■小型・軽量でどこでも設置OK! 誰でも気軽に使える後付けHUD
自動車やバイクのメーター製造・販売などを手掛ける日本精機(新潟県長岡市)は2024年12月18日、自動車用の後付けHUD(ヘッドアップディスプレイ)の「LumieHUD(ルミエハッド)を2025年2月下旬に発売すると発表しました。
【画像】後付け型ヘッドアップディスプレイ「LumieHUD」を画像で見る!
日本精機は、自動車やバイクに搭載されている純正メーターや、空調や給湯器の操作パネルなどを製造・販売している会社で、アフターマーケット用の車載メーターブランドの「Defi(デフィ)」も同社のブランドです。
同社はメーター製造・開発に付随してHUDも開発しており、今回はそのノウハウを投入し、HUDが備わらない車種でも簡単にその機能を後付けできるアイテムとしてLumieHUDをリリースしました。
HUDとは、表示装置から反射鏡、凹面鏡を介してフロントガラスに速度などの情報を表示するもので、頭を上げたまま見ることができるディスプレイということでヘッドアップディスプレイという名前が付けられています。
■2.5秒の差が生死を分ける!? HUD「LumieHUD」で安全運転を
このLumieHUDは、同社の佐藤浩一社長が目線移動の少ないHUDの安全性に着目し、交通事故防止に役立つと考えて企画したものとのことで、例えば時速60kmでの走行時、前の車両が0.1Gという緩やかな減速をした際、メーターを注視していると気付くまで4.5秒かかるのに対し、HUDであれば2秒で気付くことができるそうです。
この2.5秒の差で時速60kmの走行時には約40mも進んでしまうため、HUDの有無が事故になるか、それとも事故を未然に防げるかの境目にもなり得るというのが佐藤社長の考えです。
今回発表されたLumieHUDは、内蔵のGPSによって自車速度を割り出し、その速度を表示するものとなっており、運転に不慣れでついついスピードメーターを気にしてしまうようなユーザーにはピッタリのアイテムとなっています。
装着もUSBに接続し、見やすい位置に両面テープで固定するだけの簡単なもので、自動調光機能も備わっているため、周囲の明るさに合わせて見やすい表示をしてくれます。なお、高さや角度を調整できるスペーサーも同梱(同梱)されています。
近年では軽自動車やコンパクトカーにもHUDを採用する車種が増えてきてはいますが、上級グレードのみの設定であるなど、なかなか幅広いユーザー向けとはなっていません。
一方、LumieHUDであれば今お乗りの車両にポンとつけることができますし、クルマを乗り換えても移設が可能です。
LumieHUDの価格は2万2000円(消費税込み)で、2025年2月下旬にブルーとグレーが先行して発売され、2025年の春ごろにはアイボリーも追加される予定だそうです。
販売は日本精機のECサイトのほか、カー用品店などでも販売されるとのこと。発売に先駆けて2025年1月10日~12日に幕張メッセ(千葉市)で開催される「東京オートサロン2025」で先行展示される予定です。
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