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【懐かしの東京モーターショー 11】1987年、三菱 HSRのテクノロジーは後のVR-4やランエボに繋がる

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【懐かしの東京モーターショー 11】1987年、三菱 HSRのテクノロジーは後のVR-4やランエボに繋がる

1954年、東京モーターショーの前身である「全日本自動車ショウ」が開催されてから、2019年で65年が過ぎた。そんな東京モーターショーの歩みを、当時のニューモデルやコンセプトカーなど、エポックメイキングなモデルを軸に紹介する。今回は、1987年の第27回ショーを振り返ってみたい。

晴海で行われた最後のモーターショー。コンセプトカーの展示が増える
晴海での開催がこれで最後となった1987年の第27回ショーは、国内メーカーが内需拡大に本腰を入れ、コンセプトカーの展示が一気に増えた。トヨタ FXV-II、日産 ARC-X、三菱 HSR、スバル F642など、電子制御の能力を高め、自動制御する提案が目を引いた一方で、日産 MID4やダイハツ TA-X80など、ミッドシップによる運動性能の追求を目指したものや、トヨタ AXV-II(のちのセラ)、日産 ジュード(のちのジューク)など市販を前提にした参考出品車が数多く登場したのも、この年の特徴だった。

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■三菱 HSR(タイトル写真)
21世紀に求められる高度な走りに応えるため開発されたアドバンスリサーチ車。オーガニックデザインでCd値=0.20を達成した先進のエアロフォルムに、295psの2L 4バルブDOHCターボエンジン、フルタイム4WD、4WS、4IS、4ABS、アクティブESCなどの新技術を統合したアクティブフットワークシステムを搭載する。前後に備えた油圧稼動のエアブレーキは300km/h以上からの制動に備えたものだ。走りの機能のすべてを支援するアクティブファンクション、ナビやモニタリングシステムを司るサービスファンクション、レーザーレーダー、リアビューカメラ、Gセンサーなどによる運転支援を行うサポートファンクションなどで構成されるOCRと呼ぶ電子制御も充実している。

■トヨタ FXV-II
近未来の高性能スペシャリティカーに求められる機能を搭載した、1990年代の高性能2ドアクーペ。トヨタの新しいデザイントレンドを提唱するスーパースタビリティフォルムのボディに、ハイメカツインカム技術の結晶となる3.8LのV8 4バルブDOHCを搭載する。あらゆる路面状況や天候条件下で、シャシはより速く、より快適に、より安全に高次元のファン to ドライブを実現するため、電子制御されるアクティブエアサスペンション、アクティブ4WS、トルクスプリット式フルタイム4WD、トラクションコントロールを採用。令和の現代では普遍技術となったレーダーによるオートドライブや、車間距離制御、停車制御なども提案された。

■日産 ARC-X
個々の機能を統合制御することでこれまで以上の力を発揮させようという、インテリジェントビークルコントロールを提唱するアドバンスカー。パワートレーンは1795mmのワイドボディに3L V6DOHCのVG30DEを横置き搭載したFFベースの電子制御トルクスプリット4WDがベースとなるが、その制御にドライブbyワイヤシステム、セレクトbyワイヤ電子制御ATを採用するのが新機軸だ。加えて、新開発マルチリンクサスペンション、4WS、4WAS、電子制御LSDを搭載。あらゆる路面状況や天候条件下での安全で速い移動を目指している。

■ダイハツ TA-X80
996ccながらV6の4バルブDOHCにツインターボを装着して最高出力は130ps/9000rpmを発生するパワーユニットをミッドシップ搭載。さらに可変トルクスプリットのフルタイム4WDシステムまで装備した、スーパー リッター スポーツだった。

懐かしの東京モーターショーバックナンバー

[ アルバム : 1987年の東京モーターショー はオリジナルサイトでご覧ください ]

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