジリティのあるハンドリングに仕上がっている。

 またスポーティな締まりのあるサスペンションだが、前述したように路面への追従性が高いので、結果乗り心地もよく、通勤や普段乗りにも適した実用性の高いモデルに仕上がっている。

絶妙なサスセッティング。バネレートはノーマルよりも固めているが、乗り心地は向上している

■日産 ノートオーラ NISMO主要諸元
・全長×全幅×全高:4125×1735×1505mm
・ホイールベース:258omm
・車両重量:1270kg
・パワーユニット:直3DOHC+モーター
・エンジン排気量:1198cc
・最高出力:82ps/6000rpm
・最大トルク:10.5kgm/4800rpm
・モーター出力:136ps/30.6kgm
・WLTCモード燃費:23.3km/L
・最小回転半径:5.2m
・価格:286万9900円

■メーカーオプション・セットオプションA(34万9800円)
・NissanConnectナビ
・NissanConnect車載通信ユニット
・SOSコール
・ETC2.0
・プロパイロット1.0

■メーカーオプション・セットオプションB(5万7200円)
・寒冷地仕様(ステアリングヒーターほか)
・クリアビューパッケージ

■ボディカラーは全5色
スーパーブラック以外は有料色。ガーネットレッド/スーパーブラック2トーンが8万2500円、ピュアホワイトパール/スーパーブラック2トーンが7万1500円、ダークメタルグレー/スーパーブラック2トーン&ブリリアントシルバー/スーパーブラック2トーンが5万5000円

【画像ギャラリー】5種のカラーバリエーションとともに外観・試乗の様子をギャラリーでチェック!

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みんなのコメント

34件
  • 先代ノートニスモのように、またTwitterやカーチューンで炎上するオーナーが出てくるんだろうな(笑)
  • プラスちっキーな所詮bセグの速くもない見かけ倒しで
    安くはないとか単なる宣伝記事だよね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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