ディーゼルであってもアルピナのこだわり満載。450 NmのBIGトルクが魅力
クルマ好きにとって“アルピナ”は憧れのブランドだ。かつてツーリングカーレースを席巻した高い技術力を基にBMWをファインチューン。スポーティなパフォーマンスだけでなく極上の乗り味を実現したモデルを送り出しているからである。BMWをさらに“特別な存在”へと高める職人技は“アルピナマジック”と呼ばれている。
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だが、クオリティにこだわるだけに生産台数は少量限定。プライスタグもそれなりに高い。アルピナは、いささか敷居が高いのも確かだ。そんな中でちょっぴりフレンドリーなのが、2世代前の3シリーズ(E90型)をベースにしたD3ビターボである。
D3ビターボは2008年のジュネーブ・ショーでデビューしたクリーンディーゼル搭載モデル。日本には2009年春に150台限定で発売された。通常の3シリーズにディーゼル車が設定されたのは1世代前のF30型からだから、アルピナD3は、それに先駆けてのプレミアムディーゼルだった。パワーユニットは214ps/4100rpmの最高出力と、450Nm/200~2500rpmのビッグトルクを発生する2リッター直4ツインターボ・ディーゼル。エンジンは1基づつ丁寧に組み上げた逸品。レブリミットは5200rpmとディーゼルとしては異例の高回転に設定されていた。
ボディタイプはセダン(リムジンと呼称)/ツーリング/クーペから選べ、価格はベースモデルとなるセダン(左ハンドル・MT)で698万円の設定だった。
美しい走り! スピードが上昇するほどドライバーを魅了
D3ビターボは、アルピナの走りを、ディーゼルならではの経済性とともに味わえる存在。現在の中古車価格は300万円ほど。さっそく路上に連れ出した。
スタイリングは、スポーティな印象とアルピナらしい高級感が融合。大型形状のフロントエアダムと、独自のストライプが個性を主張する。アルミは繊細な20本スポーク。ちなみにアルピナが20本スポークにこだわるのは、「真円を実現するのに理想的なスポーク数は20本である」という考えに基づいている。
走りはビューティフル。2リッター・ディーゼルはアイドリング時こそそれなりの音を届けるが、走り始めると静粛。圧倒的なトルクと精緻な回転フィールでドライバーを魅了する。加速は力強く、際限なく伸びる印象。スピードが上昇するほど安定性が増すキャラクターと相まって、どこまでも走って行きたいと思った。
ドライバーの意のままになるパフォーマンスと、極上の乗り心地、そして適度にシャープなハンドリングの融合は、スポーツサルーンの理想形。アルピナは人生最後のクルマにふさわしい。素晴らしいクルマである。
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みんなのコメント
欲しかったが当然買える訳がなく
中古の535にスポイラーとデコライン
アルミ、リアフレームB10-3.5つけて
なんちゃってアルピナを乗ったなぁ。
人生最後の車にアルピナ、
本当そうしたい。
ましてや十数年落ちのアルピナを薦めるなんて、無責任も大概にしてほしい。